Recent Search
    Create an account to secretly follow the author.
    Sign Up, Sign In

    クルス

    くるまか尊いマン たまご

    MAIKINGルジiュノワ くるす×まかべ
    アメリカンブルーの花言葉

    続きが書けねぇ。
    ________________
    アメリカンブルーの花言葉

    多忙ゆえに寝に帰るだけの俺の部屋に、花が添えられたのは先週末の事。
    「お帰り亮〜、キミの部屋に彩ないから花を添えにきました〜」
    そう言って合鍵を使って入ったであろう玲が仕事から帰ってきた俺を出迎えた。
    「お前が花?いやいや寝言は寝てから言え」
    「その言い方は地味に傷つくけど、花はオレじゃなくてこっちね」
    そう言って差し出されたのは植木鉢に入った花弁の小さい青い花だった。植木鉢を占めるのは葉っぱで、可愛らしい花はそっと彩を添えるものだった。何かと派手な花を買ってきそうな玲のイメージとはかけ離れていたので、素朴な花に驚いた。
    「お前ならバラとか買ってきそうだけどな」
    「失礼だなぁ、オレだって相手に合わせて花を選ぶよ」
    キミの殺風景な部屋にバラが突然生えたらビックリでしょ、と言い、玲は窓に近い棚の上に植木鉢を置いた。確かに俺の部屋に合うのは華美な花よりは素朴で自然な花だとは思う。それにしても純粋に疑問に残るのは。
    「なんで花なんて買ってきたんだ?って顔してるね、亮」
    俺の考えている事などお見通しだと言うようにクスクス笑う玲が、俺の疑問をついてきた。全くもってその通 1061