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    まみ

    kysk_0000

    MOURNING・沙●の唄の半端なパロ(引いてはその元ネタのパロというか…)
    ・事故に遭って世界が怪物(呪霊)まみれに見えるようになっちゃった虎杖×虎杖にとって唯一普通の人間に見える、真の姿がJF呪霊モードのお兄ちゃん
    ・呪霊は存在してないていの世界だけどお兄ちゃんは(半)呪霊として存在してる たぶん羂索のせい

    ・描きたいとこだけ
    沙●の唄みたいな悠脹 飽きもせず降っていた雨を、覚えている。鉛のように重たい曇天を、足元を不確かにするアスファルト上の波紋を、飛沫を。
     高校一年生の六月。祖父が死んで、覚悟していたそれを受け入れて暫く。学校帰りに仏花を買って、別に花に喜ぶような人ではなかったけれどと気持ちばかりに携えて。仏壇には他にも供えるべき人たちの位牌も並んでいるから、別に特別な帰り道ではなかった。父母。遺影でしかほとんど顔を認識していなくても、こんにち自分が青春を謳歌できているのは彼らが互いを愛し合ってくれたからなのだと--と、殊勝なことを思うわけではないが、習慣なので。
     花屋に寄った分、時間は日常の帰り時間とは少しずれていた。ほんの誤差くらいではある。だから、ほとんどいつもと変わらないような雨の日だった。
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    みのりのめも

    MAIKING郡司くんに対する気持ちがよく分からずに感情が暴走していく天空橋くん

    試しに翔って呼んでみてよってあまみゃさんに言われていつも通りの困り顔+上目遣いで「……しょうくん?」って言われて表情変えずにドッドッドッってなる天空橋くん可愛いと思います。「何か言ってよ」ってあわあわする郡司くんと全て察して「戻そっか」っていうあまみゃさん…
    これを愛と呼ぶのなら 気づけば、俺の周りには人が居なかった
    いつだって1人の空間に俺は立っている。
    でも悲しくは無い。寂しいなんて言葉は口にしてはいけない。俺は武器なのだから。

    ――

    「天空橋くん?」
    不安気に揺れる瞳が俺を捉えていた。
    「だ、大丈夫?どこか痛い?」
    怪我をしたってすぐに治せるのに、優しいその人は俺の身体を誰よりも大切にしてくれる。
    返事を待っている間もその目を逸らさずに俺の言葉を待ってくれる。いつの間にかその時間が心地よくなっていた。
    「いいえ、どこも痛くありません。」
    ちょっと冷たかっただろうか。しかし目の前にいる、同じ特別機動隊3課に所属する郡司晃さんはその言葉にほっと息をついた。
    他人の痛みを気にするなんて、この人はどこまでお人好しなのだろうか。
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