Recent Search
    Create an account to secretly follow the author.
    Sign Up, Sign In

    幼稚園

    masu_oekaki8810

    DONE君と暮らせたらシリーズの2話目。こっちにあげてなかった。

    ツボミちゃんが自分の可愛さを受け入れるまでの話。

    ツボミちゃんもモブくんも幼稚園の設定です。
    (通ってたのは保育園なのかもしれないが…原作にそのへんの描写あったか思い出せず。)

    ※ラブとか両想いとかそういう描写は無いです。
    可愛いままで生きるには 私がまだ幼すぎて何もわかってなかった頃、近所の年上の男の子たちが何故私にキモい虫を見せてきたり髪を引っ張ったりしてイジワルしてくるのか、理由がわからなかった。
     私はそのたびに泣いたり怒ったり逃げたりし、何度もはっきりと「やめて」と言った。
     それなのに、その子達はニタニタと嬉しそうに笑って、私を見かけるたびに嫌がらせをした。

     モブくんは、そんな男の子たちとは違った。いつも優しくて笑顔で、私を楽しませようと超能力で物を浮かせて見せてくれたり、何をして遊びたいかもちゃんと訊いてくれた。

     ある日、幼稚園の帰りにモブくんと遊ぶ約束をしていた神社に向かうと、境内のそばで知らない大人がウロウロしていた。「知らないおじさんだ。ちょっとヤだな…」と思って、階段を戻ってモブくんを待とうと思った矢先、その男は私を見て
    3427

    珊瑚77

    DONE3/26 ながいきのかみさま

    ショタオニから始まるホルセト。
    転生ホルス(幼稚園児のすがた)・はっきりした記憶はないが何かを感じている。
    叔父様・日本でアヌビスと暮らしている。現代まで神様のまま顕在。

    残念ながら本日は準備号で幼少期の遭遇までです。すみません……!
    ここから小学生→中学生→高校生→結婚 と愛を育みます。
    書き上げたらこちらとピクシブで公開する予定です。
    空の記憶 ホルスには、繰り返し見る夢がある。


     ぐらぐらと揺れる視界の中で、ホルスは、ひと目でいいから砂漠が見たいと、切に願っている。足を引きずって歩くホルスの周りには、植物の根のようなものと瓦礫がたくさん散らばっていて、前に進むことすら、容易ではない。瓦礫の隙間を抜けて何とか外に這い出ると、壊れかけた神殿の柱が見えてきた。その先に広がっているのが、夕焼けに照らし出されて緋色に輝く、エジプトの砂漠だ。
     ホルスは一つ息を吐き、その美しさに、ただただ感嘆するしかない。

     愛しいと、思う。
     この光景を、忘れたくないと、願う。

     だけど限界を超えた身体はもうそれ以上動かなくて、ホルスは崩れた柱の根本に座り込み、そこに背中を預けて、愛しい砂漠を見つめ続けた。
    3390