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    赤井秀一

    jomtrjokdm

    DONEトラックにはねられて転籍モノの学パロ赤風です。
    赤井秀一は32歳だけど風見裕也は16歳男子高校生です。学生パロディ。
    ひかるきみーわかむらさきー「市川さんに梨を剥いてもらったから、秀ちゃんと一緒に食べてね」
    エリザベスさんはお盆からぽてぽてと梨が盛られた薄い白い皿とまろんっと光が鈍く映る黒い漆の皿を二枚机の上に置いて部屋から立ち去った。ドアの向こうから風見くんってやっぱりえらいからちゃんと宿題してたわぁ!とよかったですね奥様とエリザベスさんと市川さんの声が漏れ聞こえ、足音が遠くに消えていった。


    集中力が切れて塾のテキストから目をはずす。まず、こんなに大きな梨を見たことがない。砲丸投げの玉ぐらいの大きさの梨。それにどうして市川さんは、剥いていない梨を剥いた梨の横に用意をしたのだろうか。
    皮が剥かれていない梨をつーと触ると温くざらざらしていた。まだ赤井さんはいないけれど、せっかくだしと木のフォークで梨らしい手ごたえを感じながら刺して口まで運ぶ。しとしと水気を含む梨はしゃりしゃりしていて甘くおいしかった。果物を食べる習慣がないので、季節ごとに果物を食べる彼らは四季折々をこうして舌で楽しむのだなと思うも、特異というか、自分が今まで出会ったことのない人種であった。特にその中でも目の前の男は特異の中の異質すぎて理解の範疇の外である。目の前に赤井さんがいる?足音もドアの開閉音すらしなかった。
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    AmakAsuka

    DONEエアブー230528の展示作品です。安赤ワンドロワンライのお題「最後の日」をお借りしました。
    バーボンが、スコッチの最期の言葉を聞くことができていたら、と想像してみました。映画の影響で、幹部を手伝ってくれる構成員も登場させています。その後、ライが組織を抜け、2年後に赤井秀一として日本に戻ってくるまでを書きました。
    これだけで読めますが、6/23からのエアブーで続きを展示します。ハッピーエンドです。
    最後の日「おい。バーボンはどこにいる。誰か知ってるか」
    「今日は〇〇会の取引のために潜ってますぜ」
    「そうか……奴が戻ってきたら、気を付けろ。荒れるぞ」
    「兄貴、心配してやってるんですかい。そりゃあバーボンは、ライとデキてるとかデキてないとか言われてやしたが」
    「んなことはどうでもいい。ライのこととなると逆上するあいつが面倒なだけだ」
    「逆上ですかい?俺には、いつもより冷たく見えやすよ」
    「ウォッカ。赤い星と青い星、どっちが熱いか知ってるか」
    「え。あ、青い方……あー。そういうことですかい」
     真っ赤になって怒っている時よりも、静かに青い目を光らせている時の方が、恐ろしい。裏切者としてライに始末されたスコッチの死以来、バーボンのライを見る目は、氷のように冷たい。
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