神父
muku
MOURNING時間切れハロウィンジェハキジャ。吸血鬼と神父様です。そういえば去年の即席ハロウィン絵のジェハも吸血鬼だったな…
キジャ「こらっ設定を無視するな!吸血鬼は十字架に怯むものではないのか!?」
ジェハ「だってお菓子くれないんだろう?」
ハロウィンにおいては一番強いのはお菓子。
Mariposa_news
DONEHappy Halloween!!NEWS版!ヴァンパイア神父なシゲちゃんです〜
ヴァンパイアが出てくる創作物が裏テーマで、今年は某ライダーop。イメージはヴァンパイアとしての覚醒かな。
なので、オッドアイ見たくなってます。
えっぐ
DONEハッピーハロウィン🎃淳平さんは神父で、彼女ちゃんは死神をモチーフにしてみたよ⋆⸜♱⸝⋆☠
悪い顔再現できたか分からないしこの構図難しいのだ...(´・ω・`)
背景は協会的なとこです 2
kurusaki
DONE南陽神父兄弟と玄真淫魔兄弟の話。※OOC なんでも許せる人向け
時系列では№12の次の話
神父と淫魔 №15 コンコンコンと教会内にある書斎の扉を叩く音がする。
「入って良いぞ」
ノックの仕方で南風と分かっている風信が大きな机の前で座って読んでいた新聞から顔を上げた。
扉を開いてたくさんの封筒を持った南風が入ってくる。
「兄さん、郵便物」
「ありがとう」
受け取って封筒に書かれた差出人の名前を見始める。
「それと、これ……」
南風は一通、毛色が変わった封筒を眉尻下げながら差し出した。
受け取った風信は封筒の裏を見る。
何の模様も入っていない黒い封蝋印。
風信は一度目を細めてから、封を解いて中に収まっていた手紙を取り出した。
「兄さんそれ……」
「…………」
難しい顔をして手紙を読んでいる風信に南風は不安を感じた。
2629「入って良いぞ」
ノックの仕方で南風と分かっている風信が大きな机の前で座って読んでいた新聞から顔を上げた。
扉を開いてたくさんの封筒を持った南風が入ってくる。
「兄さん、郵便物」
「ありがとう」
受け取って封筒に書かれた差出人の名前を見始める。
「それと、これ……」
南風は一通、毛色が変わった封筒を眉尻下げながら差し出した。
受け取った風信は封筒の裏を見る。
何の模様も入っていない黒い封蝋印。
風信は一度目を細めてから、封を解いて中に収まっていた手紙を取り出した。
「兄さんそれ……」
「…………」
難しい顔をして手紙を読んでいる風信に南風は不安を感じた。
Kabo
MOURNING【ル次】⚠神父の三世×オオカミ男の次パロディ絵です。ハロウィン用に描き始めましたがイメージに走り過ぎて結果的に私さんには刺さらなくなりました。線画は頑張ったので供養として置いときます、どなたかのヘキに刺されば本望…。 4
kurusaki
DONE南陽神父兄弟と玄真淫魔兄弟の話。※OOC なんでも許せる人向け
神父と淫魔 №14「また来ます」
今日も扶揺と会うことを断られ南風は頭を下げて慕情に背を向けた。
扶揺が庭園から走り去ったあの日から一週間が経っている。
その間南風は毎日扶揺に会いに来ていたが一度も会わせてもらえていなかった。
――慕情さんが会わせてくれないのじゃない、扶揺が俺と会いたくないんだ――
そう思うと南風の気持ちは沈む。
どうして扶揺がかたくなに会おうとしないのか南風には分からない。
最初は突然のキスに恥ずかしがっているのかと思ったけれど、あの時の状況はそういうのとは違う。もっと深刻な理由があったのだと南風は思っていた。
――あの時の扶揺は本当に辛そうだった。そのまま消えてしまいそうなぐらい――
諦めて帰ろうと数歩進んでから、南風は足を止めて振り返る。
1577今日も扶揺と会うことを断られ南風は頭を下げて慕情に背を向けた。
扶揺が庭園から走り去ったあの日から一週間が経っている。
