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    運命

    yon8jet

    DOODLE※龍勝事後駄弁り小話
    ひとつ前の龍勝観らくがきで書いた、かったくんの匂いで気が変になって事故ったので、責任とって?付き合ってる設定の龍勝です。

    運命の人に物理的にぶち当たるかったくんがすごく好きなのと、リュウセイって名前きれいだな、と思って。
    A crush on you「大丈夫か」
    梯子を登って、掛けてきた最初の言葉がそれで、勝太はこっそり苦笑した。
    身にまとった毛布で口元を隠していると、目の前にマグカップが差し出される。甘くてほんのり香ばしい匂いがする。
    「大丈夫、なわけねーだろ!」
    ほころんだ顔でマグカップを受け取ったはずが、勝太の口から飛び出したのは表情とは真逆の、厳しい言葉だった。ついでにしゃがもうとしたドラゴンの太ももをゲシゲシと蹴り付ける。大して痛くもないだろうが、うっ、とドラゴンはうめく。後ろめたいところがあるのだから、それも仕方ない。ふふん、と鼻を鳴らして、勝太はマグカップに口をつけた。クタクタになった体に甘いココアが沁みる。いくらか飲んでほっと息をついていると、隣に大きな体躯が座った。当然のように体重を預けても、気にする素振りもない。事後であってすら、ドラゴンには勝太を特別意識するところがないらしい。スキ、とか、コイ、とか、よくわからない、と心底困ったように言われたことを思い出すと、しみじみ、こういうことか、と思わされて悲しい。結局、勝太はムスッと顔を顰めた。
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    roomromrm

    DONEテの運命を自称するショタデと初恋と悲観さが合わさってめちゃくちゃになるテの話


    webオンリーが終了したため、パスを消しました。
    お読みいただきありがとうございました。
    運命がハニートラップ テスカトリポカはデイビットを寝とることにした。必ず、かの無口無表情無感情が板につき始めた少年をテスカトリポカのものにしなければならぬと決意した。しかしテスカトリポカにはデイビットに後ろにある組織がわからぬ。 テスカトリポカは武器を売りさばき、闘争の芽を育てながら過ごしてきた。けれども[[rb:恋をし > バグっ]] た男は人一倍に人間関係に敏感であった。

    デイビットが大切に思う存在の目の前でぐちゃぐちゃに抱いて縁を切らせ、自分を選ばせる。テスカトリポカこの日かたくかたく心に決めたのだ。







    「こんにちは。はじめまして、おまえの運命だ」




    催涙ガスに閃光弾、小規模とはいえ爆破を駆使して煙幕をまといながら社長室に現れた子供はテスカトリポカに銃を向けられても動じなかった。当てられないだろうと断定した態度を見るに、どうやらこちらを相当詳しく調べての襲撃らしい。子供の歳は10歳ほどで、おそらく特攻を命じられた少年兵だろう。テスカトリポカも売り飛ばしたことのある連射性がウリの銃は、まだ骨の出来上がっていない少年が持つとやけに重々しく見えた。
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