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    適当

    よるのなか

    DONE幻想水滸伝webオンリーイベント「星の祝祭Ⅵ」のWEBアンソロ企画参加作品です。
    キャラ「2主人公とジョウイ」で、お題「緑」お借りしました(CPなし)
    ミューズ和議決裂後のどこか(設定はふわふわ適当)で、偶然二人だけで会うことになる2主とジョウイの話。
    ハーンとゲンカクも戦時中に酒を酌み交わしていたらしいし、二人にもそんな時があればいいのに、と想像した結果です。
    2主人公の名前→ミラン
     時折、一人になりたくなる時がある。城から出て、誰にも会わずに、ただ一人でぼうっと自然を眺める時間。勿論長時間そんなことをするわけにはいかないので、ごく短い間だけれど。そんな衝動に駆られた時は、ミランはこっそりビッキーを訪ねてどこかに飛ばしてもらい、一人の時間を過ごした後で鏡を使って戻っていた。
     今日も、そのつもりだったのだ。飛んだ先で、思わぬ人物に会うまでは。
    「やっばり、今の時期は緑が綺麗だと思ったんだよな。うん、ここにして良かった」
     そう呟いて、ミランは両の手を天に伸ばし一つ深呼吸をした。澄んだ空気と青々とした空の下で、鮮やかな緑が生い茂っている。乾いた風に揺られて緑が揺れる、その合間からきらきらと漏れる光が綺麗だ。人気のない山の中腹。少し歩けば、故郷が見えてくる。幼い頃冒険と称して、ナナミやジョウイと何度か訪れた場所だった。今日はどこで過ごそうか、そう考えていた時にふと頭の中に浮かんだのが、この場所だった。昔、ちょうどこの時期にも訪れたことがあり、その時に木々の緑がとても美しく感じたのを思い出したのだ。本来ならば今は訪れることは叶わない地であるが、こんな山奥に兵を置く程の余裕はハイランドにもないはずであり、ビッキーの転移魔法と鏡の力で、ほんの僅かな時間ならば滞在は可能だろうと判断して今に至る。勿論これが仲間に知られれば大目玉を食らうことは確実なため、こっそりと。
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    YOUNANA0123

    DOODLEOVAミタロイ現パロスーツの設定考えてなかったからぐろっくくんに適当に書いてもらった。
    凍てついた湖の波紋東京の夜を切り取る高層ビルの一角、総合商社「Galaxy Nexus Global」のオフィスは、静寂に包まれていた。ガラス張りのフロアは星空を映す鏡のようで、その中で二人の男が、対照的な光を放っていた。

    ミッターマイヤー、営業部の部長。金髪は陽光のように眩しく、笑顔は春風のように温かい。彼の声が響けば、フロアの空気が一瞬で和む。どんな難題の商談も、持ち前の明るさと大胆不敵な行動力でまとめ上げ、社内では「疾風ウォルフ」と呼ばれていた。だが、その溢れるエネルギーは、時に周囲を飲み込む嵐でもあった。

    対して、ロイエンタールは経営企画部の部長で、黒と青の金銀妖瞳は氷のように冷たく、鋭い。その視線はまるで心を切り裂く刃だ。分析力と戦略眼で経営陣の信頼を一身に集め、会議では他部署の甘い計画を容赦なく切り捨てる。口が悪く、孤高な態度は「怖いけど有能」と囁かれていた。だが、直属の部下は知っていた。感情に流されず、誰にも公平で、厳しさの裏に部下を成長させる気遣いがある、「厳しいが頼れる上司」――その評価は、彼の仮面の下に隠された真実だった。
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