鶴丸
amayadori_kasa8
MOURNING本にしようと思ったけど間に合わないし話が長くなりそうだし完成するかわからないしで、でももったいないからある程度書けたらまとめて更新しようかな、と思います。大侵寇の後に迷子の鶴丸を拾った眠れない三日月のつるみかです。
天《そら》知らぬ雨は、忘れた花の夢を見る(つるみか)いつかの世界線であったかもしれない話。
独自設定、捏造がたくさんあります。
——ざぁ、ざぁぁぁぁ。
気が付くと、雨に濡れていた。
全てを洗い流すような強く冷たい雨だ。激しい雨に周りを見渡すも、ぼんやりと遠くに灯が見えるだけで、他のものは何も見えない。微かに動く人影は、突然の雨に皆一目散に帰路へと急ぐのだろう。雨足は酷くなるばかりだ。
「――――」
何故、此処にいるのだろうか。いつの間にか腰を下ろしていた長椅子の真ん中で、記憶の糸を引っ張り出そうとするが、何も思い出せそうにない。まず、この場所が何処であるかさえもわからないのだ。
かろうじて覚えているのは、手を伸ばしても届かなかったという絶望感。臓腑を抜かれたような虚無感が、身体中を満たしていた。
17826独自設定、捏造がたくさんあります。
——ざぁ、ざぁぁぁぁ。
気が付くと、雨に濡れていた。
全てを洗い流すような強く冷たい雨だ。激しい雨に周りを見渡すも、ぼんやりと遠くに灯が見えるだけで、他のものは何も見えない。微かに動く人影は、突然の雨に皆一目散に帰路へと急ぐのだろう。雨足は酷くなるばかりだ。
「――――」
何故、此処にいるのだろうか。いつの間にか腰を下ろしていた長椅子の真ん中で、記憶の糸を引っ張り出そうとするが、何も思い出せそうにない。まず、この場所が何処であるかさえもわからないのだ。
かろうじて覚えているのは、手を伸ばしても届かなかったという絶望感。臓腑を抜かれたような虚無感が、身体中を満たしていた。
ichi_nayonayoo
PAST2023/07/07-08ぶぜつるバザール 期間中限定公開
某方のお誕生日祝いでお作りさせていただいた
ぶぜつるプチ写真集?となっております!
Twitterでは公開していない作品です。
海と鶴丸と豊前江
最後の言葉は、彼なりの「あいらぶゆー」
鶴丸国永:きみ
豊前江:透子
撮影:てんの 3
ichi_nayonayoo
PAST2023/07/07-08ぶぜつるバザール 限定公開
以前個人的に作らせていただいた、ぶぜつるコスプレ写真集です
passはぶぜつるバザール内に
なんでもない日常に、きみの色が混ざったのはいつからだったか
優しく、温かく、ゆっくりと、けれど確実に変わっていく「たった一つのこころ」
さて、それにはなんと名前を付けようか
鶴丸国永:ややの
豊前江:透子
撮影:アメギ 26
utan812genki
MOURNING※注意!花影軸のつるいちなので、許せる方のみお進みください!
