深海
BluePaperCrain
DOODLE深海棲艦戦争という殺し合い・破壊され沈む艦船・痛み・苦しみ・恐怖・絶望の記憶をもとに顕現した存在
あらゆる艦船の撃沈を目的とする
会話や歌のような言葉を発したり、仲間同士で連携めいた行動をとるが、人格は無い
外部からの刺激に対して決められた行動をしているだけである
ネギとキメラ
DONE #kmt夢ワンドロワンライ【ひらり】
🔥×🚺/現パロ/社会人/恋人同士/ネギ作
支部にて公開中の「深海と棘梨」の1年後のお話です。(本作のみでもお楽しみいただけます。)
白昼の白――真っ白い何かが、視界にひらめいた。
「こんにちは~~! 今年も遊びに来ましたぁ~~!」
うら若き乙女もかくやという華やいだ声音で宣言したのは、御年五十を疾うに超えたらしい我が社の社長である。
百六十センチに届くか届かないかという小柄で可愛らしい見た目に反して、中身は社内きっての男前であり、そして我が社の歩く最高意思決定機関なのだ。
「……どうも」
そんな社長の言葉に対して絶妙な間をもって返事を返したその人――キメツ商事の品質管理担当者である冨岡さんは、例によって人目を引くブースゲートの傍らに佇んで、僅かに頭を上下させながらごく短い歓迎の言葉を口にした。
冨岡さんの属するキメツ商事と、パワフルすぎる社長が率いる我が社とは、四年前の今日この日――年に一度催される大規模な化粧品関係の展示会をきっかけとして取引が始まった。
3391「こんにちは~~! 今年も遊びに来ましたぁ~~!」
うら若き乙女もかくやという華やいだ声音で宣言したのは、御年五十を疾うに超えたらしい我が社の社長である。
百六十センチに届くか届かないかという小柄で可愛らしい見た目に反して、中身は社内きっての男前であり、そして我が社の歩く最高意思決定機関なのだ。
「……どうも」
そんな社長の言葉に対して絶妙な間をもって返事を返したその人――キメツ商事の品質管理担当者である冨岡さんは、例によって人目を引くブースゲートの傍らに佇んで、僅かに頭を上下させながらごく短い歓迎の言葉を口にした。
冨岡さんの属するキメツ商事と、パワフルすぎる社長が率いる我が社とは、四年前の今日この日――年に一度催される大規模な化粧品関係の展示会をきっかけとして取引が始まった。
はねた
TRAINING百花のあとの斑さんと奏汰さん。斑奏かなあとおもいつつ自縄自縛片思いが業なので斑さんがそんな感じです。
はながたみ 甘い匂いがする。
陽を浴びて花々は白い。一面に広がる花の色、青空との境もおぼろにかすむ。
あたりはふしぎと凪いでいるから濃密な香りが溜まりこむ。
むせかえる花いきれ、見あげれば秋の空は青く澄んでいる。
花畑にはところどころ窪みができていた。えぐれて掘り起こされた、土のなかに花びらや葉が埋まる。なかには細かくちぎれているものもあって、それらをひとつずつ手でつまむのはなかなか難儀だった。面倒なものだなあ、とぼやきつつ斑はそれらをかたわらのごみ箱に入れてゆく。
草花をとりのぞき、スコップで地面を整える。じょうろで水をやり、花弁についた泥を流す。
ふとその手元、自分のものではない影がさした。
「……どうして君は来ちゃうかなあ」
5181陽を浴びて花々は白い。一面に広がる花の色、青空との境もおぼろにかすむ。
あたりはふしぎと凪いでいるから濃密な香りが溜まりこむ。
むせかえる花いきれ、見あげれば秋の空は青く澄んでいる。
花畑にはところどころ窪みができていた。えぐれて掘り起こされた、土のなかに花びらや葉が埋まる。なかには細かくちぎれているものもあって、それらをひとつずつ手でつまむのはなかなか難儀だった。面倒なものだなあ、とぼやきつつ斑はそれらをかたわらのごみ箱に入れてゆく。
