遙かなる時空の中で
pagupagu14
DONE弟扱いじゃなくて/崇ゆき(遙か5)ワンド2エストとか最近、年下男を接種して崇くんに言わせた〜〜い!となったので
弟扱いじゃなくて 「ゆきさんって僕のこと、子ども扱いしてない?」
「えっ、どうして?」
むくれた様子でそんなことを言う崇くんの言葉に思わず私は聞き返していた。
「どうしてって、自覚なし?…僕ばっかり好きみたいじゃん」
そう言ってますます頬を膨らませるが、そんなことは…ないと思う。
「ねえ、崇くん。どうしてそんなことを?」
「どうしてって…男扱いされてる気がしないから。いつもゆきさんって僕のこと、『かわいい』って言うし」
「…『かわいい』は、嫌?」
「…ゆきさんに言ってもらう言葉ならなんでも嬉しい――なんて言いたいところだけど嫌だよ。僕は、……子ども扱いされてるみたいで」
「そういうつもりじゃないのに…」
「そういうつもりじゃないなら余計質が悪い。…瞬兄には言わないくせに」
831「えっ、どうして?」
むくれた様子でそんなことを言う崇くんの言葉に思わず私は聞き返していた。
「どうしてって、自覚なし?…僕ばっかり好きみたいじゃん」
そう言ってますます頬を膨らませるが、そんなことは…ないと思う。
「ねえ、崇くん。どうしてそんなことを?」
「どうしてって…男扱いされてる気がしないから。いつもゆきさんって僕のこと、『かわいい』って言うし」
「…『かわいい』は、嫌?」
「…ゆきさんに言ってもらう言葉ならなんでも嬉しい――なんて言いたいところだけど嫌だよ。僕は、……子ども扱いされてるみたいで」
「そういうつもりじゃないのに…」
「そういうつもりじゃないなら余計質が悪い。…瞬兄には言わないくせに」
みどりた//ウラリタ
DONE甥に淡い思いを抱く叔母秀信+七緒
『叔母と甥』上巻より
一茎のあふひ、色にいづ その兆候はあった。
でもそれもいつからあったものなのか、自分でもわからない。
東の空が白み始め、庭に面した戸一つ分だけの淡い光が部屋の一角を明るく染める。暗がりにはまだ灯が灯り、閨から現れた甥の道筋を表しているようだった。その甥からはほんの微かにぬるい香りがする。
「おはようございます、叔母上」
朝早くに目通りを願ってやってきたが秀信は嫌な顔ひとつせずに迎えてくれた。ただ早々の身支度だったらしく、話す彼の後ろで一人の侍女が髪を梳いている。細く長い指が栗皮色の海をたゆたうように泳ぎ、通ったあとは艶が残る。話を聞きながら、まだ朝日を知らない夜を残した髪を七緒は目の端で捉えていた。
「僕としては……」
伏し目がちに手を動かすその女性の肌は白く、髪はとても黒い。唇も薄めの紅がちょんとのっただけの控えめな飾り、素直に美人のくくりに入れられる人だと思った。
3612でもそれもいつからあったものなのか、自分でもわからない。
東の空が白み始め、庭に面した戸一つ分だけの淡い光が部屋の一角を明るく染める。暗がりにはまだ灯が灯り、閨から現れた甥の道筋を表しているようだった。その甥からはほんの微かにぬるい香りがする。
「おはようございます、叔母上」
朝早くに目通りを願ってやってきたが秀信は嫌な顔ひとつせずに迎えてくれた。ただ早々の身支度だったらしく、話す彼の後ろで一人の侍女が髪を梳いている。細く長い指が栗皮色の海をたゆたうように泳ぎ、通ったあとは艶が残る。話を聞きながら、まだ朝日を知らない夜を残した髪を七緒は目の端で捉えていた。
「僕としては……」
伏し目がちに手を動かすその女性の肌は白く、髪はとても黒い。唇も薄めの紅がちょんとのっただけの控えめな飾り、素直に美人のくくりに入れられる人だと思った。