その間南風は毎日扶揺に会いに来ていたが一度も会わせてもらえていなかった。
――慕情さんが会わせてくれないのじゃない、扶揺が俺と会いたくないんだ――
そう思うと南風の気持ちは沈む。
どうして扶揺がかたくなに会おうとしないのか南風には分からない。
最初は突然のキスに恥ずかしがっているのかと思ったけれど、あの時の状況はそういうのとは違う。もっと深刻な理由があったのだと南風は思っていた。
――あの時の扶揺は本当に辛そうだった。そのまま消えてしまいそうなぐらい――
諦めて帰ろうと数歩進んでから、南風は足を止めて振り返る。
kurusaki
DONE南陽神父兄弟と玄真淫魔兄弟の話。※OOC なんでも許せる人向け
神父と淫魔 №13 伸ばした手は届かなかった。
すでに扶揺の背が見えなくなって大分経つのに手を上げたまま南風は立ち尽くしていた。
漸く諦めがついて、のろのろと腕を下ろし、南風は途方にくれる。
具合の悪くなった扶揺の様子が突然変わって……そこまで思いだして、南風は自分の唇に触れた。
「扶揺……」
眉尻を下げて四阿の机に置いてあったお弁当を入れていたピクニックバスケットを持って、とぼとぼと家路についた。
「ただいま」
「お帰り」
教会の裏手にある住居の扉から南風の声が聞こえたので、たまたま玄関近くの台所に居た風信が顔をだす。
「……何かあったのか?」
ひどく暗い顔で肩を落としている南風に風信は怪訝な顔をした。
朝から張り切って作った昼食用のサンドイッチをピクニックバスケットに詰め込んで、扶揺を庭園に誘うんだと嬉しそうにうきうきしながら出かけていった弟が、まるで雨に打たれた仔犬のように項垂れている。
2347すでに扶揺の背が見えなくなって大分経つのに手を上げたまま南風は立ち尽くしていた。
漸く諦めがついて、のろのろと腕を下ろし、南風は途方にくれる。
具合の悪くなった扶揺の様子が突然変わって……そこまで思いだして、南風は自分の唇に触れた。
「扶揺……」
眉尻を下げて四阿の机に置いてあったお弁当を入れていたピクニックバスケットを持って、とぼとぼと家路についた。
「ただいま」
「お帰り」
教会の裏手にある住居の扉から南風の声が聞こえたので、たまたま玄関近くの台所に居た風信が顔をだす。
「……何かあったのか?」
ひどく暗い顔で肩を落としている南風に風信は怪訝な顔をした。
朝から張り切って作った昼食用のサンドイッチをピクニックバスケットに詰め込んで、扶揺を庭園に誘うんだと嬉しそうにうきうきしながら出かけていった弟が、まるで雨に打たれた仔犬のように項垂れている。
yoshitoki105
DOODLEサージェント組 ハロウィン仮装・ポール&エルク「狼男と吸血鬼」
・エルヴィン&ポピー「魔女とカラス」「錬金術師とホムンクルス」
・ユエ&テウ「道士とキョンシー」
・ルディ&ハンス「怪盗と警官」
・シア&ハク「神父とシスター」
・ナオキ&アスカ「魔法使いと使い魔」
・このみ&こまり「アリスとチェシャ猫」
・テオ&オスカー「ぼろぼろの人形とぬいぐるみ」
・カルロス&ヘンリー「陰陽師と妖怪」 10
sutegomanitirin
DOODLEあだばなとあくた げんみ✖KPC描けた~~~~~~
通過中はずっとこれだけど、PLさんに見せてるのは元の世界のKPCなので公開できないんだよな
麦くんの場合見た目かなり変わるし(元の世界は神父服で長髪ポニテ)(世界が終わった時に邪魔になって適当に切った)
元の世界のも描くけど……
TRPG56167151
DOODLE悠悟の立ち絵まとめ(バストアップのみ)第一章:医大生
第二章:カトリック神父
第三章:後衛兵
第二の物語:書生
第三の物語:少尉
第四の物語:高校3年生
第五の物語:数学者
第六の物語:配信者
やさしい天使の殺し方:医大生/天使?
