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    ミチル

    Mondlicht_pine

    DOODLEまほやく学会展示作品。数百年後のミチル・フローレス氏による論文。
    本人は文学部国文学科卒のため、薬学、医学の知識は全くなく、エセです。時間が無くて今はとりあえず概要のみの展示になっています。
    南の国における出産時の母体保護についての調査南の国における出産時の母体保護についての調査

    Mitile Flores

    概要
     南の国にある複数の村において、50年間で魔法使いの出生率が0.5割下がり、人間の出生率が1割ほど増加していることが調査で判明した。特に、国で最も栄えている雲の街にほど近いA村での魔法使いの出生率の低下は著しく、逆に最も南端に近いH村においては平均よりも魔法使いの出生率が高かった。
     調査結果を整理すると、人口が多く、医療の環境が整った都市部に近い村では人間の出生率に対して魔法使いの出生率が低いことがわかった。母子ともに健康な分娩が出来る環境においては、魔法使いの出生率が低い可能性がある。
     また、今回の調査では医療環境の不足が見られる地域において、優先されるのは母体ではなく胎児の命である傾向が強いことが判明した。母親が魔法使いでない限り、働き手として重宝される魔法使いとして出生する可能性のある子の命の方が優先されるようだ。南の国の都市部においては、出産により死亡する妊婦の数は他国と比べても少ないものの、地方ではその割合が急増し、出産時の母体保護についての意識が希薄である現状が浮き彫りとなった。
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    KiwiAoi

    DONE書きたいことだけ書いたほのぼのミチロイパティバレンタイン小説。

    ヴァレンタインディ表記はファンクラブを参考にしました。

    細かいことは気にしないで仕上げました。
    ミチルの部屋は仕事部屋、ベッドルーム、ロイパティも個別のスペースがあるイメージだけど、どうなんでしょうね。端末があれば仕事部屋いらないのかな…。
    HAPPY VALENTINE「ミチル、休憩の時間だ」
    言ったロイディはキッチンへと向かった。
    ミチルは伸びをしながら、今日の日付を確認した。
    2月14日だ。
    「パトリシア、知ってる? 昔の日本では今日、ヴァレンタインディって言って、女性から男性にチョコレートを送って愛の告白をしたんだ」
    ミチルが振り返りながら言うと、棚の前でパトリシアが少し首を傾かせて立っていた。
    その手にはリボンのかかった小さな箱が2つあった。
    困っているように見える。
    「え、もしかしてチョコレート? 今日のために買ったの?」
    「そう。先週、1人で買い出しに行った時にミチルにチョコレートをロイディにメンテナンス用オイルを買ってこの棚に今日まで隠しておいた。店ではヴァレンタインディに贈り物をするという宣伝がされていたので買ってしまった。愛の告白ということを知らなかったのは私のリサーチ不足だ。これが口車に乗る、という体験だろうか。こういう場合は返品を受け付けてくれな…」
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