みどりた//ウラリタ
DONE秀信+七緒『叔母と甥』上巻より
仲良くなりたい叔母と甥
叔母上は年上の甥にむすびの糸を使いたい!「秀信、ちょっといい?」
彼女が僕の視界に収まると、自然と笑みがこぼれる。二つに束ねた桜色の髪が軽やかに右へ、左へ。どうやら機嫌がいいらしい。
「ちょうど一息つこうと思っていました、叔母上もいかがですか?」
その言葉は嘘ではない。早朝から早駆けの知らせが来るなり話を聞き、ちょっとした軍議を開き、その後は文を書き、考えを書にまとめ、気づけは腹の虫が鳴いていた。腹の皮が目の皮がたるむ。伸びてきたあたたかな日差しに手を差し出したいと思考が逸れて、なおざりに字が揺らぐところだった。
控えていた侍女に目配せをし、叔母を縁側へ促すとその手には小さな赤い巾着が。その中身が「ちょっといい?」の内容なのか。口角を上げて待ちきれない様子はまだ年端のいかない頃の姿を思い起こさせる。
1743彼女が僕の視界に収まると、自然と笑みがこぼれる。二つに束ねた桜色の髪が軽やかに右へ、左へ。どうやら機嫌がいいらしい。
「ちょうど一息つこうと思っていました、叔母上もいかがですか?」
その言葉は嘘ではない。早朝から早駆けの知らせが来るなり話を聞き、ちょっとした軍議を開き、その後は文を書き、考えを書にまとめ、気づけは腹の虫が鳴いていた。腹の皮が目の皮がたるむ。伸びてきたあたたかな日差しに手を差し出したいと思考が逸れて、なおざりに字が揺らぐところだった。
控えていた侍女に目配せをし、叔母を縁側へ促すとその手には小さな赤い巾着が。その中身が「ちょっといい?」の内容なのか。口角を上げて待ちきれない様子はまだ年端のいかない頃の姿を思い起こさせる。
みどりた//ウラリタ
DONE秀信+七緒叔母を嗜める甥
『叔母と甥』上巻より
潤溽暑 ―うるおうてむしあつし―「にしても暑い!」
「七緒、はしたないからそれはやめなさい」
日課の怨霊退治を終えて帰城した七緒はうだるような暑さに耐えられず、侍女を下がらせたことをいいことに板間の冷たさをその頬で享受していた。そして寝そべる七緒だけを兄が嗜める。隣には同じように溶けた大和だっているはずなのに。
「タイツなんか履いて暑くねーの?」
「暑い……から脱ぐ」
「待って、待って、七緒待って」
仕方なしに一度部屋の奥へ引っ込み、熱を集めため込む黒い女子の鎧を剥ぎに行く。動きやすいしスカートの中身を気にしなくていいタイツはとても便利なのだが破れてしまったらどうしよう。一応、龍穴を通って家に戻った際にありったけの買い置きは持ってきたけれど有限だ。
2313「七緒、はしたないからそれはやめなさい」
日課の怨霊退治を終えて帰城した七緒はうだるような暑さに耐えられず、侍女を下がらせたことをいいことに板間の冷たさをその頬で享受していた。そして寝そべる七緒だけを兄が嗜める。隣には同じように溶けた大和だっているはずなのに。
「タイツなんか履いて暑くねーの?」
「暑い……から脱ぐ」
「待って、待って、七緒待って」
仕方なしに一度部屋の奥へ引っ込み、熱を集めため込む黒い女子の鎧を剥ぎに行く。動きやすいしスカートの中身を気にしなくていいタイツはとても便利なのだが破れてしまったらどうしよう。一応、龍穴を通って家に戻った際にありったけの買い置きは持ってきたけれど有限だ。
みどりた//ウラリタ
DONE『叔母と甥』上下巻より秀信+七緒
帰ってきた叔母を受け入れらるか悩む甥
パルシィに連載中の第9話付近、そのころの秀信は……。
ゲーム本編と若干違う点はありますが、秀信と再会を果たしていればネタバレはありません。
秀信+七緒 杞憂「龍神の神子が現れた?」
