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    アカ

    海袖 萌(みそで もえ)

    DOODLE大学生快新
    付き合い始めてわりとすぐやらかす話
    はっとりとかあかいさんが出てきます
    escapeescape

    飛行機の自席で、工藤は頭を抱えている。なんて恥ずかしいことをオレはしていたんだろう。後悔と羞恥心と寂しさが混じり合って頭から湯気が出そうだ。そもそも両想いになったのだと思ったこと自体勘違いだったようで。アイツ、オレのこと好きって言ってなかったっけ…言ってたよな…でも友愛だったのかな。キスは?キスもしたけど?!…ああ、ダメだ、オレが恥ずかしくて酒入ってる時にしちまったんだ。酔った勢いの可能性が出てきてしまった。
    …などと、はっとした顔をして笑顔になったかと思えば俯いて頭を振っている。百面相とはこういう時に使うのだろうか、と、工藤の横の席に座っている老人は思った。
    工藤としては、付き合ってるしキスもしたから次はえっち!どっちがどうとかまだわかんねぇけど0距離でくっつきたい!!オレだって男だしオレから誘ってみせる!!という思惑があって、最近黒羽に対して積極的に話しかけに行っていた。ボディタッチも頑張った。なのに黒羽は話していても距離があるし、肩にくっついても気付くと離れているし、横並びに座って話しながら太ももに手を置いてみてもコーヒー淹れてくるわと席立ってしまう。
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    Rahen_0323

    DOODLEヒスイ入りして帰って来たカキツバタその3です。再会とよしよしパートです。続きは未定。
    シリーズなので「置き去った男」の1と2を先に読むことをオススメします。
    怪我や体調不良表現があります。細かいことはあんまり気にしないで読んで欲しい。なんでも許せる方向け。
    早く幸せになってくれ〜〜〜呟いてたりしてたけどアカデミーにでも行って普通に学校卒業してくれ〜〜〜
    置き去った男 3カキツバタが意識を失ってしまったので、聴取だとか細かいことは後回しになり、俺は一先ず放り出してしまっていたゼロゲートでの仕事を片付けておいた。仲間達も各々の業務に戻ったらしい。
    一応薬の投与でカキツバタの容体は落ち着いていたし、病室にはハルトを残したので大丈夫だとは思うが、それでもどうにも身が入らなくて。
    済むとリーグまで書類と端末を取りに行き、直ぐにあの嘗ての先輩の元へと戻った。
    「ハルト、カキツバタ」
    「! スグリ!おかえり」
    ノックを挟み静かに扉を開けば、ハルトもまたノートパソコンを立ち上げていた。訊けばハッサクさんが気を配って持って来てくれたらしい。同じリーグ職員でよかったよ、と笑ってた。
    「ツバっさん、丁度起きたところなんだ。薬の影響でちょっとボーッとしてるみたいだけど」
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