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    日常系

    suzumi_cuke

    DOODLE20220605匂わせ程度の鯉月(鯉→月)、メインは俺モブ兵が軍曹の読んでる本について知りたがる日常系の話。気分転換に書いてたら最後まで書けたので置いておきます。
    みんな大好き軍曹殿の愛読書 俺が所属する歩兵第二十七聯隊には、皆から慕われる古参の軍曹殿がいる。

     身長は徴兵資格をぎりぎり通るくらい、そんなに高くない。俺より低い。ところがガタイがとんでもない。下士官と兵は入浴の時間が違うのだが、たまたま遅くなったらしい軍曹殿が風呂から出て着替えているところに出食わした時、そのたくましいお身体に、俺は正直吃驚してしまった。数え切れない傷を刻んだお身体は、服の上からでは思いもつかないほどに鍛え上げられ、腹の筋肉などは八つくらいに割れておられた。触ると多分鉄板のようにカチカチなのだと思う。思わず口を開けて見惚れていると、軍曹殿はやや気まずそうにして、「じろじろ見るな」と背を向けてしまわれた。そうするとどうだ、背中にはそうした傷はなく、きゅっと褌を食い込ませた尻のなんと張りがあって柔らかそうなこと……俺はさっきと別の意味で、軍曹殿が着替えを終えるまで目が釘付けになってしまった。(ぼんやりするなとどやされてしまった)
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