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    お約束

    ParAI_t

    DONE言葉よりも雄弁な / クロアス

    クロービスさんキャラスト公開記念第四段①。
    え、もう、どうしろと感がすごいのですが、お約束はお約束ですので…!
    明日まじでどっちに転ぶというのか、公式に命握られてる感がすごい。
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    「勇者さん、ありがとうございますー。おかげ様で随分片付きましたー!」
    「いえいえ、お手伝いになったらよかったです」

    午後の予定を失ったアステルは、書庫でサシャと本の整理をしていた。地下に所蔵されている本と書架の本の定期的な入れ替えは、人手が多く必要な大仕事である。今日一日では到底終わらず、また手伝うこともありそうだった。

    「またいつでも呼んでくださいね」
    「すみませんー。クロービスがいれば、もう少し効率良くできるのですがー」

    名前があがった瞬間、アステルの顔に一瞬暗い影が差した。サシャは穏やかな表情で、無理には聞きませんが、と断りを入れる。

    「クロービスと何かありましたかー?」
    「何か、というほどのことじゃないのかもしれないんですけど…」

    ぽつりぽつりとアステルは今までの出来事を話し始める。最初は会話もままならなかったこと。段々と話題が増えて次の機 2417