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    ささら

    周一周

    PROGRESS小説 ホラー ささらとろしょが事故物件に住むはなし カプタグつけてるけどnot腐な旧どつ 申し訳程度の謎解き要素も入れるつもり

    2022/04/30 ver0.1
    05/01 ver0.2
    05/19 ver0.3
    05/23 ver0.4
    12/11 ver0.5
    12/17 ver0.9
    恐い間取り花園北にあるそのアパートは、利便性のみを評価するなら最高の物件だった。大阪環状線が目と鼻の先にあり、路線を越え通天閣を過ぎると、そうかからないうちにミナミの繁華街へ行くことができた。大阪の中心地に近いにも関わらず、大国町を境に家賃相場がより良心的なものに変わるため、学生や、難波の劇場を根城とする芸人たちが、少なからずその周辺に住むことを選んだ。おまけにその賃貸は、近辺にある似たような間取りのどの部屋よりも、安い価格で借りることができた。

    そんな好条件を有していながら、しかし件(くだん)の物件は、長らく住み手の見つからないままでいた。理由はひとつ明白に、その物件には居住する際の「告知事項」が存在していた。5階建てアパートの最上階、10畳ワンルーム、風呂トイレ別、バルコニーあり、ロフト付き。小洒落た造りをしたその部屋にはかつて、都心の大学へ通う女学生が住んでいた。その人は大学三年生を迎える春に突如として連絡が途絶え、様子を伺いに田舎からやってきた両親が、ロフトの柵で首を吊っている彼女の死体を発見した。警察が彼女の身辺調査を行った結果、当時その女性と付き合っていた彼氏が消息を絶っているという不可解な事実が判明したが、二人の関係は特別悪くなかったそうだ。彼女は果たして自死か他殺か、また彼氏はどうして消えてしまったのか、どちらも決定的な手がかりを掴めぬまま、自殺という仮の結論のままその事件は処理された。そうするとすぐ部屋には特殊清掃が施され、人が住む前のまっさらな状態に繕い直された。西日の多く差し込むその部屋は、今もがらんどうの口を開け、再び誰かが出入りするのを待っている。
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    ああや

    DONEぬるでささらのはなし シリアス(ネタバレ諸々注意)





    仕事がほんとに忙しすぎて休日が無くなってきました。そんな中で聞いたドラパ。そして220連して恒例ARBシリーズしかSSR出ないアニバガチャ(とりあえずヌは交換した)でもARB君も曲もライブもコミカも大好きだし部屋グッズで埋めてたいし私はとにかく稼ぐしかねえ!……と思いながら今頭の中にあるやつ全部出しました。
    二次創作もっとしてえ〜〜〜!
    RIVER FOG, CHOCOLATE BUTTERFLYごうごうとあんまりにもやかましい音、そこそこヒガシ時代にけたたましい音は慣れたもののまだそれでもどこか乱暴な音は苦手な簓であったが、このやかましさは良いなと思った。ゴゴゴゴゴという音がうるさくて強制的にその音のことしか考えられない。良い。あと頭皮に感じる刺激もいい感じ。
    今、街ブラロケ、番組が用意した最近オープンの話題のお店、ヘッドスパ、マイクロバブル10分コースの話。
    コメントはもう本日のスケジュールの台本を貰った時点で考えていたので問題なし。用意は周到であるべきやなあと再確認。ゴゴゴゴ。10分はこのけたたましい轟音、何か観察したり察したり考えたりしたくても、ゴゴゴゴ、何も考えられない。顔はタオルで覆われているし、足だけ適当にブラブラして〝ぽい〟リアクションさえしとけば。あ〜、頭空っぽ、なんて、お久しぶり、ゴゴゴゴ。
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    nonbirishinkou

    PAST左+銃の左馬刻さまとささらさん
     喫煙所の扉が開いて、見知った白髪が入ってきた。俺の姿を認めると、眉を困ったように寄せて「禁煙中じゃねーんか」と小さく笑う。
    「禁煙中やで。吸うてへんもん」
     ぱっと手のひらを見せて煙草もライターもありませんよーってアピールすると、左馬刻はどーだかとこれまた小馬鹿にするように首を傾げる。煙が俺に来ないように配慮してか少し離れたところに腰掛け煙草に火をつけた。ええけどね、煙くらい。むしろ欲してるくらいやけどね。口寂しくてジャケットの内ポケットに仕込んだ飴ちゃんを取り出し口に放り込む。
     何か喋り出すかと思ったけれど、左馬刻は黙ったままガラス越し、喫煙所の向こう側にいるチームメイトを眺めていた。各ディビジョンの二番手が集まって何やら盛り上がっている。そこにはもちろん盧笙もおって、左馬刻のチームメイトである入間さんもおる。年末の歌合戦以来、仲良くなったようだった。仲良く、というか学生に勉強を教えてるみたいやな。あそこは小説家も警察官も、教師もおるから。ホストの人は、茶々をいれつつ見守っている。ちょっと寂しいけど、微笑ましい。盧笙も楽しそうや。当然盧笙は盧笙のコミュニティがあって、それは仕事場だったり、学生の頃の友人や養成所の頃の友人なんかも。
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