模擬戦:裁縫師5/旅人2 11
saku_____0521
DONEサキュバススレッタと神父な4号が好きすぎて旬が終わってると思いつつ、まだ一度も描いてないし、、、って思い描きました色々な方のをリスペクトした上で私が描くならこういう設定かなって感じで出来上がりました、煩悩の塊です。
何もしてませんが教育にはよろしくないはずなので未成年閲覧禁止でお願いします、何にもやましいことはしていません!!!!!!!!
pass 成人済みですか(y◯◯の3文字)
kurusaki
DONE南陽神父兄弟と玄真淫魔兄弟の話※OOC なんでも許せる人向け
時系列では№10より前の話
神父と淫魔 №12「慕情」
背後からの聞き覚えがある男の声に慕情はため息をついた。
振り返ろうかこのまま立ち去ってやろうかと考えている間に、男は慕情の隣に立つ。
「無視することはないだろう」
司祭平服を着た男は眉根を寄せて言った。
「無視されていることに気付いているなら大人しくどこかへ行け」
「可愛げがないな」
「お前に見せる可愛げなんて元々ない」
「そうだな、元から期待してないがな」
そう言う割には気に入らないらしく憮然としている。
「用はそれだけか、私は忙しい。じゃあな」
とりつく島もなく、さっさと立ち去ろうとする慕情の手首を風信は掴んだ。
振り払おうとしたが強く握られてびくともしない。
「どうせ、散歩でもしていたんだろう? 暇ならうちに茶でも飲みに来い」
3219背後からの聞き覚えがある男の声に慕情はため息をついた。
振り返ろうかこのまま立ち去ってやろうかと考えている間に、男は慕情の隣に立つ。
「無視することはないだろう」
司祭平服を着た男は眉根を寄せて言った。
「無視されていることに気付いているなら大人しくどこかへ行け」
「可愛げがないな」
「お前に見せる可愛げなんて元々ない」
「そうだな、元から期待してないがな」
そう言う割には気に入らないらしく憮然としている。
「用はそれだけか、私は忙しい。じゃあな」
とりつく島もなく、さっさと立ち去ろうとする慕情の手首を風信は掴んだ。
振り払おうとしたが強く握られてびくともしない。
「どうせ、散歩でもしていたんだろう? 暇ならうちに茶でも飲みに来い」
kurusaki
DONE南陽神父兄弟と玄真淫魔兄弟の話。※OOC なんでも許せる人向け
神父と淫魔 №11「南風」
道で歩いている南風を見かけて扶揺は飛びつくように近づいて、素早くその腕に自分の腕を回した。
上目遣いで少し甘ったるい声。
でも南風はただ笑って
「やあ、扶揺。散歩中?」
と言うだけだった。
少しは意識しろと思うが、いつもどれだけ思わせぶりな事をしても言っても南風はただ穏やかに笑っているだけ。
今まで狙った男を落とせなかった事が無い扶揺にとってはとても面白く無い。
みるみる不機嫌な顔になる扶揺に南風はクスリと笑った。
笑みの種類が変わったことに気付いた扶揺が怪訝な顔になる。
「何だ、私の顔が面白いのか」
「面白いというか可愛いなと思って」
「えっ?」
自分でも不機嫌な顔になっている自覚がある。それなのに可愛いとは?
