しずちゃん
1YU77
DONEバレンタインをいいわけに 青春恥ずかしい感じのやぎしずちゃん年齢操作 学生
2月のホワイトデイ◆
「おー志津摩ぁ~!」
こいこいと手招きするのがなんだか似合わなくて相変わらずこの人はよくわからない。
呼ばれて嫌がることも出来なくて志津摩は駆けだしてグラウンドの走路に胡坐をかいている八木のもとへ向かう。三年生が集っているそこへ行くのは少々気後れするが、三年生全員志津摩がくると明るく「田中~!」と名前を呼んでくれる。
その真ん中にいる八木はまだこっちこっちと掌を上にひらひら手招きすると、躊躇いなく志津摩の腕を掴んで自分の真ん前に座らせる。後ろから腕で囲まれるようになり弱る。
「あああああの、八木さん!」
まあまあと後ろから肩を叩かれ、諦めるほかない。そのまま苦い顔で汗の滴る先輩たちに持って来ていたタオルを差し出す。
9446「おー志津摩ぁ~!」
こいこいと手招きするのがなんだか似合わなくて相変わらずこの人はよくわからない。
呼ばれて嫌がることも出来なくて志津摩は駆けだしてグラウンドの走路に胡坐をかいている八木のもとへ向かう。三年生が集っているそこへ行くのは少々気後れするが、三年生全員志津摩がくると明るく「田中~!」と名前を呼んでくれる。
その真ん中にいる八木はまだこっちこっちと掌を上にひらひら手招きすると、躊躇いなく志津摩の腕を掴んで自分の真ん前に座らせる。後ろから腕で囲まれるようになり弱る。
「あああああの、八木さん!」
まあまあと後ろから肩を叩かれ、諦めるほかない。そのまま苦い顔で汗の滴る先輩たちに持って来ていたタオルを差し出す。
1YU77
PROGRESS元ブラ企業のやぎしず進捗⑦佳境です。口論するやぎしずちゃん
次回最終回⁉ 続きは支部かな?
もうすこし続きます💦区切り悪かったので前半前回分少し含
元ブラ企業のやぎしず進捗⑦ 志津摩は上司に頭を下げ着の身着のまま会社を飛び出した。肌寒い時期だが、汗を浮かせて走る。待ち合わせた場所は会社のすぐ傍にある街区の公園だ。
志津摩は公園に着くなりきょろきょろと見回し、ポツリとたった街灯下のベンチに座っている八木を見つける。
「八木さん!」
叫ぶと白い息が立つ。座ってぼんやりしていた八木が声に応え立ち上がる。志津摩は全力で駆けだし、はっとこちらを向く八木に勢いよく飛びついた。
「おわ、志津摩っ!」
八木はよろけて受け止めるが志津摩があまりにも思い切って飛びついた勢いにバランスを崩し、地面に二人転がる。それでも八木は強靭な脚力で堪えて勢いを殺ししっかりと志津摩を腕に支えて自分の上に抱えた。
6764志津摩は公園に着くなりきょろきょろと見回し、ポツリとたった街灯下のベンチに座っている八木を見つける。
「八木さん!」
叫ぶと白い息が立つ。座ってぼんやりしていた八木が声に応え立ち上がる。志津摩は全力で駆けだし、はっとこちらを向く八木に勢いよく飛びついた。
「おわ、志津摩っ!」
八木はよろけて受け止めるが志津摩があまりにも思い切って飛びついた勢いにバランスを崩し、地面に二人転がる。それでも八木は強靭な脚力で堪えて勢いを殺ししっかりと志津摩を腕に支えて自分の上に抱えた。
1YU77
PROGRESS元ブラ企業やぎしずちゃん進捗⑥下書き状態文章崩壊かも💦
次回!最終回!?次回は最後までまとめて支部かなと思っています(未定)
くそケンカになりそうです。無限ループにもめるやぎしず。
もうすぐ最終回!
