｜排球少年
｜雙子北






從馬爾他回到日本，初冬的體感寒意更明顯。侑在成田機場搭乘Skyliner至日暮里站並轉搭山手線，抵達東京車站後步行約五分鐘，轉搭東海道．山陽新幹線，在靠窗戶的位置安頓好後，侑雙眼一閉，電車還沒啟程人就已經進入了夢鄉。
相較於現實的長路漫漫，睡夢中故鄉近彷彿眨眼就到，侑甚至差點坐過了站，最後順利在飯糰宮結束營業以前，抵達了目的地。
在門口與兩位熟客擦肩，對方向侑打招呼，侑也點頭示好，踏入店內，治正在流理臺清洗工具，看見他不意外地說：「你回來啦？」
「我回來了。」
店裡已經沒有其他客人，侑拖著行李箱在吧檯坐下，開始大肆抱怨：「累死我了！」
「辛苦了，吃東西了嗎？」治倒了一杯熱茶給他。
「還沒，我要蔥花鮪魚。」

翔昴　はじめての　何か目的があったわけではなかったし、ただ少し顔が見たかっただけ。
　顔を見て、軽く挨拶をかわして、お互いの日常に戻る。
　そんな淡い交流を望んでいなかったかと聞かれたら、嘘になる。
　昴流は遠巻きに忙しそうにキッチンカーの中で働く翔平の姿を眺め、どう挨拶をしようか考えていた。
　あまりに忙しそうで、完全に気後れしてしまった。
　やはりランチタイムなんて忙しい時間にやることじゃなかったと、諦めようと思った時だった。
「あれ？加賀見センパイ！どうしたんすか？」
　大きな声で名前を呼ばれ、おまわず固まってしまった。
　他の客の頭上ごしに翔平は続ける。
「センパイ、お昼まだっすか？
　実はセンパイに食べてもらいたいものがあって……」