思わず筆をおいて報告に来た者の言葉を繰り替えした。
比叡の怨霊騒ぎを鎮めた娘がいるらしい。それも若く、年頃の娘。
怨霊を刺客として送り込まれる立場として怨霊を業から解き放つことのできる龍神の神子の再臨も、民の暮らしを思う城主の立場として静謐の世に不可欠な龍神の神子の再臨も真実であれば喜ばしいことではある。
誰にも聞こえぬように短く息を吐いた。
無駄とは分かっていても念のため人をやるように指示をして庭に身体を向けると、今年も桜が散り木瓜の赤い花が咲き始めているのが見て取れた。その赤をこの城で一人、幾度見てきたことだろう。
怨霊を鎮めた娘がいると聞けば人をやり、雨を降らせた舞手がいると聞けば人をやった。しかし今は隠れし龍神に選ばれた最後の神子、自身の叔母であるなお姫が見つかることはなかった。そして新しい神子が選ばれたとも伝え聞かない。
2325思わず筆をおいて報告に来た者の言葉を繰り替えした。
比叡の怨霊騒ぎを鎮めた娘がいるらしい。それも若く、年頃の娘。
怨霊を刺客として送り込まれる立場として怨霊を業から解き放つことのできる龍神の神子の再臨も、民の暮らしを思う城主の立場として静謐の世に不可欠な龍神の神子の再臨も真実であれば喜ばしいことではある。
誰にも聞こえぬように短く息を吐いた。
無駄とは分かっていても念のため人をやるように指示をして庭に身体を向けると、今年も桜が散り木瓜の赤い花が咲き始めているのが見て取れた。その赤をこの城で一人、幾度見てきたことだろう。
怨霊を鎮めた娘がいると聞けば人をやり、雨を降らせた舞手がいると聞けば人をやった。しかし今は隠れし龍神に選ばれた最後の神子、自身の叔母であるなお姫が見つかることはなかった。そして新しい神子が選ばれたとも伝え聞かない。
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DONE怨霊を退ける行為/天あか(遙か1)100万年の遙かCDネタ 現代エンド後未来・同棲設定 天あかいつ見ても強さにやられてしまうね私は
怨霊を退ける行為 「きゃ!」
あかねはそんな声を上げて俺の腕にしがみつく。俺は「しょうがねえな」なんて声を出しつつ、喜びを噛み締めていた。
「京にいた頃は怨霊退治とかしてたくせに克服してねえし怖いままとかあかねって本当、変わってるよな」
「だって怖いのは怖いんだもん!」
そう言って泣きべそかくあかね。ホラーが苦手なくせに興味があるあたりおかしいと思わなくはないがあかねの泣き顔も…まあ、好きだから俺はただ役得を感じながらあかねの抱き枕に徹するのだった。
***
見終わった後、案の定一緒に寝たいと言ってきたあかねをベッドに招き入れる。
「な、あかね。怖くなくなること、するか?」
「そ、そんなのあるの?」
「ああ、あるある」
少し罪悪感も刺激されるが無防備なあかねが悪い。ということにする。つーか、あの時と違って俺とあかねは付き合ってるし同棲もしている。それなのにそれ以上を求めないとかおかしいだろ!?そう、脳内で弁明しつつあかねの頬に手を滑らせそのままキスをする。触れるだけのキスを何回も繰り返して、驚いたような顔だったあかねは次第に瞼を閉じてキスに身を落とした。
899あかねはそんな声を上げて俺の腕にしがみつく。俺は「しょうがねえな」なんて声を出しつつ、喜びを噛み締めていた。
「京にいた頃は怨霊退治とかしてたくせに克服してねえし怖いままとかあかねって本当、変わってるよな」
「だって怖いのは怖いんだもん!」
そう言って泣きべそかくあかね。ホラーが苦手なくせに興味があるあたりおかしいと思わなくはないがあかねの泣き顔も…まあ、好きだから俺はただ役得を感じながらあかねの抱き枕に徹するのだった。
