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    ジャロ

    ParAI_t

    DONEとろけるような / クロアス

    某スケブでテンションブチ上がったので書きました。
    いつも通り、来年まで今年のバレンタインなので何も問題はなかった(問題しかない)
    キャラスト版の火力ましましビス殿ならこのくらいいけんじゃね?ってなったので、なんかやたらと甘いビス殿に仕上がりました。
    ま、バレンタインだからいいじゃろ←
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    眠る時間の少し前。
    後ろ手に何かを隠し持ち、動きまで若干ぎこちなくなったアステルに、クロービスは苦笑する。

    「渡すのならば早くしたらいいだろう」
    「こ、こういうものは、緊張するものなんです!」
    「…そういうものかね」

    アステルは目を伏せ頬を染めて、恥じらいながら俯いている。最初は、今更照れることだろうか、と冷静だったクロービスも、落ち着きに揺らぎが生まれていた。わかっている答えを受け取るだけだというのに、妙に歯がゆくもどかしい。すっかり気恥ずかしさに包まれた二人は視線が合うと、緊張の糸が切れてどちらともなく笑いあった。

    「ふふっ、バレンタイン、です」
    「ああ、ありがたくいただこう」

    笑みをこぼしながら、クロービスは渡された包みを開ける。中には一粒のチョコレートが鎮座していた。職人の技巧が尽くされているであろうそれは、見た目にも繊細で美しい。

    「チョコレートは安眠効果もあ 830

    ParAI_t

    MOURNINGかわいいひと / クロアス

    クロービスさんキャラスト第5騨没ver
    まぁ、どっちになるかわかんなかったら2パターン用意しますよねぇ!?
    嫉妬関係のあれそれを通らなかったので、こちら完全に没案でござい
    まぁ、ないよりある方がいいじゃろの精神であげまする
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    「クロービスさん、もうそろそろ寝ないと明日に響きますよ」
    「むぅ、もうそんな時間か」

    アステルはよく眠れる効果があるという茶を差し出して、今日の業務の終わりを催促する。仕事へと没頭していたクロービスは書類から顔をあげると、カップを受け取った。

    「飲み頃だと思います」
    「うむ」

    適温まで冷まされた紅茶へクロービスは口をつける。舌に馴染む香りが疲労へとよく効いた。ほう、と息をつけば、緩やかに眠りの気配すら感じられる。
    アステルはといえば、カップを渡してからというものの、一挙一動を見逃すまいとばかりに、しきりにクロービスの様子を気にしていた。やや緊張した面持ちで注がれ続ける視線に、やれやれと苦言が呈される。

    「君は人が何か食べているのを見る趣味があるのかね」
    「だって、今日のは自信作ですし…。好きな人には美味しいっていってもらいたいじゃないですか」
    「…悪くはないな。 935