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    ASA

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    REHABILI▼春高後〜卒業のあいだに関係が変化する(予定)東西の話の書きかけ冒頭(予定)▼ディープなキスをしているだけ▼描写が下手
    無題 ――うわ、すげえ。
     それが西谷夕17歳、生まれて初めてのキスに対する最初の感想。いや、最初とはいえねえか。はじめは触っちゃいけないと言われているモノにビクビクしながら触ってはバッと離れていく指先のように、一瞬くっついてはすぐに離れるキスともいえない唇同士の接触を繰り返すこと数回。俺の方が小っ恥ずかしさに耐えきれず「もっとガッと来てくださいよ、ガッと! アンタならできるでしょ!」と胸ぐら摑んで叫んだら、旭さんは広い手を俺の肩に置いて、緊張してたんだろうな、節分の鬼のお面みたいなツラで「い、いくからね……」と言って、たっぷり10秒は経ってからやっと顔を寄せてきた。
     乾いた唇を今度は強く押しつけられて、さらに何秒か経つ。で、この後ってどうするんだ? 濡れた何かがちろちろと俺の唇をなぞるように撫でている。キス初心者の俺もそれなりに緊張して、それなりに固くなっていたらしい。いつのまにか旭さんの手は俺のうなじに触れていて、それが少し擽ったくて、思わず唇を緩めたその瞬間、俺は旭さんが先ほどまでの旭さんじゃなくなっていることを悟った。 
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    MAIKING▼世界弾丸ツアー中の付き合ってない東西に起こるハプニングの序盤▼いい竿(30)の日らしいので東峰さんちの息子(ダブルミーニング)をたたえたくて書きかけのネタから突貫工事▼この後R18になる予定▼名前のあるモブが喋ってそこそこ出張ります
    【HQ】解放(仮) ――タダほど怖いものはない。それは、己や周囲の安全を守るためにも大事な教訓だ。ともあれ東峰がそんな反省を抱いたときにはすでに、事は取り返しがつかないところまで進み、そして果てた後だった。


     その夜、東峰と西谷は宿泊二日目のホテルを出て近場のダンスバーに入っていた。夜の熱気が狭い店内に充満して、大人しく座っていても肌にじんわりと汗が滲む。東峰はひとり、カウンター席で水パイプを嗜みながら階下で踊る人の群れをぼんやりと眺めていた。そこへ喧騒をかき分けて陽気な英語が響くと同時に親しげに肩を叩かれる。
    「やあ、アサヒ! 君のハニーはどうしたんだい?」
     振り返るとくるりと跳ねる焦茶色の髪に同じ色の瞳を輝かせ、健康的な褐色の肌をネオンに彩られながら見覚えのある男が立っていた。同じホテルの宿泊客で昨晩夕食をとった店で偶然居合わせ意気投合、その後パブまで同行し親睦を深めたスペイン人のアルベルト……だったはずだ。
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