一期のあのセリフを聞いた鶴丸なら、こう答えるだろうなという爆発した妄想しかもめっちゃ短いアナログ 2
amechantakusan
DONE折れてしまった鶴丸を黄泉の国まで迎えに行く話。鶴丸の身体の一部が腐っていたり蛆が沸いていたりしますが期待して読むとがっかりするけれど知らずに読むと嫌な人が居るかもしれないぐらいのレベルです。
黄泉平坂をくだって鶴丸国永が折れた。
「鶴丸はもう帰ってこない」と沈痛な面持ちで言う主を、俺は何を言っているんだろうという目で見ていた。
刀が折れるということは、人で言うところの死ぬということだ。
死んだらみんな黄泉の国に行く。だから、帰ってこないのなら黄泉の国に迎えに行けばいいだけの話なのだ。
俺はその晩、さっそく黄泉平坂を下った。
ゆるやかな下り坂は、進めば進むほど闇が深くなり、自分の手足すら見えなくなってきた。暗闇は光だけでなく音も吸い込むようで、足音どころか、どくどくと拍動している自身の心臓の音すら感じられなくなってしまった。意識して足を動かさなければ、自分が歩いているのか、それとも立ち止まっているのかもわからなくなりそうだった。
2576「鶴丸はもう帰ってこない」と沈痛な面持ちで言う主を、俺は何を言っているんだろうという目で見ていた。
刀が折れるということは、人で言うところの死ぬということだ。
死んだらみんな黄泉の国に行く。だから、帰ってこないのなら黄泉の国に迎えに行けばいいだけの話なのだ。
俺はその晩、さっそく黄泉平坂を下った。
ゆるやかな下り坂は、進めば進むほど闇が深くなり、自分の手足すら見えなくなってきた。暗闇は光だけでなく音も吸い込むようで、足音どころか、どくどくと拍動している自身の心臓の音すら感じられなくなってしまった。意識して足を動かさなければ、自分が歩いているのか、それとも立ち止まっているのかもわからなくなりそうだった。
amechantakusan
PAST古い作品すぎて恥ずかしいのでログイン限定にしています。つるんばですが鶴丸さんが亀甲縛りされ、喘ぎ、不憫です。気持ち悪くなっても自分で記憶に蓋を出来る方でなければ閲覧をおすすめしません。
スケベはありません!! 2402
amechantakusan
PAST古い作品すぎて恥ずかしいのでログイン限定にしています。水が嫌いな鶴丸が熱中症で倒れたので山姥切が口移しで水を飲ませる話。(鶴丸が山姥切を舐めたりキスしたりしてます) 2389
klnc_e112
MOURNING新刊の神隠しのお話は最初、同じ話の鶴丸視点と豊前江視点、そして短めの審神者視点のお話で構築予定でした。しかしとてもじゃ無いが無理だ!!となり、今回の形式と内容へとなりました。
なので一部視点違いのものがそのまま残っていたので、下書き状態のままですが、削除前の供養としてぽぽいと置かせてもらいます。
本の内容と異なる点が多々あります。
神隠しのこぼれ話。供養。鶴丸視点
帰れば傷は癒える。だが負った傷の感覚や痛みは記憶に残る。
ぐるぐる、ぐるぐるぐるぐる、その繰り返しだ。
じゃり……じゃり……、ずしゃっ。
べしゃりと前のめりに転がった俺の耳に靴音が聞こえてくる。
「おい、大丈夫か?」
右手だけをゆらりと持ち上げ指差す。
「……俺は君が嫌いだ」
口を動かせば唇に玉砂利の感触、口の中に土の香りがして、舌にまとわりつく砂利のせいで口の中は土の風味となり舌に貼りついた。
顔や手のひらに擦りむいた感覚はあるが痛みは感じない。
「俺は君が嫌いだ」
右手だけを持ち上げて指を指す。嫌いだ。苛立つ。成り代わりたい。
「俺、あんたに何かした覚え無えけど」
「ああ、何も無いさ。何も無いから苛立つんだ」
2123帰れば傷は癒える。だが負った傷の感覚や痛みは記憶に残る。
ぐるぐる、ぐるぐるぐるぐる、その繰り返しだ。
じゃり……じゃり……、ずしゃっ。
べしゃりと前のめりに転がった俺の耳に靴音が聞こえてくる。
「おい、大丈夫か?」
右手だけをゆらりと持ち上げ指差す。
「……俺は君が嫌いだ」
口を動かせば唇に玉砂利の感触、口の中に土の香りがして、舌にまとわりつく砂利のせいで口の中は土の風味となり舌に貼りついた。
顔や手のひらに擦りむいた感覚はあるが痛みは感じない。
「俺は君が嫌いだ」
右手だけを持ち上げて指を指す。嫌いだ。苛立つ。成り代わりたい。
「俺、あんたに何かした覚え無えけど」
「ああ、何も無いさ。何も無いから苛立つんだ」