404
105@海自艦擬人化
DONE404命名話。403目線。追いかけてきた存在と生まれたての子を同じ名前で呼ぶのを最初のうちは慣れないんじゃないかなと次代への意思 夜からパラパラと降っていた雨は幸い止んだようだ。ただ、空を見上げるとまだ今にも降り出しそうな曇天が広がっている。天気予報を確認してみたところ残念ながら気温が上がる見込みはなさそうだったから、羽織るものを適当に掴んでから部屋を出た。
普段であれば作業車が行き交い、多種多様な騒音が響く構内も、今日ばかりは式典に向け多くの人が段取りの指示を出し合っている声が聞こえるだけの静かな朝だ。まだ式の開始まではまだ少し余裕があると様子見へと足を進めた船台、その上の紅白幕と信号旗に飾られた艦本体の傍らに主役も見受けられた。しばらく様子を見ていたら気配を感じたのかパッと振り返り、そのまま駆け寄ってきたので抱き止めてやる。どうやら式の用意が整うにつれ緊張してきたらしい。ぎゅう、と腰にしがみついたまま離れようとしない。昨日までは楽しみで仕方なさそうな様子で飾り付けられた艦を飽きることなくきらきらとした眼差しで見つめていたものだが。顔を見ようとして触れた頬が冷たく、ひとます持ってきておいた羽織りをマントのようにして被せてやる。子供用の上着を用意してなかったから不格好ではあるのだが、一時凌ぎには十分だろう。落ち着かせようとトントン、と背を叩きながらどうしようかと思案する。そろそろこの場所には一般客が入る頃合いのはずだ。
1311普段であれば作業車が行き交い、多種多様な騒音が響く構内も、今日ばかりは式典に向け多くの人が段取りの指示を出し合っている声が聞こえるだけの静かな朝だ。まだ式の開始まではまだ少し余裕があると様子見へと足を進めた船台、その上の紅白幕と信号旗に飾られた艦本体の傍らに主役も見受けられた。しばらく様子を見ていたら気配を感じたのかパッと振り返り、そのまま駆け寄ってきたので抱き止めてやる。どうやら式の用意が整うにつれ緊張してきたらしい。ぎゅう、と腰にしがみついたまま離れようとしない。昨日までは楽しみで仕方なさそうな様子で飾り付けられた艦を飽きることなくきらきらとした眼差しで見つめていたものだが。顔を見ようとして触れた頬が冷たく、ひとます持ってきておいた羽織りをマントのようにして被せてやる。子供用の上着を用意してなかったから不格好ではあるのだが、一時凌ぎには十分だろう。落ち着かせようとトントン、と背を叩きながらどうしようかと思案する。そろそろこの場所には一般客が入る頃合いのはずだ。
sky_yuratto
MEMOあくまでうちのこの範囲での世界観。思い立ったら順次書き足します。弊お空世界観・星の子の生態
感情は活動開始時空っぽだが活動のうちに生まれる。しかし、精霊から感情表現として学ぶ、星の子との交流を経るの過程が無い限りそれが何であるかは理解しきれない(ex.笑う行動はできるが実感がなくラベリングされていない行為となる)
性差については精神に準ずる。活動開始時は無性別としその後の行動の如何により星の子自らが指針を決めるものとする。そのため標準的な身体には性差を感じさせるようなものはない。また生殖の概念はないのであれそれもない。
身体は基本、陶器の様だが星の子との触れ合い時に柔くなり、協調性助長の目的がある。肉や臓器はない。また闇の生物や赤い石によって欠損する可能性を秘めており、このために不調を抱える星の子が度々発生する。
2183感情は活動開始時空っぽだが活動のうちに生まれる。しかし、精霊から感情表現として学ぶ、星の子との交流を経るの過程が無い限りそれが何であるかは理解しきれない(ex.笑う行動はできるが実感がなくラベリングされていない行為となる)
性差については精神に準ずる。活動開始時は無性別としその後の行動の如何により星の子自らが指針を決めるものとする。そのため標準的な身体には性差を感じさせるようなものはない。また生殖の概念はないのであれそれもない。
身体は基本、陶器の様だが星の子との触れ合い時に柔くなり、協調性助長の目的がある。肉や臓器はない。また闇の生物や赤い石によって欠損する可能性を秘めており、このために不調を抱える星の子が度々発生する。
105@海自艦擬人化
DOODLE506+404 カレー作った「ちよだちゃん、ちょっと味見してよ」
こくりゅうに呼ばれて来たそこは美味しそうな匂いが漂っていた。自艦のレシピが紹介されたので自身でも作ってみたのだという。美味しいねと率直な感想を述べれば、だよね!と嬉しそうだ。機嫌良く向かいで山盛りのご飯とともに平らげていくのを眺めながら、味わってスプーンをゆっくりと運ぶ。ごちそうさまと言う頃には少し食べ過ぎを悔いたくらいだ。
自分の艦へ戻りながら今度お返しにわたしも作ろうかなと段取りを思案する。料理好きだった先代の様には上手くは作れないかもしれないけど。大好きな思い出の味を一緒に楽しめたら良いなと思うから
274こくりゅうに呼ばれて来たそこは美味しそうな匂いが漂っていた。自艦のレシピが紹介されたので自身でも作ってみたのだという。美味しいねと率直な感想を述べれば、だよね!と嬉しそうだ。機嫌良く向かいで山盛りのご飯とともに平らげていくのを眺めながら、味わってスプーンをゆっくりと運ぶ。ごちそうさまと言う頃には少し食べ過ぎを悔いたくらいだ。
自分の艦へ戻りながら今度お返しにわたしも作ろうかなと段取りを思案する。料理好きだった先代の様には上手くは作れないかもしれないけど。大好きな思い出の味を一緒に楽しめたら良いなと思うから
オルト
TRAINING404文字パンそばのタイカケ「タイガくんっ、大好き!」
「お、おおおおお、おう!」
「へへっ」
俺の部屋、カケルと二人きり。カケルは俺に寄りかかってニコニコしている。俺も笑顔を返してやりたいけど、いろんな衝動を抑えるのに精一杯で、それどころじゃない。
「僕ね、タイガくんとコンビでいられて本当に幸せなんだぁ」
「お、おれ、も」
「ホント? 嬉しいなぁ!」
ちっくしょぉぉ! そんな笑顔で俺を見て、どうするつもりなんだ! いや何も考えてないからこんな顔してあんな事言うのか?! タチが悪すぎる!
一度は俺からコンビ解消しようとしたけど、しなくて本当に良かった。コンビ以上になりたいと思ってる今となっては、あの頃カッとなった勢いで別れなくてよかったと心から思う。
「ふふっ、これからもよろしくね?」
「おう」
俺は頷いて、カケルによりかかる。寄り添って、積み上げたネタ帳を眺める。
あとどのくらい積み上がったら告白しよう? あぁ、早く永遠のコンビになる約束を取り付けてぇな。 426