Recent Search
    Sign in to register your favorite tags
    Sign Up, Sign In

    物理

    ナナシ/ムメイ

    DOODLEこれだけチェンゲ。竜馬タワー合流後、最後の真ゲッター発進前くらい。早乙女博士の謎言い分となんなんこの人らの気持ちを解消したかった。
    ドラマCDや設定資料の類を一切知らずに本編だけで書いている。
    竜隼ではあるし物理的に距離が近いが、恋愛とか肉体関係とかは無い。

    ざっと書き終えてからまた弁慶に同じ役回りさせてる事に気付いたのは素直に謝りたい。
    ■ 地獄の道連れは決まってる「てめえにしてはなかなか気が利いてんじゃねえか」
     薄汚れ擦り切れそうなコートを着た男はそれを手にした時、獰猛さを喉奥に含ませたような、しかし上機嫌なのだろう笑みでそう言った。十三年前と変わらない顔で。
     じゃらりと重たい音を立てる男の手首に目を落とし、隼人は内ポケットに沈む金属の重さを感じていた。

     木星がゲッター線の太陽と化し、ガニメデが地球へと迫っていた。続いた激戦に残存する戦力も限られる人類の、文字通り必死の決戦が始まる時は間近だ。これが最後の戦いになるだろう。
     せめてもの整備をとメカニック班が各機に取り付き慌ただしい格納庫は一瞬たりとも途切れない様々な音と声に満ちている。出撃するもの達もまたそれぞれに僅かな時間を過ごしていた。緊張、焦燥、そして絶望を塗り潰そうとするかのような昂揚の渦巻く中に真ゲッターロボへ搭乗する事となる彼等もいた。
    3043

    ゆきこ

    TRAINING赤ずきんパロ、だったはずのもの。もはや別物だけど。原因は初対面の人間(狼)にお前を食べるって言われたら、ロイド君は絶対食べる(物理)って解釈するよなあと思った事。で、それに合わせて弄ってたらこんな事に。
    なお引いたお題は『赤ずきんパロディ。久々に獲物を見つけたリィン。赤ずきんのロイドに襲いかかるも、逆手に取られてしまう。“食べられる”のは、どっち?』だった。
    ロイドが狼なリィンを餌付けする話「ランディの所に届け物をしてきてもらえない?」

    ある日、エリィにそう頼まれたロイドが向かったのは、森の奥深くにある彼の住む狩猟小屋。
    もう少し町に近い所に住めば良いのに、まあ以前は俺も住んでたんだけど、などと考えながらロイドが森を歩いて行くと、目の前に犬のような耳と尻尾が生えた、ロイドよりも少し年下に見える男が立ち塞がった。

    「その手に持っている物を置いていけ!」
    「ダメだよ。これはランディへの届け物なんだ」
    「ランディ…って、あの小屋に住んでいる狩人の?…君はあの人の知り合いなのか?」
    「そうだよ。俺はロイド・バニングス。この近くの町に住んでいるんだ」
    「あ、俺はリィン…って、自己紹介してる場合か!?」
    「だってランディの知り合いなんだろ?あれ、もしかして違ったか?」
    2798