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    レバー

    bluetiarakureha

    DONE2014年頒布「クレバーな僕ら!青学編」より
    その①
    最初は手塚くんメイン。

    青学マネージャーはデフォルト名:姫野ゆりになってます。
    なんというか、色々THE夢小説という感じです。
    往年の夢小説感がすごいです。
    読んでてすごく恥ずかしいです。
    色々すいません。
    当時、本をお手に取って下さった方、本当にありがとうございました!
    「まずいな。随分遅れてしまった」

     そう呟きながら、手塚は校舎を出た。
     校庭で陸上部が活動しているのを横目に見ながら、小走りでテニスコートへ向かう。
     今日は生徒会執行部の集まりがあったため、手塚は部活に遅れていた。
     生徒会長として、一度きりの文化祭の開催に着手し始めていた。日程は既に決まっており、今はそこに向けてひたすら準備を進めるだけだ。そのためテニス部に合流するのがここ数日遅れ気味になっている。文化祭の開催が近づけば近づくほど、ますますそれは顕著になっていくだろう。
    手塚はそれを理解した上で、二つの役職を兼任しようと決めたのだから、何としてもやり抜きたい思いだった。
    テニス部の方は副部長の大石が仕切ってくれているからあまり心配はしていないが、ほんの少し、後ろめたさがあるのも事実だ。
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