1995道で歩いている南風を見かけて扶揺は飛びつくように近づいて、素早くその腕に自分の腕を回した。
上目遣いで少し甘ったるい声。
でも南風はただ笑って
「やあ、扶揺。散歩中?」
と言うだけだった。
少しは意識しろと思うが、いつもどれだけ思わせぶりな事をしても言っても南風はただ穏やかに笑っているだけ。
今まで狙った男を落とせなかった事が無い扶揺にとってはとても面白く無い。
みるみる不機嫌な顔になる扶揺に南風はクスリと笑った。
笑みの種類が変わったことに気付いた扶揺が怪訝な顔になる。
「何だ、私の顔が面白いのか」
「面白いというか可愛いなと思って」
「えっ?」
自分でも不機嫌な顔になっている自覚がある。それなのに可愛いとは?
kurusaki
DONE南陽神父兄弟と玄真淫魔兄弟の話。※OOC なんでも許せる人向け
神父と淫魔 №10――失敗した――
扶揺は自分の身体を抱きしめるように手を回した。
慕情から精気を分けてもらって一週間。そろそろ補給しなくてはいけないのだが慕情は夕べから外出していなかった。
そんなときに南風に街外れの庭園へ行かないかと誘われた。
本当なら断って家で大人しくしているべきだったのだけど、まだ精気が残っているし体調も悪く無いからと家を出た。
南風とたわいもない話しながらた歩くのがとても心地がよかった。
辿り着いた庭園は本当に美しく見事だった。
色とりどりの花がかなりの広範囲に広がっている。元は自然のものだったらしいが、あまりの美しさに人々が見に来るのでいくつか四阿を建てて憩いの場になっている。
南風と二人。丁度よく人が居なくて二人っきりで花の景色を楽しむ事が出来た。
1570扶揺は自分の身体を抱きしめるように手を回した。
慕情から精気を分けてもらって一週間。そろそろ補給しなくてはいけないのだが慕情は夕べから外出していなかった。
そんなときに南風に街外れの庭園へ行かないかと誘われた。
本当なら断って家で大人しくしているべきだったのだけど、まだ精気が残っているし体調も悪く無いからと家を出た。
南風とたわいもない話しながらた歩くのがとても心地がよかった。
辿り着いた庭園は本当に美しく見事だった。
色とりどりの花がかなりの広範囲に広がっている。元は自然のものだったらしいが、あまりの美しさに人々が見に来るのでいくつか四阿を建てて憩いの場になっている。
南風と二人。丁度よく人が居なくて二人っきりで花の景色を楽しむ事が出来た。
kurusaki
DONE南陽神父兄弟と玄真淫魔兄弟の話。※OOC なんでも許せる人向け
神父と淫魔 №9「扶揺」
暗い扶揺の部屋のドアを開ける。
慕情は部屋の中にすすみ、ドア側を背にベッドで丸まっている扶揺の側に立つと、肩を掴み引いて自分の方へ向ける。
廊下からの光だけでは顔色まで分からないが、目を開けるのも辛そうなのは分かった。
慕情はベッドの端にすわりシャツのボタンを外して前を開けてから、扶揺のシャツを脱がせた。それから扶揺を座らせようとしたが、一人では支えられないようですぐに倒れそうになる。
それを抱き留めて自分の身体に沿わせる。
肩に頭を乗せさせて身体をくっつける。背を擦りながらしばらくそのままでいると、不意に扶揺が動き慕情の腰に両腕を回した。
「話せるか」
「なん……とか」
精気を使い切りそうな扶揺は動けなくなっていた。
937暗い扶揺の部屋のドアを開ける。
慕情は部屋の中にすすみ、ドア側を背にベッドで丸まっている扶揺の側に立つと、肩を掴み引いて自分の方へ向ける。
廊下からの光だけでは顔色まで分からないが、目を開けるのも辛そうなのは分かった。
慕情はベッドの端にすわりシャツのボタンを外して前を開けてから、扶揺のシャツを脱がせた。それから扶揺を座らせようとしたが、一人では支えられないようですぐに倒れそうになる。
それを抱き留めて自分の身体に沿わせる。
