M_ugi_0q0
DOODLE鍾タル オリジナル設定のパロディ小説タイトル未定 episode【0】
以下に注意の上、自己責任でご覧ください
▷異世界(平行世界)の璃月が舞台
▷ファンタジー(やりたい放題です)
▷暴力、血、銃、裸あり(R15) 5
はむたま
DONE2/12 TOKYO FES feb.2023 神ノ叡智8 にて頒布する鍾タル本のサンプルです。東5ナ35ab(しおぬちゃんと合同です) サークル名 しおパン日和
森を泳ぐクジラ A5/本文62p/700円/全年齢、ほんのり鍾タルです。
小口をパステルブルーにしてもらいました!
後日Boothと、できたらとらのあなでも通販を行おうと思います。
よろしくお願いいたします。 13
azs_gnsn
DOODLE #リプきたセリフでSS書く で書きました。セリフじゃなくてモノローグになったところもありますがご了承ください。
「これ以上、俺の心を踏み荒らすのはやめてくれよ」
「欲張りな神様だなぁ」
「どうしてくれようか」
「好きなように呼ぶといい」 4331
hiwanoura
DONEパティシエのタルタリヤと大学の先生をしている鍾離先生の現パロ鍾タルの、引越し初日の話。※この2人はまだ付き合っていません(忘れがちな設定)
パティシエのタルタリヤと大学の先生な鍾離先生の話⑥「公子殿、ちょっとそこに座ってくれないか」
酷く真剣な顔で呼ばれ、示されたのはリビングに敷かれたラグの上。毛足の長いそれは、直接腰を下ろしても冷たくは無いだろうが、正直さっきまで布団の中にいた身としては、座りたくないなぁと思うのが本音だった。え、いきなりなんで…?とまだ眠気から覚醒しきれていない頭で考えつつ、しかし、相手の雰囲気は明らかに逃がしてはくれそうになくて。とりあえず「はい」と答えて大人しく腰を下ろした。呼びつけた張本人が正座をしていたのでそれに習い、同じように足を折って。膝を突合せたところで「あれはどういう事だ?」と、スラリと長い指が示したのは、キッチンの片隅にある冷蔵庫だった。
「冷蔵庫…だね?」
3525酷く真剣な顔で呼ばれ、示されたのはリビングに敷かれたラグの上。毛足の長いそれは、直接腰を下ろしても冷たくは無いだろうが、正直さっきまで布団の中にいた身としては、座りたくないなぁと思うのが本音だった。え、いきなりなんで…?とまだ眠気から覚醒しきれていない頭で考えつつ、しかし、相手の雰囲気は明らかに逃がしてはくれそうになくて。とりあえず「はい」と答えて大人しく腰を下ろした。呼びつけた張本人が正座をしていたのでそれに習い、同じように足を折って。膝を突合せたところで「あれはどういう事だ?」と、スラリと長い指が示したのは、キッチンの片隅にある冷蔵庫だった。
「冷蔵庫…だね?」
299_nemui
DONEクリスマスプレゼント(大遅刻)です前言ってた妊娠ネタのあれです。友情出演は影神子。
これは相互限定ですがpixivに全文公開してます→ https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=18981468 7933
mana20141201
DOODLEハロウィンのフリーアイコンを書いてたら思い付いたハロウィンパロです。今回は鍾タルですが次に魈空サイドも書こうかなと思ってます。
ちょっといかがわしい描写があるので閲覧注意。
鍾離先生→神父
タル→吸血鬼(この小説では悪魔の混血になってます)
書きたいところだけ書いているので大幅に飛んでいるところがあります。誰か間書いてくれ、後世だ。 7040
mana20141201
DOODLE鍾タル短編です。タルが死んでしまったお話。死ネタですが、ハピエンです。
すねーじなやの元ネタの国の葬儀の仕方を見て一寸思いついたネタです。
もしかしたら後日談加筆したものを支部に載せるかも。
もし加筆したらこちらにリンク載せます。
⁑未来のお話捏造
⁑死ネタ
⁑腐向け
⁑付き合ってます 2961
zerin_fah
DOODLEGeo Shroom just came home from long journeyCan't move on from Childe being fungus...
