404
samao
DOODLE夏の404ふたりで楽しいことをしよう。
相棒と夏休み!夏の日に、こいつが穏やかな顔で眠っているだけでなんかちょっと安心する。
相棒ってそんなものだろうか。今まで相棒というものに頓着したことがなかったからわからない。頓着もせず、頓着もされず生きてきた時間が長過ぎて、志摩のことになると、なんか、ちょっとむじぃ、のである。
「ひっどいクマ」
伊吹の相棒は気難しい顔で気難しいことを言う。一見繊細そうに見えるが、たぶん随分といい性格をしている。どこでだってひっくり返ってぐうぐう寝るし、なんでもよく食うし、ゴミ箱蹴るし。
それでも夏は、なんか、こう、ちょっとだけひやっとするのだ。夏が、どこか遠くに相棒を連れて行ってしまいそうな気がして。隣りにいると少しだけ落ち着かない気持ちになる。志摩はたぶんゴミ箱蹴飛ばしてるくらい元気な方がいい。きっとそう。
4085相棒ってそんなものだろうか。今まで相棒というものに頓着したことがなかったからわからない。頓着もせず、頓着もされず生きてきた時間が長過ぎて、志摩のことになると、なんか、ちょっとむじぃ、のである。
「ひっどいクマ」
伊吹の相棒は気難しい顔で気難しいことを言う。一見繊細そうに見えるが、たぶん随分といい性格をしている。どこでだってひっくり返ってぐうぐう寝るし、なんでもよく食うし、ゴミ箱蹴るし。
それでも夏は、なんか、こう、ちょっとだけひやっとするのだ。夏が、どこか遠くに相棒を連れて行ってしまいそうな気がして。隣りにいると少しだけ落ち着かない気持ちになる。志摩はたぶんゴミ箱蹴飛ばしてるくらい元気な方がいい。きっとそう。
samao
TRAININGバットリ404目が覚めたら君はいない。
旅の終わり海は嫌いだ。
あのべったりと纏わりつくような潮風とニオイを嗅ぐだけで吐き気がする。
昔はとても好きだった気もするけれど、どうだったろうか。
だから内陸ばかりをぐるぐると旅して回っている。助手席に座る相棒の横顔は、温度を感じないほどに白い。昔はもっと健康的な色をしていたようにも思うし、そうでもなかった気もする。
「志摩、」
「なに」
「だいじょーぶ?疲れた?」
「ちょっと暑さにやられたかな」
「今日もめちゃくちゃ暑かったもんね」
メロンパン号でぐるぐると走り回ってどのくらいの季節が巡っただろう。何度目の夏が来たのかは、もう数えることを止めた。売るためのメロンパンさえ積んでいないこの旅の目的はなんだっただろう。もうわからない。そして、たぶん気がついてはいけない。伊吹の野生の勘がそう告げていた。
831あのべったりと纏わりつくような潮風とニオイを嗅ぐだけで吐き気がする。
昔はとても好きだった気もするけれど、どうだったろうか。
だから内陸ばかりをぐるぐると旅して回っている。助手席に座る相棒の横顔は、温度を感じないほどに白い。昔はもっと健康的な色をしていたようにも思うし、そうでもなかった気もする。
「志摩、」
「なに」
「だいじょーぶ?疲れた?」
「ちょっと暑さにやられたかな」
「今日もめちゃくちゃ暑かったもんね」
メロンパン号でぐるぐると走り回ってどのくらいの季節が巡っただろう。何度目の夏が来たのかは、もう数えることを止めた。売るためのメロンパンさえ積んでいないこの旅の目的はなんだっただろう。もうわからない。そして、たぶん気がついてはいけない。伊吹の野生の勘がそう告げていた。
あずき
MEMO⚠️ポケ擬No.404 ニ-〇〇〇四 仁子(にこ)
のんきなおんなのこが進化しました
のんびりマイペースだが、物音には敏感 特に下駄の足音やレコードに針を落とす音等の儚い音が好きで、聞き惚れてほよほよしてることもある