肩に頭を乗せさせて身体をくっつける。背を擦りながらしばらくそのままでいると、不意に扶揺が動き慕情の腰に両腕を回した。
「話せるか」
「なん……とか」
精気を使い切りそうな扶揺は動けなくなっていた。
kurusaki
DOODLE南陽神父兄弟と玄真淫魔兄弟の話。※OOC なんでも許せる人向け
時系列謎な会話文 閑話休題
神父と淫魔 №74人で夕飯食べることになって集まったけど、飲み会の体になってしまった⛪😈ちゃんと⛪️👿お兄ちゃんず。
慕「扶揺、これ美味しいぞ」
扶「(受け取って一口飲む)美味しい」
慕「そうだろ」
風「(実年齢はともかく見た目は)子供が酒を飲むな」
南「(両手に大皿をもって部屋に入ってくる)料理追加持ってきた」
風・扶「おー!」
南「(テーブルに皿を置く)料理足りてる?」
風「(色々な料理がのっている複数の大皿を見て)食べきれるかわからないぐらいの量があるな……。もう良いからお前も座って食べろ」
扶「南風(自分の隣の席の座面を軽く叩く)」
南「(当たり前のように座る)」
扶「これ、美味しいから飲んでみろ(ニコニコ笑いながら慕情に渡された酒入りの渡す)」
1562慕「扶揺、これ美味しいぞ」
扶「(受け取って一口飲む)美味しい」
慕「そうだろ」
風「(実年齢はともかく見た目は)子供が酒を飲むな」
南「(両手に大皿をもって部屋に入ってくる)料理追加持ってきた」
風・扶「おー!」
南「(テーブルに皿を置く)料理足りてる?」
風「(色々な料理がのっている複数の大皿を見て)食べきれるかわからないぐらいの量があるな……。もう良いからお前も座って食べろ」
扶「南風(自分の隣の席の座面を軽く叩く)」
南「(当たり前のように座る)」
扶「これ、美味しいから飲んでみろ(ニコニコ笑いながら慕情に渡された酒入りの渡す)」
kurusaki
DONE南陽神父兄弟と玄真淫魔兄弟の話。※OOC なんでも許せる人向け
神父と淫魔 №6 穏やかな日差しの中、教会の裏手にある神父達の家の庭で風信神父と慕情がいる。
ティーカップにお茶を注ぎ、木目の綺麗なテーブルの前に座る慕情の前にそれを置いた。
「ありがとうございます」
「お口に合うと良いのですが」
穏やかに微笑む神父に内心半目になりながら慕情もにっこりと笑う。
「いただきます」
美しい所作でカップを持ち上げ一口飲んだ。
「これは……」
「いかがですか」
「美味しいですね」
「お口に合ったようで何よりです」
「とても美味しいですが、はじめて飲んだ味です。これは?」
「街の外れにある畑で栽培されている茶葉で、この街の特産物になる予定のものです」
「そうなのですね」
「私もとても美味しいと感じたのであなたにも飲んで欲しくなりまして用意しました」
1437ティーカップにお茶を注ぎ、木目の綺麗なテーブルの前に座る慕情の前にそれを置いた。
「ありがとうございます」
「お口に合うと良いのですが」
穏やかに微笑む神父に内心半目になりながら慕情もにっこりと笑う。
「いただきます」
美しい所作でカップを持ち上げ一口飲んだ。
「これは……」
「いかがですか」
「美味しいですね」
「お口に合ったようで何よりです」
「とても美味しいですが、はじめて飲んだ味です。これは?」
「街の外れにある畑で栽培されている茶葉で、この街の特産物になる予定のものです」
「そうなのですね」
「私もとても美味しいと感じたのであなたにも飲んで欲しくなりまして用意しました」
kurusaki
DONE南陽神父兄弟と玄真淫魔兄弟の話。※OOC なんでも許せる人向け
神父と淫魔 №5 教会の入口からほとんど足音を立てずに奥へと進む。
中央の通路の真っ正面。祭壇の前に佇む司祭平服を来た男の背が見えた。
教会に入ってきた男は歩みを止めることなく神父へ近寄っていく。
二人の距離が二メールを切ろうかというところで、神父は振り返った。
