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    mizuyasorasora

    DONE蘇州探索&オープニング画面で「ああこの世界は一度燃えたんだな」と思って衝動的に書いた水都百景録二次創作です。その後の探索で絵巻の中で放火が相次いだことが発覚しましたが自分の感情の供養にupします。一度目の世界の焼失における李白と杜甫の消滅。
    火事の描写とファンタジーレベルですが人体が燃える描写があります。
    天の裂け目より来たる火がその大火は比喩ではなく天から降ってきたとしかいいようのないものだった。
     江南では珍しく晴れ渡った空に雨の代わりに降ってきた火は、脈絡も何もなく建物や人間に燃え移り、人々を阿鼻叫喚に陥れた。
     消火部隊は間に合わず、水にさえ火が燃え広がっていく。
     自分の住んでいる住宅の同居人を被害が少ないらしい避難所に移動させた杜甫は、もつれる足を叱咤しながら全力で走っていた。
     手遅れでなければいい、そう思いながら疾走していたその最中、
    「おお子美殿、そんなに急いでどこにいく?」
     燻る炎の点在する繁華街の中、探していた当の人物からかけられたいつも通りの声に驚いて蹴躓いたのだった。
     途端にあはははは、と笑いながら差し伸べられた手に、こちらの気も知らないで、とキッと睨みつける。
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    🌸忘羨二次創作垢🌸

    MOURNING弟子達をつれて読狩りの指導に出ていた魏無羨。やっと姑蘇へ戻ってきた彼を藍忘機は見つめていた。
    すぐにでも話したかったが、魏無羨は何やら弟子達に何かを指導しているようだった。
    魏無羨を見ていると、喜怒哀楽がふつふつ湧き出てくる。これまで自分が嘘のように溶けていくのを感じた。
    しばらく眺めていると、藍忘機にの視線に気づいたのか急いで彼は来てくれた。
    喜怒哀楽はない方が生きやすい楽しい事があればその分落ち込んだ時の落差が激しい。
    常に心を静かに保つには、無駄な事は考えず、むやみに物事を口にしない事が原則。

    これが、含光君が生きてきた中で学んだ教訓である。

    回廊で藍忘機は足を止めた。
    遠目から、一点を見つめる。夜狩から帰ったばかりなのか、多少汚れた衣服の弟子達と魏無羨がいた。先頭にいた魏無羨は後ろを振り向き、子ども達に先に着替えて身を綺麗にしてから指定した部屋に来るようにと指示をする。

    皆が去ったのを確認した彼はくるりと身を翻し、藍忘機の所へ向かって走り、飛んだ。スタッ、と華麗にちょうど藍忘機の目の前に着地した彼は、ツイと人差し指で含光君のあごをなぞる。

    「そんなに熱い視線を投げられると、いたずらしたくなるな」
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