sky_yuratto
MEMO※顔あり(瞳について言及した文章があります)キャラシに描いたデフォルトコーデについて、各星の子の考えと私によるメタをそれぞれ
キャラシはこちら→ https://poipiku.com/864413/5149458.html
デフォルトコーデの話○クァリア
・星の子 姿隠しを行った頃にあったものかつ自身が侵されている赤い石が他の星の子にも悪影響を与えると思い込んだため露出の少ないアイテムで構成
魔法の自由性に魅せられたこともあり、いつの日か赤い石に侵されず過ごせる日々を願って身につけた願掛けの姿。また自らは魔法使いの姿を借りた影法師のようなものでありそのものとは思っていない。
魔法の季節三角帽子:願掛けの取り入れかつ目深に被って覆い隠すことができるため
(峡谷究極ツン髪:かつてフォルタークと旅をした思い出が詰まった髪型。三角帽子でその大部分を隠している)
うっとりするような旅役者面:お面の中で一番相手とのリーチが長い鳥面
(旅芸人の仮面:思い出のお面。距離を空ける必要が無いと気づいた頃から徐々に付けることが増える)
2504・星の子 姿隠しを行った頃にあったものかつ自身が侵されている赤い石が他の星の子にも悪影響を与えると思い込んだため露出の少ないアイテムで構成
魔法の自由性に魅せられたこともあり、いつの日か赤い石に侵されず過ごせる日々を願って身につけた願掛けの姿。また自らは魔法使いの姿を借りた影法師のようなものでありそのものとは思っていない。
魔法の季節三角帽子:願掛けの取り入れかつ目深に被って覆い隠すことができるため
(峡谷究極ツン髪:かつてフォルタークと旅をした思い出が詰まった髪型。三角帽子でその大部分を隠している)
うっとりするような旅役者面:お面の中で一番相手とのリーチが長い鳥面
(旅芸人の仮面:思い出のお面。距離を空ける必要が無いと気づいた頃から徐々に付けることが増える)
105@海自艦擬人化
DOODLE404+SS。離れた実家を懐かしむ。レモン 同僚である潜水艦のひとりと廊下で行き交い、ちょうど良かったと歩きつつ仕事の打ち合わせを済ませていく。一通り終わったところで神妙な顔をしつつ目の前の彼が口を開いた。
「ね、ちよだちゃん。今日なにか付けてる?」
「さっき下ろした新しいハンドクリームかな……。もしかして付けすぎちゃってる?」
説明書きに沿って量を調整したものの、改まって問われると不安になる。手の甲を鼻に寄せ開封時と同じように再度すん、と嗅いだ。マスク越しに鼻腔をくすぐるのはさわやかなレモンの匂い。兄や実家を行き来する先輩たちがよく手土産に持ち寄る懐かしく思い出深いものだ。箱には広島県にある農場の名前が記されていた。人工的でない控えめな匂いとはいえ、普段は無香料を使っているだけにこれは休日限定かなと逡巡する。わたしの少し表情が曇ってしまったようで慌てた様子で訂正が入る。
779「ね、ちよだちゃん。今日なにか付けてる?」
「さっき下ろした新しいハンドクリームかな……。もしかして付けすぎちゃってる?」
説明書きに沿って量を調整したものの、改まって問われると不安になる。手の甲を鼻に寄せ開封時と同じように再度すん、と嗅いだ。マスク越しに鼻腔をくすぐるのはさわやかなレモンの匂い。兄や実家を行き来する先輩たちがよく手土産に持ち寄る懐かしく思い出深いものだ。箱には広島県にある農場の名前が記されていた。人工的でない控えめな匂いとはいえ、普段は無香料を使っているだけにこれは休日限定かなと逡巡する。わたしの少し表情が曇ってしまったようで慌てた様子で訂正が入る。