神父とは思えないほど体格のよい男だ。服の上からでも鍛えられているのが分かる。
髪は頭の上の位置で黄色いリボンで結われたシニヨン一つ。
おまけに左耳には金色のピアスに左目にはモノクル。
司祭平服を着ていなければ神父とは分からないだろう。
そして教会を覆い、慕情を圧してくる力を目の前の神父から強く感じる。
「どうかされましたか?」
神父は見た目に不似合いなぐらいな温和な笑みで男に問うた。
1419中央の通路の真っ正面。祭壇の前に佇む司祭平服を来た男の背が見えた。
教会に入ってきた男は歩みを止めることなく神父へ近寄っていく。
二人の距離が二メールを切ろうかというところで、神父は振り返った。
神父とは思えないほど体格のよい男だ。服の上からでも鍛えられているのが分かる。
髪は頭の上の位置で黄色いリボンで結われたシニヨン一つ。
おまけに左耳には金色のピアスに左目にはモノクル。
司祭平服を着ていなければ神父とは分からないだろう。
そして教会を覆い、慕情を圧してくる力を目の前の神父から強く感じる。
「どうかされましたか?」
神父は見た目に不似合いなぐらいな温和な笑みで男に問うた。
kurusaki
DONE南陽神父兄弟と玄真淫魔兄弟の話。※OOC なんでも許せる人向け
神父と淫魔 №4「扶揺」
呼ばれて横になっていた扶揺は億劫そうに上体を起こした。
「受け取れ」
そう言って、慕情は扶揺に何かを投げた。
扶揺は思わず受け取ってからそれを見る。
少し大きめな、吸い込まれるような闇色の石が着いたペンダントだった。
「これは?」
「神気を中和する石だ」
弾かれるように顔を上げた扶揺に慕情は小さく息をつく。
「それを持っていれば、完全にとは行かないがあの教会に行っても動けなくなることはない」
言われてみれば身体が随分楽になっている。
「兄さんは平気なのか?」
「ああ、神気に近いといっても、あれは所詮純度が高い精気なだけだからな。私には何でも無い。まぁ小さな羽虫が這うぐらいの不愉快さはあるが」
「…………地味に嫌だ」
978呼ばれて横になっていた扶揺は億劫そうに上体を起こした。
「受け取れ」
そう言って、慕情は扶揺に何かを投げた。
扶揺は思わず受け取ってからそれを見る。
少し大きめな、吸い込まれるような闇色の石が着いたペンダントだった。
「これは?」
「神気を中和する石だ」
弾かれるように顔を上げた扶揺に慕情は小さく息をつく。
「それを持っていれば、完全にとは行かないがあの教会に行っても動けなくなることはない」
言われてみれば身体が随分楽になっている。
「兄さんは平気なのか?」
「ああ、神気に近いといっても、あれは所詮純度が高い精気なだけだからな。私には何でも無い。まぁ小さな羽虫が這うぐらいの不愉快さはあるが」
「…………地味に嫌だ」
kurusaki
DONE南陽神父兄弟と玄真淫魔兄弟の話。※OOC なんでも許せる人向け
神父と淫魔 №3 扶揺がこの街に来て一月半。相変わらず色仕掛けはまったく通じない南風を腹立たしく思うものの、南風の持つ精気はあまりにも質が良くて諦めきれず隙を窺っている。
いっそ襲ってやろうかとも思ったが、見習いと言え神父。敵に回して良いことなどない。
街にいられなくなるぐらいならいいが、教会の持つネットワークで存在を広められてしまったら命が危険だ。
前の街でたらふく精気を取り込んだからもうしばらくは保つ。
とはいいつつ、つまみ食い出来そうな人間はいないかと街をぶらつく。
怪しく思われないように、街に来たばかりで色々目新しいくて見て回っている振りをして。
「扶揺」
呼ばれて振り返ると、少し離れた所からパンやら野菜やらが入っているらしい紙袋を抱えた南風が手を振っている。
1498いっそ襲ってやろうかとも思ったが、見習いと言え神父。敵に回して良いことなどない。
街にいられなくなるぐらいならいいが、教会の持つネットワークで存在を広められてしまったら命が危険だ。
