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    カマス

    729maru

    MOURNING某逆転する裁判のパロなナギヤマ。冒頭部分のみ。
    矛盾点をついて相手をねめつけるナギをめちゃくちゃ見たいし、全然反撃の糸口見つかってないけどここで反論しないと判定が下ってしまうって時に持ち前の演技力ではったりかます大和さんを見たいです。でもって外国で大暴れする二人が見たいです…
    ※以前フリートで上げた小話の加筆修正版です
    ※法律知識は皆無ですのでいろんな矛盾はご容赦ください
    逆転の狼煙をあげろ前回までのあらすじ。
    北欧から留学してきたナギと食事に行ったら、次の日なぜか殺人犯に仕立て上げられていた!

    ***

     どうしてこんなことに、と言いたげに紺碧が真直ぐ俺を見つめている。その視線に応える術を持たない俺は、耐えられなくなって顔ごと視線から逃げた。優秀な法の番人であるこいつには、今の俺はどう見えているのだろう。可哀そうな友人か、それとも───この期に及んで言い逃れをしようとする、極悪人か。
     だって、本当に自分でも訳が分からないのだ。ナギと食事をして、久しぶりの高級肉を堪能して。急用のために先に店を後にしたナギに別れを告げて、自分はナギの分までデザートを平らげて。あとは真直ぐ家に帰って、見慣れた薄い煎餅布団に身を委ねた。
    1925