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    眠れる森の美女

    銀鳩堂

    MAIKINGフレーバーテキストが降ってきたので出力します。
    「ヤング・クロウリー」のアイデアメモみたいな感じ。
    ※「ディズニー みんなが知らない白雪姫 なぜ女王は魔女になったのか」読了。鏡を木に吊るすエピソードは本作からの本歌取りです。
    ※映画「マレフィセント」未視聴。
    ※「ディズニー みんなが知らない眠れる森の美女 カラスの子ども マレフィセント」 (講談社KK文庫)未読、発注済み。
    「ヤング・クロウリー ~始まりの物語~」出会い編ある日、茨の魔女の下僕しもべディアブロは本来の姿、大鴉おおがらすに戻り空を飛んでいた。
    と、目の隅にキラキラと美しい光が映った。
    ディアブロはからす族の例にもれず光り物に目がない。その光はとてもとても美しく、彼を惹きつけた。
    風に揺れ、さんざめく光の群れ。
    あれはなんだろう。本当に美しい。もっと近くへ。もっと、もっと!
    漆黒の翼の限り羽ばたいて、たどり着いたのは小さな民家だった。
    家の周りの木々には、大小の鏡が吊るされて光を反射している。
    なんと美しい光景だろう…。
    彼は木の一本に降り立つと、降り注ぐ光を浴びてうっとりと黄色い目を細めた。
    と、家の中から一人の人間の娘が現れた。
    その娘を見た時、ディアブロの下嘴したくちばしがかくんと落ちた。
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