杉浦文也同棲話なんですけど、ちょっと安めのコーヒーミルを買って豆挽くときに、初めてでウキウキだったから「ミルミルミルミル」つって回してたら「何その鳴き声？」って言われて、
「妖怪コーヒーミル挽き」って適当に返したら「何か悪さする？追い出さないといけないかな？」って聞かれるので
「ずっとコーヒー挽いてる」って言ったら「それくらいならいてもいいね」っていわれるみたいななんでもない話がすきなんですよ

-------------------------------

焼きいもやさんの声がして、「あ、やきいもやさんだ！」っていったら杉浦くんが「いつも思うんだけど、あれってどうやって買うのかな」っていうから、嘘でしょ！？焼きいもを買ったことがない！？って、杉浦くんの手つかんで、「追うんだよ！」って走る

杉浦くんとおうちのソファーにすわってて、こないだ撮った証明写真クソブスで逆におもしろかったからスマホでも撮ったって言ったら見せて！っていわれるから、
やだ～！とかなんとかでじゃれついてたら、ソファーに倒れこんでしまって、杉浦くんに押し倒されてる図になってしまったんだけど、
それで、ちょっと冷静になって、目が合って、顔が近づいてくるから、うわこれキスのながれだ！って思って目を瞑ったら、なんもこなくて、あれっておもったら、
「スキあり～」ってスマホ奪われてて、「ホントだ機嫌悪そうな顔してる」って笑われてるし、なんだよ～～～！！！！！！！！って肩叩いたら、
その叩いてる腕ひっぱられて、キスされるやつ読ませてください

あの日の夜があまりにも非日常だったから、暇なときはベランダに出て外を眺めていたんだけど、全然現れないから、やっぱ夢だったのかな～ってボソッと呟いたら、何が？って上から聞こえて、え？って思ったらあの日の男がストンッてベランダの手すりに降りてきくるやつ
流石にまた非現実的すぎたからおもわず、まぼろし…？って言うと、男はプッと笑って、何それ僕のこと？現実だよ。って
んで、遠くからどこだー！って声がして、男は、またね。つって降りるやつ

-------------------------------

あれから外出てるときも空を眺めることが多くなって、今日も信号待ちしながらビルの上とか見てたら、何かがビルとビルの間を飛んでて、信号青になったのに引き返して思わず走って追ってしまう話

8つ年下の幼馴染がほんとうに昔っから杉浦くんのことが好きで好きで、杉浦くんは毎回あしらってたんだけどその子は諦めずにずっとアタックしまくっているという話があって、
成人式の日一緒にお酒飲みたいって連絡きてて、聞いたら、同窓会出席しないつもりで声かけてきたみたいで、
「さすがに同窓会は出席したほうがいいよ」と返す杉浦くん。
じゃあ同窓会は出る、その後少しでもいいから時間がほしい。と言われたので、
「少しなら」(お互い実家が近い幼馴染なので)と返すんですよ。迎えにいくから、と。

それで成人式当日、
午前中に振り袖姿の写真がLINEでおくられてきて、どう！？振り袖めちゃ重い！けどかわいくない！？って。
朝から元気だなーと笑いながら、かわいいよ。って送ってあげる杉浦くんね。(実際本当にかわいいと思っているので…)

朝が苦手な杉浦くん(イメージ)に、朝早くに予定(依頼とか)があるからモーニングコールしてって頼まれて、電話するんだけど、
「あー………おはよ……」ってスマホ越しに掠れた声がするからちょっとドキドキしつつ、「ちゃんと起きられる？朝御飯食べなね」とかいってたら、「お母さんじゃん……」と笑って、「ねえ、暫く繋いでていい？」と聞かれるので、いいよ。つってちょっと会話するんだけど(コーヒーいれる音とか生活音が聞こえたりする)、
「なんかさあ」
「うん？」
「朝、声聞くと、なんで今君が隣にいないんだろうって思っちゃう」

---------------------------

猫カフェいったら杉浦くんばかり懐かれてて、ズーーン…と落ち込んでいたら、「元気だしてほしいにゃあ」つって（自分で言ったくせに照れている杉浦くん）抱いてる猫の手をとって、彼女の手にタッチしてくれて、「多幸すぎて今この瞬間死んでも悔いなし」つったら「何言ってんの？」と引かれる話

なにかで(思い付かない)拗ねてしまった杉浦くんに、どうしたら許してくれる？ってきいたら、「僕が喜ぶことして」って言われるので、えっなんだろ…って考えるんだけど全然思い付かないでおろおろしてたら、
顔近づけてじっと見つめきて「本当にわからない？」って言うので、おそるおそるキスしてみるやつ読みたい
合ってる？って聞いたら「……足りないかな」ってキスされるやつ

-------------------------

雷がすごい日に、窓の外みてて、うわー！みて！今稲妻が見えた！ってはしゃいでたら「君怖がらないよねぇ」って言われて、まぁかわいい女の子は怖がるのがデフォだよな～って思って「怖がったほうがかわいい？」って返したら

審眼知らないフレンズに東を見せたら月経重そうと言われて書いた健全杉東「ちょっとコンビニ寄るよ」
僕は同乗者たちの同意を待たず、ロードサイドのコンビニにハンドルを切る。
「どうした、また便所か」
「腹の調子悪いのか杉浦」
助手席に座る海藤さんが怪訝そうにすると、後部座席の海藤さんがデリカシーの無い事を大声で言う。
「サイテー、セクハラ」
「なあに言ってんだ野郎のくせに」
ガハハという豪快な笑い声を背中に、僕はそそくさと車を後にした。

今月は少し早く来た。比較的規則正しいほうだけど、それでも予定日と2、3日のずれはある。ぎりぎりまだ大丈夫だと思ったから、最低限の用意しか持ってきていない。生理用品だけならコンビニで調達出来るが、痛み止めはそうも行かない。ナビでドラッグストアを探したけれど、ここは田舎の郊外でそう言う店は見つからなかった。

八杉2　某配達業者のスタッフである俺は、さまざまな家に荷物を届けている。
　それゆえに老若男女問わず色々な客と接するのだが、好みのタイプの女の子や、目の保養になる美人の部屋への配達がある日は、テンションが段違いに高くなるのだ。
　仕方ない、だって人間だし。男だもの。
　それに大変な業務だからこそ、一つや二つ楽しみがあったって許されるだろう。
　そんな不純なやる気に満ちている俺は、マンションのエントランスで制服であるポロシャツの襟を正してキャップの位置を何度も直していた。
　何故って、今から配達する先の住人に少しでもかっこいい姿を見せたいから。
　これでもウチの会社はS川男子などと言ってルックスも世間から騒がれるレベルのスタッフが多数いて、自慢じゃないけど俺もそこそこファンがついている。