遙かなる時空の中で
百合菜
PAST遙か2・頼花「たとえこの手が穢れていても(前編)」プロローグ
「それ、花梨からの文か?」
「ええ、河内で元気にしているようですわ、兄上」
千歳の住む屋敷に勝真が訪れたのは秋も深まったある日のこと。
貴族の女性らしく、めったに表情を崩さない千歳であるが、その日はほんのわずかではあるが口角が上がっているのが見てとれた。
そして、手にしていたのは文であることから、差出人が花梨であると気づいたようである。
「あいつら、いろいろあったけど、元気にやっているみたいだな」
「そうですね」
千歳の言葉を聞きながら勝真は簾のかかった室内から空を仰ぐ。
空の色をはっきりと認識することはできないが、おそらく彼女の笑顔を思い出させる澄みきった青空が河内まで広がっているであろう。
「もう二度と会うことは叶わないでしょうけど…… でも、会いたいわ、花梨」
聞こえるか聞こえないか。そんな千歳の呟き。
返事を待っているわけではないだろうが、勝真もつい答えてしまう。
「そうだな、俺ももう一度会いたいぜ。あいつらに」
そして、思い出す。
花梨たちと京を守るために奮闘した日々と、そしてそのあとの花梨と頼忠を取り囲むちょっとした事件のことを。
ーーーーーー 8597
百合菜
PAST遙か7・幸七「後朝(きぬぎぬ)」
上田から九度山に向けて長い旅がはじまった幸村たち。
七緒はいまだに幸村への気持ちを自覚していないが、最初の宿場町で幸村と夫婦に間違えられてしまい!?
「同じ部屋。しかも布団はひとつ。きゃー、どうしましょう」な話を書く予定が、思いの外真面目な話に。
※肝心のシーンはぼかしていますので、ご了承ください
※内容の都合上、中学生以下の閲覧はお控えください
※再録です 4242
百合菜
PAST遙か7・幸七「華胥之夢(かしょのゆめ)」
七緒と再会した幸村。
そこには予想もしなかった者たちもいて!?
※再録です
蒼い空。
そしてあたり一面に青い花の絨毯が広がる神域。
会いたいと、抱きしめたいと、そして、想いを伝えたいと願ってやまなかった人の姿がそこにはあった。
どんなに想いを伝えても、どんなにくちびるを交わしても、胸の奥底から溢れてくる想いは留まることを知らない。
空白のときを一刻でも早く埋めてしまいたい気持ちと、ここには永遠のときが流れているから焦らなくてもいいと自分に言い聞かせる気持ち。
ただ、いずれにせよ、『独り』でないことが今はただただ嬉しかった。
「そろそろいいかな……」
「待ちくたびれたぜ」
ふたりしかいないと思っていた神域の静けさを割るような声。
現れたのはふたりの子どもたち。男の子と女の子がひとりずつ。
男女というにはまだ年が満ちていないが、背格好からすると童というにも無理がある。
2891そしてあたり一面に青い花の絨毯が広がる神域。
会いたいと、抱きしめたいと、そして、想いを伝えたいと願ってやまなかった人の姿がそこにはあった。
どんなに想いを伝えても、どんなにくちびるを交わしても、胸の奥底から溢れてくる想いは留まることを知らない。
空白のときを一刻でも早く埋めてしまいたい気持ちと、ここには永遠のときが流れているから焦らなくてもいいと自分に言い聞かせる気持ち。
ただ、いずれにせよ、『独り』でないことが今はただただ嬉しかった。
「そろそろいいかな……」
「待ちくたびれたぜ」
ふたりしかいないと思っていた神域の静けさを割るような声。
現れたのはふたりの子どもたち。男の子と女の子がひとりずつ。
男女というにはまだ年が満ちていないが、背格好からすると童というにも無理がある。
しょうか
DONEあけおめイラストです昨年お世話になったキャラ詰め合わせ
上から炎炎ノ消防隊、遙かなる時空の中で7、鬼灯の冷徹、無双★スターズ
そして、白いのはモーです。うしっぽいもんすたあいなかったんだ…………
pagupagu14
DONE遙か4×遙か6 風千前提で、DSのやつみたいに逸れてしまった八葉+神子で千尋がダリウス、秋兵、有馬と行動を共にする――みたいなそんな話。次は風千、有梓前提のクロスオーバー書きたい 5pagupagu14
DONE遙か4×twst風千前提。マレウス好きな人は見ない方がいいです。多分。マレウスが酷い目に遭うと言うかなんというか…
千尋がtwst世界に迷い込んでしまう話。風早の力についてはご都合主義。風早真エンド後読むことをお勧めします。 4
starbirth-iori
PROGRESS三法師の過去捏造漫画をかきかき結局アナログペン入れに戻るワタシ…
すっごくすっごくすっごく理想な阿七(って表すのかな?おくなな?)小説に出会ってしまって、ここ数日心が満たされてます…
二次創作すごい‼️私もそんな作品作れるようになりたい!