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    記憶

    Musicaux_

    MOURNINGなんか数年前に少し書いてた数年後の記憶喪失ifです。もはや彗は面影ありません。
    記憶喪失うんぬんより彗が吸血鬼嫌いじゃなく蓮月くんと純愛してたらこんな感じなんだろうなというただの妄想小説に近い サスペンスモノを書こうとしたら純愛になっていたし完結してません(最悪のネタバレ)純愛すぎて体がムズムズするかもしれません

    しかし絶対大丈夫にします 安心してください
    哀しいほどに綺麗で、はしたないくらいに清廉潔白で、溶けるほどに甘い「……?」
    彗は川の近くの草むらでまばたきを繰り返していた。川の流れる音と青々とした草のざわめく音以外何も聞こえない。

    「ここは……」

    額に手を当てる。
    考える気力すらなく、所々汚れたシャツに登る蟻を見つめていた。

    彗は草むらの中で目を覚ました。
    風と流れてゆく川と共に身を任せていた。さっきまで何をしていたんだっけ…自分の名前や一般常識以外何もかも忘れてしまっていた。

    それもそのはずだ。医者は「記憶喪失」と告げた。名前や一般常識を除いて、すべてが霧のように失われたのだ、と。


    「センパイ」
    「…?」

    またぼんやりとしていた。
    焦点の合わない目で初夏の庭を見ていた。
    先程雨が降ったようで、庭の緑や開花寸前の花は濡れている。
    12125

    さんど@みりぺん。

    PASTワンドロ・ライお題:「甘い」をお借りしてます。
    さねげん
    ※前置き
    お題・蜂蜜、デコレーションで書いたとなりのさねみさんの続きもの
    前回より友好度や時が経ってるイメージ/記憶・傷なし他人軸
    限界社畜甘党リーマン🍃さん×怖いもの知らず大学生🍉君
    ※匡i近さんの話出ますがそれについてはまた別の話かいつかで
    何でも許せる人向けです。以上がよろしければどうぞ
    となりのさねみさん:ダブルケーキのさねみさん十二月の年の瀬。
    クリスマスや年末年始で賑わう月。
    特別なお祝い事が続くイベントが多い月。

    「クリスマス?いや何言ってんですか。遊びませんよ。めっちゃ掻き入れどきですもん、クリスマスケーキのバイト」

    …が、世間一般の印象の筈だが、どうやら目の前の大学生は違う認識のようだった。はぁ…とため息をついて実弥は続ける。

    「ダチと集まるとかあるだろ」
    「いやねぇっす。毎年バイトなの知ってるんで。
    ねぇです」

    卵の賞味期限が切れそうなので消費を手伝って欲しいと作ったオムレツを頬張りながらはっきりと玄弥は告げた。潔すぎる返答が疑う必要性すらもないと物語っている。互いのオムレツへケチャップにて実弥が玄弥へ上手に描いてやった猫は容赦なく真っ二つになっていた。腹立たしくなった実弥もまた自分で描いた熊を真っ二つに切り分けては大きな口を開けて頬張った。
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