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見終わった後、案の定一緒に寝たいと言ってきたあかねをベッドに招き入れる。
「な、あかね。怖くなくなること、するか?」
「そ、そんなのあるの?」
「ああ、あるある」
少し罪悪感も刺激されるが無防備なあかねが悪い。ということにする。つーか、あの時と違って俺とあかねは付き合ってるし同棲もしている。それなのにそれ以上を求めないとかおかしいだろ!?そう、脳内で弁明しつつあかねの頬に手を滑らせそのままキスをする。触れるだけのキスを何回も繰り返して、驚いたような顔だったあかねは次第に瞼を閉じてキスに身を落とした。
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DONEあと少し、もう少しだけ、共に/天あか(遙か1)久方ぶりに書きたくなったので。現代ED後です
あと少し、もう少しだけ、共に 私がお手洗いから戻るとーー、天真くんは何故か勧誘にあっていた。
***
「て、天真くん!大丈夫!?」
「あかね」
つまらなさそうな顔をしていた天真くんは私の顔を見た途端安心したようなそんな顔をして私の手を引いた。
「わ、」
「ほら、行くぞ」
「行くって、ええっ!?」
話についていけていない私は引っ張られるがままになりそうだがおそらくスカウトマンらしき人が私の腕をがっしりと掴み離してくれない。
「えっ、えっ…!?」
「君、彼女だよね!?これだけでもいいから!」
そう言って名刺らしきものを無理矢理握らされそして私はそのまま天真くんに引かれるままその場を後にしたのだった。
「おい、あかね。何見てるんだよ」
「名刺、さっきもらったの」
855***
「て、天真くん!大丈夫!?」
「あかね」
つまらなさそうな顔をしていた天真くんは私の顔を見た途端安心したようなそんな顔をして私の手を引いた。
「わ、」
「ほら、行くぞ」
「行くって、ええっ!?」
話についていけていない私は引っ張られるがままになりそうだがおそらくスカウトマンらしき人が私の腕をがっしりと掴み離してくれない。
「えっ、えっ…!?」
「君、彼女だよね!?これだけでもいいから!」
そう言って名刺らしきものを無理矢理握らされそして私はそのまま天真くんに引かれるままその場を後にしたのだった。
「おい、あかね。何見てるんだよ」
「名刺、さっきもらったの」
隅幸(すみゆき)
DOODLE幸村さんお誕生日おめでとうございます!!!(去年と同じような雰囲気の幸七らくがき)平和な世で幸せに暮らす幸七ちゃんが見られるFDはまだですか…???(去年と同じ事を言っている)
amururunko
DONEぷらいべったーで公開している兼七の画像版です。画像の方がよい方向けに。
七緒WEBオンリー開催時公開していたものでした。
今思い浮かべても本当に楽しい1日でした。
開催してくださったことに、今でも心から感謝しています。 10
凛花(おがわ)
MOURNING■初期に書いたお話です。この頃のリンドウの描写は、割と弱気というか殊勝な感じですね。<作品メモ>
2012年遙かなる時空の中で5風花記が発売された直後のイベントで出した「はじめから恋だった」という小説同人誌に収録しているお話です。本のタイトルは【確かに恋だった(http://have-a.chew.jp/on_me/top.html)】様のお題をお借りしたものです。
掌の上なら懇願のキスクロスを敷かれたテーブルを挟んで、向側に座っているのは誰だったかしら?
