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    節分

    甘味。/konpeito

    TRAINING本日の800文字チャレンジ
    クロリン+新Ⅶ組/Ⅳ後/第二分校流節分の日の過ごし方
    「ああもう! なんで出現してくる敵がみんな鬼のお面なんかつけてるのよ!」
    「ユウナ、教官からきちんと説明を受けただろう。今日は東方由来の行事、節分というものを参考に訓練を用意したと」
     地団駄を踏むユウナへ冷静なツッコミを披露するクルトにアルティナはため息を落とした。
    「そういう話ではないかと思いますが」
    「まあまあ。これも教官からの愛の鞭、ですから」
    「それも違うと思うのですが」
     アルティナの肩に両手を置いたミュゼを見上げて否を突きつけるも、けろりと躱される。
    「んなこと置いといて、さっさと進むぞ。当然この奥にはシュバルツァーが待ってんだろうしなァ?」
     アッシュに習い、全員が目の前の扉を見つめる。
     アインヘル小要塞、最奥。Ⅶ組の面々はそれぞれの得物を構え直して突入した。
    「やっぱりリィン教官も付けてるんですか。鬼のお面……」
    「鬼役なんだ。当たり前だろう」
     げんなりするユウナとは打って変わってリィンは満面の笑みを浮かべている。彼の隣りにいる男、クロウも疲れた表情を見せていた。
    「お兄さんなんか、突然リィンに呼び出されてこれ付けさせられてんだからな」
    「ご、ご愁傷さまです」
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