So I make him a new friend (actually his soulmate---) 2
zerin_fah
DOODLEI read fanfic about Childe transmigrates into floating hydro fungus on Twitter and I can't take it... (it's Yulia/@.FUSHIGURO's fanfic)HE SO FREAKING CUTE!!! I HAVE TO DRAW HIM!!!
nae_purin
DOODLE鍾タル(現パロ)テイワットの記憶がうっすらとあるけど、ほぼ別人格として鍾離と出会って鍾離のことが好きになったタルと、摩耗が進み情緒不安定気味の鍾離が解釈違い起こしながら同棲DV彼氏してるラクガキ
「違うだろう」
強く顎を掴まれる。布越しの生暖かい体温が嫌にリアルだった。頬の肉が引き攣るような痛みを訴える。人外の腕力で持ち上げられて爪先が浮く。息を詰めて視線を合わせようとするが叶わない。
「…わかってるよ」
かすれた笑い声に乗せてそう言えば、拘束する力が少し緩んだ。
「ごめんって先生。ていうかさ、凡人は片手で人を浮かせられないよ?」
「…それもそうか。悪かった」
「形だけの謝罪はいらない」
そうか、と鍾離が大人しく引き下がり、その腕から解放されたタルタリヤは首に手を添え軽く咳をした。けほ、けほ、と何度か咳き込んでいると再び鍾離の腕が伸びてくる。反射で構えようとするが、ここで下手に振り払うと痛い目を見るのは過去の経験から学習済みだ。その場にぴたりと停止したまま鍾離の手を受け入れる。
1474強く顎を掴まれる。布越しの生暖かい体温が嫌にリアルだった。頬の肉が引き攣るような痛みを訴える。人外の腕力で持ち上げられて爪先が浮く。息を詰めて視線を合わせようとするが叶わない。
「…わかってるよ」
かすれた笑い声に乗せてそう言えば、拘束する力が少し緩んだ。
「ごめんって先生。ていうかさ、凡人は片手で人を浮かせられないよ?」
「…それもそうか。悪かった」
「形だけの謝罪はいらない」
そうか、と鍾離が大人しく引き下がり、その腕から解放されたタルタリヤは首に手を添え軽く咳をした。けほ、けほ、と何度か咳き込んでいると再び鍾離の腕が伸びてくる。反射で構えようとするが、ここで下手に振り払うと痛い目を見るのは過去の経験から学習済みだ。その場にぴたりと停止したまま鍾離の手を受け入れる。
hiwanoura
DONEパティシエなタルタリヤと大学の先生な鍾離先生の話。これにてこの騒動は終結。収まるところに収まりました。パティシエなタルタリヤと大学の先生な鍾離先生の話⑤の3「先生、朝のあれは聞かなかったことにして!」
店のドアを潜り、振り返った深海色の目がパチリ、と瞬いた次の瞬間。聞こえた声に咄嗟に「は、」という酷く間抜けな返事しか返せなかった。
仕事を終え。いつもよりほんの少し早足で辿り着いた店は、薄暗い冬の夜の中でぽっかりと暖かな光を灯していた。硝子窓越しに店内に客が居ないことを確認して。そっと、開き慣れた扉へ手をかける。
「いらっしゃいませー」
「あぁ、こんばんは公子殿」
いつも通りに迎えてくれた彼に、思わず口元が笑みを描く。一日で二度会えた事がなんとなく嬉しくて。早く、返事をしなければと急く心を落ち着かせ、こつん、と板張りの床を革靴で進んだ。
「先生」
いつも通りの呼び声。しかし、それが何故か僅かに緊張を含んでいるのに気がつく。そういえば。出迎えと共にいつもは向けてくれる満面の笑みはなかったな、と。普段の様子とは明らかに違う彼に、何かあったかと、声をかけようとした、その瞬間。聞こえたのが『今朝のあれ、聞かなかったことにして』である。
2313店のドアを潜り、振り返った深海色の目がパチリ、と瞬いた次の瞬間。聞こえた声に咄嗟に「は、」という酷く間抜けな返事しか返せなかった。
仕事を終え。いつもよりほんの少し早足で辿り着いた店は、薄暗い冬の夜の中でぽっかりと暖かな光を灯していた。硝子窓越しに店内に客が居ないことを確認して。そっと、開き慣れた扉へ手をかける。
「いらっしゃいませー」
「あぁ、こんばんは公子殿」