前の街でたらふく精気を取り込んだからもうしばらくは保つ。
とはいいつつ、つまみ食い出来そうな人間はいないかと街をぶらつく。
怪しく思われないように、街に来たばかりで色々目新しいくて見て回っている振りをして。
「扶揺」
呼ばれて振り返ると、少し離れた所からパンやら野菜やらが入っているらしい紙袋を抱えた南風が手を振っている。
kurusaki
DONE南陽神父兄弟と玄真淫魔兄弟の話。※OOC なんでも許せる人向け
神父と淫魔 №2「神父様、どうもありがとうございました」
老女が深々と頭を下げようとするのをとどめてにこりと笑う。
「当たり前の事をしただけです。どうか気にしないで下さい」
「神父様」
「俺はまだ神父ではありません。ですから『南風』と名前で呼んで下さい」
「わかりました、南風様」
様もいらないと言いたいところだが、言えば言うほど老女はプレッシャーに感じるかもしれないと思い、南風は諦めた。
お礼をと言われて、遠慮しようとしたが申し訳なさそうな顔をするので、受け取ることにした。
抱えるほどの大きさの袋にたくさんの林檎。
美味しそうだけど兄と二人で食べきれるのかという疑問に南風は思わず唸った。
まぁ、教会には色々な人がくるし、子供達に振る舞っても良いかと気を取り直して石畳の道を歩く。
1639老女が深々と頭を下げようとするのをとどめてにこりと笑う。
「当たり前の事をしただけです。どうか気にしないで下さい」
「神父様」
「俺はまだ神父ではありません。ですから『南風』と名前で呼んで下さい」
「わかりました、南風様」
様もいらないと言いたいところだが、言えば言うほど老女はプレッシャーに感じるかもしれないと思い、南風は諦めた。
お礼をと言われて、遠慮しようとしたが申し訳なさそうな顔をするので、受け取ることにした。
抱えるほどの大きさの袋にたくさんの林檎。
美味しそうだけど兄と二人で食べきれるのかという疑問に南風は思わず唸った。
まぁ、教会には色々な人がくるし、子供達に振る舞っても良いかと気を取り直して石畳の道を歩く。
kurusaki
DONE南陽神父兄弟と玄真淫魔兄弟の話。※OOC なんでも許せる人向け
神父と淫魔 №1「くっ」
口から出ないように悪態を噛みしめて、一つに括った髪を揺らしながら扶揺は裏路地を走る。
少し離れた後方から大柄の男が二人追いかけてくる。
本来なら逃げる必要の無い相手だったが、ほとんど魔力が残っていない今では捕まれば良いようにされるだけだろう。
いくら淫事が本性であっても意に染まぬ相手と交わるほど矜持が無いわけでも、誰彼構わず喰らう悪食ではない。
忌々しい。
今は逃げるしかない己を腹立たしく思いながら懸命に地面を蹴った。
ぱんっと小気味よい音を立てて傘が開いた。
開いた拍子に雨粒が弾かれる。
さほど強い雨ではないが粒が粗くて、傘をささねばあっという間に濡れそうだった。
町の人に呼ばれて出かけてる兄が帰ってくる前に夕食の買い物を済ませて準備をせねばと南風は雨の中道を歩く。
1873口から出ないように悪態を噛みしめて、一つに括った髪を揺らしながら扶揺は裏路地を走る。
少し離れた後方から大柄の男が二人追いかけてくる。
本来なら逃げる必要の無い相手だったが、ほとんど魔力が残っていない今では捕まれば良いようにされるだけだろう。
いくら淫事が本性であっても意に染まぬ相手と交わるほど矜持が無いわけでも、誰彼構わず喰らう悪食ではない。
忌々しい。
今は逃げるしかない己を腹立たしく思いながら懸命に地面を蹴った。
ぱんっと小気味よい音を立てて傘が開いた。
開いた拍子に雨粒が弾かれる。
さほど強い雨ではないが粒が粗くて、傘をささねばあっという間に濡れそうだった。
町の人に呼ばれて出かけてる兄が帰ってくる前に夕食の買い物を済ませて準備をせねばと南風は雨の中道を歩く。