草花をとりのぞき、スコップで地面を整える。じょうろで水をやり、花弁についた泥を流す。
ふとその手元、自分のものではない影がさした。
「……どうして君は来ちゃうかなあ」
はねた
TRAINING!のときの流星隊の3年生と1年生。噴水で泳ぐってどんなきもちかしら、と考えました。
ひとは愛を食べて育つ ひなたの水はすこしぬるい。
日にさらされたせいかどこか古ぼけていて、布越しの肌にゆったりとまとわりつく。
奏汰は池のなかにいる。
学院の中庭にある池だった。円形の水盤のまんなかには噴水があって、細かな飛沫がきらきらと青空を染めていく。
石造りの池の縁に頭をもたせかけ、ぼんやりと奏汰はそのさまを眺める。
耳元でちゃぷちゃぷと水が揺れる。噴水の音が地鳴りのようにそれに重なる。
夏も間近い時分、陽射しがじりじりと髪や首筋を灼く。このままだとひからびてしまいそうだったから、水のなかに顔の半分くらいまでをつけてみる。
みどろの匂いが鼻先をかすめた。
ひとの手によって整えられた水は、懐っこいわりにどこか肌には馴染まない。すくいあげてみても薄紙一枚隔てたように皮膚のうえを滑っていくばかりで、へんな感じだなあと奏汰はおもう。海の水ならもっとしっくりくるのにと、ぱしゃぱしゃと水面をたたいて感触を確かめていると、池のそばを通りがかった生徒がびくりとしてあとずさった。
4892日にさらされたせいかどこか古ぼけていて、布越しの肌にゆったりとまとわりつく。
奏汰は池のなかにいる。
学院の中庭にある池だった。円形の水盤のまんなかには噴水があって、細かな飛沫がきらきらと青空を染めていく。
石造りの池の縁に頭をもたせかけ、ぼんやりと奏汰はそのさまを眺める。
耳元でちゃぷちゃぷと水が揺れる。噴水の音が地鳴りのようにそれに重なる。
夏も間近い時分、陽射しがじりじりと髪や首筋を灼く。このままだとひからびてしまいそうだったから、水のなかに顔の半分くらいまでをつけてみる。
みどろの匂いが鼻先をかすめた。
ひとの手によって整えられた水は、懐っこいわりにどこか肌には馴染まない。すくいあげてみても薄紙一枚隔てたように皮膚のうえを滑っていくばかりで、へんな感じだなあと奏汰はおもう。海の水ならもっとしっくりくるのにと、ぱしゃぱしゃと水面をたたいて感触を確かめていると、池のそばを通りがかった生徒がびくりとしてあとずさった。
ryuhi_k
DONEべったー掲載「星を呑んだ」シリーズ本編外の一コマ弐の後の話
前話「星呑み小話:深海に腕を伸ばす」→https://poipiku.com/315554/6015139.html
後話「星呑み小話:それは海の味がする」→https://poipiku.com/315554/6737167.html
星呑み小話:知らぬは当人のみ改めて足を運ぶと凄い里だ、と[[rb:伊呂波 > いろは]]は思った。
初めて訪れた時は、そんな事を思う余裕は無かった。そもそも、自分の意志で足を踏み入れた訳でも無い。気がついたら内部だった、というのが正直なところだ。
「ここには神様がいるからね」
勇気を出して里の者に声をかけて返ってきたのがこの返事である。この里が、山が豊かな理由はそれだと、素直に言う。この時点でもう、伊呂波は理解が追いつかない。伊呂波の育った村で、神をこんな穏やかな声で呼ぶ者はいなかった。神とは海であり、海とは生活の要だが同時に恐ろしいものだ。畏れ敬い、ひれ伏すものである。実際、それを怠った――当人達は全く心当たりが無かった事だろう――結果、全ては流され何も残ってはいない。あれから、まだ一年も経っていないのだと思うと伊呂波の息は苦しくなる。そう、苦しくなったからこうしてこの里にやって来たのだ。