元ブラ企業やぎしずちゃん進捗⑥前回そのまま続き
八木は深く息を吸って吐く。何を今更、変な緊張を、とスマホの画面に表示された「志津摩」という三文字を見つめる。
橋内はちゃんと連絡をするまで八木を見張るらしく、早く早くと顎で指示してくる。
うん、と意を決し画面をトンと押す。
呼び出し音が響くなか、八木は逸るような、逃げたいような気持ちになった。
志津摩は今日も仕事に行っているはずだ。電話に出られるかどうかもわからない。
しかし、責めるような呼び出し音がブツリと途切れて。
『八木さん!』
出た。志津摩の変わらない明るい声を聴き、それまでの不安はほっと薄れ胸が温かくなる。
「しずま、」
通じて話を始めると橋内がひらひらと手を振って。「かえる」と声を出さずはっきりと口を動かして伝えた。八木はうんうんと頷いて。「がんばれ!」と拳を握り激励し離れていく橋内に手を振った。
6428八木は深く息を吸って吐く。何を今更、変な緊張を、とスマホの画面に表示された「志津摩」という三文字を見つめる。
橋内はちゃんと連絡をするまで八木を見張るらしく、早く早くと顎で指示してくる。
うん、と意を決し画面をトンと押す。
呼び出し音が響くなか、八木は逸るような、逃げたいような気持ちになった。
志津摩は今日も仕事に行っているはずだ。電話に出られるかどうかもわからない。
しかし、責めるような呼び出し音がブツリと途切れて。
『八木さん!』
出た。志津摩の変わらない明るい声を聴き、それまでの不安はほっと薄れ胸が温かくなる。
「しずま、」
通じて話を始めると橋内がひらひらと手を振って。「かえる」と声を出さずはっきりと口を動かして伝えた。八木はうんうんと頷いて。「がんばれ!」と拳を握り激励し離れていく橋内に手を振った。
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PROGRESS元ブラック企業のやぎしずちゃん進捗⑤前回の少し後の話(とんでます)しずまくん出てきません
かなやぎが飲み屋でうだうだしている。
延々和さんに叱られる恋に悩む八木さんの場面
もだもだしまくっています。
元ブラック企業のやぎしずちゃん進捗⑤◆
「うわぁ、来るのはやくね?」
その目立つ長身の姿を確認し慌てて煙草を消す――が、こっちを見つけるなり大股で走ってきたやつには敵わない。橋内和。元同級生で、元同僚で、変な腐れ縁の偉丈夫。
会社が同じだったのは本当にたまたまだった。八木のいた会社に橋内が中途でやってきたのだが、憎らしいほど優秀ですぐに昇進してきた。
どうやったって互いの性格的に気が合わないはずなのに昔から妙に馬が合った。学生時はいつも一緒にいるグループに属していたわけではないが、二人で話せば妙に気を張らずに居られた。この「橋内和」に憧れの女子の心を何度奪われたことか。
小学高学年から中学まで一緒で橋内はまた転校していき、会社に就職してきて久しぶりに再会した。
13108「うわぁ、来るのはやくね?」
その目立つ長身の姿を確認し慌てて煙草を消す――が、こっちを見つけるなり大股で走ってきたやつには敵わない。橋内和。元同級生で、元同僚で、変な腐れ縁の偉丈夫。
会社が同じだったのは本当にたまたまだった。八木のいた会社に橋内が中途でやってきたのだが、憎らしいほど優秀ですぐに昇進してきた。
どうやったって互いの性格的に気が合わないはずなのに昔から妙に馬が合った。学生時はいつも一緒にいるグループに属していたわけではないが、二人で話せば妙に気を張らずに居られた。この「橋内和」に憧れの女子の心を何度奪われたことか。
小学高学年から中学まで一緒で橋内はまた転校していき、会社に就職してきて久しぶりに再会した。
1YU77
PROGRESS元ブラック企業のやぎしずちゃん 進捗③のんびりおデートしたりする。
ちょっとセンシティブなのでなんでも許せる方向けになってきました。
大丈夫そうでしたらお願いします。
ちょっとせんしてぃぶ大丈夫ですか!? ↓yes 7447
1YU77
PROGRESSブラック企業で働いていたやぎしずちゃんのその後進捗②画像で一部投稿していた部分含みます!
キス魔??なやぎさんがしつこいちゅうするししずまくんもちょっと喘ぐので念のため成人指定でお願いします!
PASS成人されていますか??↓ 8988
1YU77
PROGRESSブラック企業で働いていたやぎしずちゃんのその後 進捗1キャラ崩壊ご注意ください
相変わらずもだもだしています💦
進捗あれから。退院後も自宅療養で志津摩が暫く休んでいる間に八木はさっさと退職届を出してしまい、すでに準備していた引き継ぎ作業も早々に終わらせた。志津摩が仕事に復帰して二週間後に八木は会社を辞めてしまった。結局一緒に仕事することは殆どないまま、八木は有給消化期間を利用しあっという間に隣県へ引っ越ししてしまった。つまり、真っ当に向き合い付き合っていこうと決めて早々遠距離状態になったのだ。
志津摩はここで不安になった。このまま八木と離れてしまうのではないかと恐くなった。
八木の方は呆気なく「じゃあまたな、志津摩」なんて名残惜しげもなく颯爽、薄情に引っ越してしまった。志津摩はこわくなった。また逢えなくなったらどうしよう。また八木に逃げられてしまったらどうしよう。けれど、今新たな生活を始めようとする八木を煩わせたくなくて、直接志津摩の抱える感情を伝えることもできなかった。
10340志津摩はここで不安になった。このまま八木と離れてしまうのではないかと恐くなった。
八木の方は呆気なく「じゃあまたな、志津摩」なんて名残惜しげもなく颯爽、薄情に引っ越してしまった。志津摩はこわくなった。また逢えなくなったらどうしよう。また八木に逃げられてしまったらどうしよう。けれど、今新たな生活を始めようとする八木を煩わせたくなくて、直接志津摩の抱える感情を伝えることもできなかった。