いつも通りに迎えてくれた彼に、思わず口元が笑みを描く。一日で二度会えた事がなんとなく嬉しくて。早く、返事をしなければと急く心を落ち着かせ、こつん、と板張りの床を革靴で進んだ。
「先生」
いつも通りの呼び声。しかし、それが何故か僅かに緊張を含んでいるのに気がつく。そういえば。出迎えと共にいつもは向けてくれる満面の笑みはなかったな、と。普段の様子とは明らかに違う彼に、何かあったかと、声をかけようとした、その瞬間。聞こえたのが『今朝のあれ、聞かなかったことにして』である。
hiwanoura
DONEパティシエなタルタリヤと大学の先生な鍾離先生の現パロ鍾タル。ここからなにかが始まる話の先生目線。実は軽く④から続いてました。パティシエなタルタリヤと大学の先生な鍾離先生の話⑤の2「なんだか楽しそうですね?」
ゼミ生からの提出物です、と差し出された紙の束を受け取り、ありがとう、と返したその返答。それに、思わず首を捻る。全館一斉管理の空調のおかげで、外気温とは比べ物にならぬほど暖かな室内は、まだ生徒たちも集まっておらず、己と、この目の前にいる修士課程の生徒以外には誰もいない。つまり楽しそう、と称されたのが自分であることは明白だった。
「俺が、楽しそうだろうか?」
「はい。鍾離先生、なんとなく朝から楽しそうです」
論文のための資料作りに、と朝からパソコンを睨みつけていた視線は、知らず此方にも向いていたらしい。他の学生とは違いほぼもう授業に出ることも無く、比較的顔を合わせる機会も多い彼にそう言われると全く自覚はなかったがそうなのか、と妙に納得してしまう。楽しそう…小さく口の中で呟き、ムニムニと己の頬を揉んでいると、目の前の彼は、何かいい事でもあったんですか?と笑いながら腕からこぼれ落ちそうな書籍を持ち直した。
3814ゼミ生からの提出物です、と差し出された紙の束を受け取り、ありがとう、と返したその返答。それに、思わず首を捻る。全館一斉管理の空調のおかげで、外気温とは比べ物にならぬほど暖かな室内は、まだ生徒たちも集まっておらず、己と、この目の前にいる修士課程の生徒以外には誰もいない。つまり楽しそう、と称されたのが自分であることは明白だった。
「俺が、楽しそうだろうか?」
「はい。鍾離先生、なんとなく朝から楽しそうです」
論文のための資料作りに、と朝からパソコンを睨みつけていた視線は、知らず此方にも向いていたらしい。他の学生とは違いほぼもう授業に出ることも無く、比較的顔を合わせる機会も多い彼にそう言われると全く自覚はなかったがそうなのか、と妙に納得してしまう。楽しそう…小さく口の中で呟き、ムニムニと己の頬を揉んでいると、目の前の彼は、何かいい事でもあったんですか?と笑いながら腕からこぼれ落ちそうな書籍を持ち直した。
hiwanoura
DONEパティシエなタルタリヤと先生の先生な鍾離先生の現パロ鍾タル。ここからなにかが始まる話のタル目線です。パティシエなタルタリヤと大学の先生な鍾離先生の話⑤の1あぁ……なんであんな事言ってしまったんだろうか。本日何度目かも分からない溜息を目の前のボールの中に吐き出す。それと共に脳内に浮かんだ情景に呻く代わりに思わずぎゅう、と手の中の生地を握りこんでしまい、あ、と意識が瞬時に其方へと向いた。ちょっと痛いじゃないの、と。まるで文句を言うかのように、ふわりと鼻先を掠めたラム酒とスパイスの香り。それに、ごめんごめんと口の中で呟いて、色とりどりの宝石を含んだ柔らかなその塊を、丁寧に、しかし力は抜かず丸めて捏ねていく。えーと、次はどうするんだったか。そう、記憶の中のレシピを浮かべつつ、ひたすらこねこねと。普段作っているケーキや焼き菓子ではなかなかすることの無いその作業は、なんだか新鮮な上に無心になれて、今のこのどうしようも無い羞恥心に満ちた心情的を落ち着かせるにはちょうど良かった。
4479hiwanoura
DONEパティシエなタルタリヤと大学の先生な鍾離先生の現パロ鍾タルです。ワンライ『冬支度』に参加させて頂きたもの。
パティシエのタルタリヤと大学の先生な鍾離先生の話④ぐ、と。丸みを帯びた底に包丁で切れ込みを入れる。そこから刃を差し入れ、硬い皮と実の合間に力を込めて。ベリベリとめくるように剥がすと、中から顔を出したのは一回り小さい焦げ茶色の実だ。