ふと、そんなことを考えた。
広大な公園の中にある天井と壁の大半がガラス張りのティールームはゆったりと開放感のある空間で、存分に射し込む陽光は、まばらに置かれた観葉植物の葉をきらきらと光らせる。テーブル上でほんのりと汗をかくガラスの水差しの中は、まるで星屑を詰め込んだように大小の輝きで満たされていた。
向かいの人物は、スッと伸びた脚を組み、手にした本を繰っている。指はほっそりと長く器用そうに見える。細い黒縁の眼鏡越しに見える瞳は長い睫毛が縁取っていた。
第二ボタンまで緩めたシャツに紺のジャケットが良く似合って居る。
少し見える鎖骨がいやらしくなることなく清潔感を保っているのは、育ちの良さが見てとれる姿勢とか、どこか洗練された所作のせいかもしれない。
4810ふと、そんなことを考えた。
広大な公園の中にある天井と壁の大半がガラス張りのティールームはゆったりと開放感のある空間で、存分に射し込む陽光は、まばらに置かれた観葉植物の葉をきらきらと光らせる。テーブル上でほんのりと汗をかくガラスの水差しの中は、まるで星屑を詰め込んだように大小の輝きで満たされていた。
向かいの人物は、スッと伸びた脚を組み、手にした本を繰っている。指はほっそりと長く器用そうに見える。細い黒縁の眼鏡越しに見える瞳は長い睫毛が縁取っていた。
第二ボタンまで緩めたシャツに紺のジャケットが良く似合って居る。
少し見える鎖骨がいやらしくなることなく清潔感を保っているのは、育ちの良さが見てとれる姿勢とか、どこか洗練された所作のせいかもしれない。
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DONE兄さんは私の恋人/さつなな(遙か7)嫉妬する七緒のお話。ED後です
兄さんは私の恋人 「七緒、ごめん。待たせたか?」
「ううん、そんなことないよ。」
大学の食堂にて兄さん――五月と待ち合わせをしていた私は五月が少し遅れてきたことにほっと胸を撫でおろした。私の正面に座った五月は私と同じようにお弁当を取り出す。今日のお弁当は五月でも私でもなく三鶴さんが作ったものだ。最近、料理も勉強中だという三鶴さんだがどれも美味しく舌を巻いてしまうほどだった。
「…兄さんの味に似てる、兄弟だから?」
「…まあ、俺も教えたりしてたしなあ……」
そんなことを言いながらお弁当をつつく兄さんを微笑ましく思えて思わず見入ってしまう。――と、
「天野くん、隣いい?どの席も埋まっちゃってて困ってるんだよね」
そう声を掛けてきたのは見知らぬ女性だった。しかし私と五月がこうやって仲良く話しているのにこうやって割って入ってくる空気の読めなさに唖然としてしまう。話しかけられた五月は困った様子を見せつつこちらに視線を送る。
1511「ううん、そんなことないよ。」
大学の食堂にて兄さん――五月と待ち合わせをしていた私は五月が少し遅れてきたことにほっと胸を撫でおろした。私の正面に座った五月は私と同じようにお弁当を取り出す。今日のお弁当は五月でも私でもなく三鶴さんが作ったものだ。最近、料理も勉強中だという三鶴さんだがどれも美味しく舌を巻いてしまうほどだった。
「…兄さんの味に似てる、兄弟だから?」
「…まあ、俺も教えたりしてたしなあ……」
そんなことを言いながらお弁当をつつく兄さんを微笑ましく思えて思わず見入ってしまう。――と、
「天野くん、隣いい?どの席も埋まっちゃってて困ってるんだよね」
そう声を掛けてきたのは見知らぬ女性だった。しかし私と五月がこうやって仲良く話しているのにこうやって割って入ってくる空気の読めなさに唖然としてしまう。話しかけられた五月は困った様子を見せつつこちらに視線を送る。