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    三人称

    mi1pi_bo

    DONE北3/健全//わちゃわちゃアホやってる北3+通りすがり賢者と魔法使い達・三人称 オーエンの手からぼろぼろと白いかたまりが落ちていく。
     ミスラが大きな口を開き、手元の赤を齧り取った。

    「あ。ちょっと、それ僕のだよ」
    「はあ。もう食べちゃいましたが」
    「ふざけないで。腹を捌けば出てくるかな?」
    「やってみればいいでしょう。俺より弱いあなたにできるわけありませんが」

     は?
     なんです。

     二人ぶんの声が剣呑に響く中、乱闘の気配を察知したブラッドリーが自分の皿を持って横を向いた。さり気なく腰を浮かせて、いざという時にはいつでも抜け出せるように準備する。
     必要とあらばどちらかに手を貸すことも多々あるが、特に興味も意味もない喧嘩で美味な料理を堪能しそびれるのは御免だ。ミスラの気まぐれで殺し合いになることも多い厄介なお茶会とはいえ、本日のお供は自分の知る中でもっとも腕の良い料理人が用意したもの。
     お茶会が台無しになるのは心底どうでもいいが、料理が台無しになるのは許せない。

    「ブラッドリー。まさか、逃げ出そうなんてしてないよね?」
    「ブラッドリー。この人を黙らせるので手を貸してください」
     ああ、遅かった。忘れてくれていいものを、こんな時ばかり記憶力がいい。特に 2756

    kao_tenne

    MEMO※カニバを匂わせるような表現があります、グロ等の表現はありませんが使用しているネタの都合上苦手な方はお気をつけください
    🎂🚌のibnt文章です
    ちょっと🚗杯まで間に合うかな……と思ったので元になる簡単な文章を載せました。
    絵の方で初見で見たいよ!という方は見なくても大丈夫です。
    漫画版ではこのまま漫画になるので特に物語の流れに変更点はありません。(三人称が二人称になるぐらい)
    ※シーンが飛び飛びで見辛い
    yksk流星高校、ib3年、nt1年の設定です
    (春〜夏の甲子園前ぐらい)


    「イブラヒム、俺腹一杯になっちゃったからこれ食べてくんね?」
     そう言って渡された甘いスナック菓子の袋を、一体どうしたものかとイブラヒムは首を傾げた。
     受け取ったまま暫く沈黙するイブラヒムを見て、クラスメイトはどうしたんだ、とイブラヒムの顔を覗き込む。
    「あれ、甘いの苦手だったっけ。この前クレープ食べてたから平気だと思ったんだけど」
    「んー……いや、大丈夫。俺も結構昼に食べちゃったから」
    「ああ。じゃあ他の奴にあげることにするわ、ごめんな!」
     クラスメイトはイブラヒムから袋を受け取り、教師雨の反対側へ移動していった。少し強張っていたイブラヒムの肩がゆっくりと下がる。
    「……まぁ、美味しくないし」
     彼は味覚の無い、所謂"フォーク"だった。

     この世はフォーク、そしてケーキと呼ばれる人々が存在する。フォークは後天的なもので、味覚を失ってしまう。ケーキと呼ばれる人物のみに味を感じるという極めて奇怪な特徴を持っていた。
     そのケーキだが、彼らは先天的なものであり、成長しきる前にフ 5936