「…中々、難しいものだな」
初めての作業に悪戦苦闘しつつようやっと一つを剥き終えて。詰めていた息をそっとはきだしてから隣を見ると、そこには既に五つ、皮を剥かれた実がまな板の上に転がっていた。流石だな…と。一切の迷いもなく、ベリベリと皮を剥ぎ取って行く手を見つめていると、せーんせ、と普段より幾分かひそめられた声が、静かな室内の空気を揺らした。
「もー、オレのこと見てないで手を動かしてよ。終わらないよ?この量」
「む、」
小ぶりのナイフの先で示されたボールの中。山と積まれたそれに、確かに、と頷いて、また一個、手に取る。
3894「…中々、難しいものだな」
初めての作業に悪戦苦闘しつつようやっと一つを剥き終えて。詰めていた息をそっとはきだしてから隣を見ると、そこには既に五つ、皮を剥かれた実がまな板の上に転がっていた。流石だな…と。一切の迷いもなく、ベリベリと皮を剥ぎ取って行く手を見つめていると、せーんせ、と普段より幾分かひそめられた声が、静かな室内の空気を揺らした。
「もー、オレのこと見てないで手を動かしてよ。終わらないよ?この量」
「む、」
小ぶりのナイフの先で示されたボールの中。山と積まれたそれに、確かに、と頷いて、また一個、手に取る。
hiwanoura
DONEパティシエのタルタリヤと大学の先生な鍾離先生の、現パロ鍾タルの三個目の話。ワンライ『ハロウィン』に参加させて頂いたものです。
パティシエのタルタリヤと大学の先生な鍾離先生話③ぴぴぴ、とオーブンから響いたタイマー音に、あぁちょっとまって、と独り言を呟いて、右手の絞り袋に力を込める。左手を添えた回転台をゆっくりと回し、白いキャンバスに描くのは、薔薇の蕾だ。ぷっくりと丸く、大きさの整った蕾をいくつも縁に並べ、何も無かった世界をクリームの花で彩っていく。一瞬でも呼吸が乱れれば、全てが台無しになる、作業。手の震えなんて以ての外、息を止め、全神経を集中させるその作業は、緊張感と共に完成時の高揚感も味わえる、お気に入りの作業であった。
一周をローズバッドで囲み、真ん中には苺を甘く煮た物をならべて。仕上げに上から砕いたピスタチオを散らせば、最近人気のピスタチオと苺のケーキの完成だ。スポンジの合間には鮮やかな緑色のピスタチオクリームと苺ジャムを挟み、交互に緑と赤とが並ぶ断面も美しい。甘すぎないそれは、女性だけでなく男性にも人気があり、オレ自身もお気に入りのものだった。
3346一周をローズバッドで囲み、真ん中には苺を甘く煮た物をならべて。仕上げに上から砕いたピスタチオを散らせば、最近人気のピスタチオと苺のケーキの完成だ。スポンジの合間には鮮やかな緑色のピスタチオクリームと苺ジャムを挟み、交互に緑と赤とが並ぶ断面も美しい。甘すぎないそれは、女性だけでなく男性にも人気があり、オレ自身もお気に入りのものだった。
雨煙🥟
DOODLE原神通ってない別ジャンルの友だちが私がタルタリヤ完凸させる様子を見守ってくれるそうで、何も知らないまま淡々とガチャ画面だけ見せるわけにはいかないのでざっくりと紹介するために慌てて描きました。10連で7枚抜きしたいよな 2299_nemui
PROGRESS鍾タル前提モブ→タルの、導入名前が決まってません、仮置きとして@が入れてあります
未定 なぜ船乗りたちは北極星を目印にするのだろうか? そんなの決まっている。「そこにあるから」だ。何があろうと変わらずあり続けるもの。信じるに値する求心力。何もない海においての唯一の希望。信じて、ついていけば間違いないと思わせる輝き。
では、海原での希望が北極星なら、戦場での希望はどの星に託せばいいのだろうか? 肉が抉られる恐怖、死が目前にある焦燥、生物の尊厳を許さない地獄において、希望を託すに値するものは? それはやはり、目の前にいる彼────ファデュイ執行官第11位、「公子」タルタリヤその人だろう。あどけない顔立ちに危険な深蒼が見え隠れしていて、うっかりすると吸い込まれて戻ってこられなくなるような錯覚を覚える。戦場では誰よりも勇猛果敢、猪突猛進かと思いきや相手の行動を読み適切な対処をする判断力と冷静さ。戦うために生まれてきた闘争の権化。しかし、いかに神のような権力と凡人を超えた力を持つ執行官であろうと、部下とともに美酒を楽しむこともある。その流れで恋愛相談に乗ることも、なんらおかしいことではない。