2374初めて訪れた時は、そんな事を思う余裕は無かった。そもそも、自分の意志で足を踏み入れた訳でも無い。気がついたら内部だった、というのが正直なところだ。
「ここには神様がいるからね」
勇気を出して里の者に声をかけて返ってきたのがこの返事である。この里が、山が豊かな理由はそれだと、素直に言う。この時点でもう、伊呂波は理解が追いつかない。伊呂波の育った村で、神をこんな穏やかな声で呼ぶ者はいなかった。神とは海であり、海とは生活の要だが同時に恐ろしいものだ。畏れ敬い、ひれ伏すものである。実際、それを怠った――当人達は全く心当たりが無かった事だろう――結果、全ては流され何も残ってはいない。あれから、まだ一年も経っていないのだと思うと伊呂波の息は苦しくなる。そう、苦しくなったからこうしてこの里にやって来たのだ。
miro
DONE「ケロロ映画配信お祝い絵4」(2022/04/02 投稿)この令和でもう一度深海のプリンセスをファンと一緒に観られる贅沢。。メールマール登場時、毎度胸が躍るから本当に好きなんだなと実感します。
これからも2人で仲良くね。
メールが羽織っているのは原作のアレアレンジです。
VIVIX困
DONE预警:1.打着童话tag的高达paro只能让你为我的无知感到震惊。
2.高达paro,eiei背锅,rinne抗伤。
3.ca边ball
4.开放性结局
5.主要人物死亡
人类燐音x仿生人丹希
———————————————————————
宇宙是深海,逝去的幸福是浮尸。
“仿生丹希会听到燐音君在哭吗?”
【燐niki】《海上夜莺》《海上夜莺》
NO.1
你大概知道,在宇宙,椎名丹希是一个仿生人,他周围的人也都是仿生人。这故事是许多年后发生的。仿生人椎名丹希所居住的是宇宙最大最完善的飞船,用人类所能发现最坚固的材料制作。丹希听说那材料十分昂贵,比用来打造他身体的材料昂贵高上无数倍,虽然不知道自己那破破烂烂的身体又什么可参照性,但他还是忍不住伸出包裹着类硅胶材质的手去碰飞船的内壁。
同时也会忍不住偷偷透过特殊材质的玻璃看浩瀚的宇宙。
为什么呢?宇宙并没有什么好的,它只是一个漂满了陨石碎片和人类遗弃物的大型垃圾场而已。飞船里面才是幸福美好的世界,人们可以在这艘标有“天祥院”字样的飞船里看到全宇宙最先进的科技产品,一按绿色按钮就可以“生出”婴儿的保温仓、一按黄色按钮就可以无痛更换衰老器官的冰冻仓、一按红色按钮就可以释放解除一切痛苦雾气的睡眠仓。当然,还包括椎名丹希在内的仿生人们。
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你大概知道,在宇宙,椎名丹希是一个仿生人,他周围的人也都是仿生人。这故事是许多年后发生的。仿生人椎名丹希所居住的是宇宙最大最完善的飞船,用人类所能发现最坚固的材料制作。丹希听说那材料十分昂贵,比用来打造他身体的材料昂贵高上无数倍,虽然不知道自己那破破烂烂的身体又什么可参照性,但他还是忍不住伸出包裹着类硅胶材质的手去碰飞船的内壁。
同时也会忍不住偷偷透过特殊材质的玻璃看浩瀚的宇宙。
为什么呢?宇宙并没有什么好的,它只是一个漂满了陨石碎片和人类遗弃物的大型垃圾场而已。飞船里面才是幸福美好的世界,人们可以在这艘标有“天祥院”字样的飞船里看到全宇宙最先进的科技产品,一按绿色按钮就可以“生出”婴儿的保温仓、一按黄色按钮就可以无痛更换衰老器官的冰冻仓、一按红色按钮就可以释放解除一切痛苦雾气的睡眠仓。当然,还包括椎名丹希在内的仿生人们。