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    リング

    きいてないんだけど!!!!

    DOODLEバーンブレイバーン最終回ありがとうの気持ちを込めて。おじ様とブレイバーンにも人になって戻ってきてもらいました。監督が最後のブレイバーンの独白はスミスとは別個体!みたいなこと言ってたから!いける!行けるって!!ブレイバーンを幼女にしたのは趣味、ほらクーヌスとか入ってるから、ね……。帰ってきた時おじ様もブレイバーンもみんな全裸。CP要素はないけどイサルイ/イサブレの人が書カップリング要本当にない。
    最終回ありがとう!おかえりヒーロー!!デスドライヴズとの戦いが終わったあと、スミスが帰ってきた。もう、戻ってこないと思っていた俺たちのヒーローが俺たちの元に帰ってきた。そう、帰ってきた、のだが。
    「ガガピ」
    俺の傍を離れない小さい少女は、何時ぞやの、まだ話せなかった頃のルルを思い出させるような言葉遣いで何かを訴えている。いや何を訴えているかは分かる。呼んでいるのだ、俺を。
    俺が困惑したように少女に目を向ければ、少女は憧れのヒーローにあったように目を輝かせては「がぴ!」と甲高い超音波のような声を上げ俺の手をぎゅぅっと握り、小さくぴょんぴょんと跳ねていた。

    「……教えてくれスミス、どうすればいいんだ俺は」

    天を仰ぎながらぽつりと呟く俺の問いに答えてくれるヒーローは誰もいなかった。
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    たつき

    DOODLE今後出す予定のリンぐだ全年齢小説本から書き下ろしを書けてるお見せします。
    本当に短いです。
    こちらだけはイベント終了後非公開にします。

    追記
    ちょっと書き直しになったから供養がてら公開しておきます。
    本が出るときには消すかも。
    君は悪夢になり得ない 彷徨海カルデアベース。深夜1時を回った頃、眠る藤丸立香のマイルームに蠢く影があった。その大きな影はゆるゆると立香に近づき、黒ずんだ手を伸ばす。眉根を寄せて脂汗を浮かべる立香を拭うと、うっすらと笑みを浮かべて影は……蘆屋道満は何かを唱え立香の夢の中に潜っていった。
     立香は毎晩悪夢を見ていた。そのきっかけは妖精国で見せられた失意の庭だが、その不安自体はそれ以前から立香自身が抱えていたものに他ならなかった。今日も立香は夢を見る。
    「これでキミも『予備』に戻れる!」
    「もう無理に頑張らなくていいんだって」
    「事件解決後、キミの目の前に広がっているのは何もかも壊れた後の、絶望的な地球の姿だ」
     仲間達から立ち止まるよう言われる優しい悪夢。今までがむしゃらに走り続けてきた人類最後のマスターにとっては何よりも苦しい要求だった。それでも、と彼女が立ち上がれる人間であったとしても、毎夜夢に見る度に少しずつ心はすり減っていく。一度傷のついた心は決して元には戻らない。眠ること自体を敬遠するようになるも、マスターとして万全を期すためには眠らなくてはならないと言うジレンマ。ここ最近の立香がノイローゼ気味だったことに気付かない者は少なかった。
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