3747では、海原での希望が北極星なら、戦場での希望はどの星に託せばいいのだろうか? 肉が抉られる恐怖、死が目前にある焦燥、生物の尊厳を許さない地獄において、希望を託すに値するものは? それはやはり、目の前にいる彼────ファデュイ執行官第11位、「公子」タルタリヤその人だろう。あどけない顔立ちに危険な深蒼が見え隠れしていて、うっかりすると吸い込まれて戻ってこられなくなるような錯覚を覚える。戦場では誰よりも勇猛果敢、猪突猛進かと思いきや相手の行動を読み適切な対処をする判断力と冷静さ。戦うために生まれてきた闘争の権化。しかし、いかに神のような権力と凡人を超えた力を持つ執行官であろうと、部下とともに美酒を楽しむこともある。その流れで恋愛相談に乗ることも、なんらおかしいことではない。
hiwanoura
DONEパティシエのタルタリヤと大学の先生な鍾離先生の現パロ。鍾タルです。捏造しかない。(Twitterに上げていたものと一緒です)パティシエのタルタリヤと大学の先生な鍾離の話②くるり。木ベラを翻すとそれに倣うように鮮やかなオレンジ色が形を変える。舌触りが良いように、と丁寧に裏ごししたそれにグラニュー糖と、卵黄、それに生クリームをたっぷりと。全体が柔らかな黄色に変わるまでくるりくるりと混ぜ込み仕上げにバニラを加えてまたひと混ぜ。急がず焦らず、できる限り丁寧に…そうして出来上がったものは、ツヤツヤと滑らかに銀色のボールの中で輝いていた。
「んー、ちょっと甘いかな?まぁいいか。上のクリームが甘さ控えてるし」
味見用のスプーンから舌の上へと滑り降りてきたそれは、こっくりと甘く、それと同時に素材の香りも消えていない。なかなかの出来に自然と上がる口角はそのままに、準備しておいたタルト台を冷蔵庫から取りだした。
5313「んー、ちょっと甘いかな?まぁいいか。上のクリームが甘さ控えてるし」
味見用のスプーンから舌の上へと滑り降りてきたそれは、こっくりと甘く、それと同時に素材の香りも消えていない。なかなかの出来に自然と上がる口角はそのままに、準備しておいたタルト台を冷蔵庫から取りだした。
hiwanoura
DONEパティシエのタルタリヤと大学の先生をしてる鍾離先生の現パロ。鍾タルです。捏造しかないので要注意。(Twitterに上げていたものと一緒です)パティシエのタルタリヤと大学の先生な鍾離のお話①ふわり、と。
鼻先を掠めた匂いに思わず顔を上げる。会話も、物音も少なく、かすかに聞こえるのは紙の擦れる僅かな音ばかりの図書館にはあまりにそぐわない、甘い匂い。それは書物へと没頭して、つい、食事を忘れがちな己の胃を起動させるには十分なものだった。壁にかかるシンプルな丸時計を見るともう昼はとうに過ぎ、どちらかと言えば八つ時に近い。なるほど、甘いものを食べるにはちょうどいいな、と。昼食すら食べてないことからは目を背け、手にしていた本を棚へと戻した。
さて何が食べたいか…足音を飲み込むカーペット素材の床を踏み締めつつ、書籍で埋まる棚の間を進む。平日の昼間なせいか自分以外の人影を見かけなかったのだが、知らぬうちにもう一人、利用者が増えていたらしい。珍しい、と。なんとなしに興味が引かれ、知らず足が向く。こちらの事など気がついても居ないのだろうその人物は、立ったまま手にした本を熱心に読んでいた。赤みの強い茶色の髪の下、スッと通った鼻筋と伏せられた目を縁取る長い睫毛。恐らく自分よりは歳若いその青年は、特に目立つ格好をしている訳でもないのに、何故か無視できない存在感があった。ここまで気になるという事は、もしかしたらどこかで会った事のある同業者か…生徒の一人かもしれない、と。記憶の中で赤毛を探すが残念ながら思い当たる人物はみつからず。知り合いでは無いのならばあまり見ていては失礼にあたる、と無理やり視線を剥いで、青年の後ろを通り過ぎた。
3913鼻先を掠めた匂いに思わず顔を上げる。会話も、物音も少なく、かすかに聞こえるのは紙の擦れる僅かな音ばかりの図書館にはあまりにそぐわない、甘い匂い。それは書物へと没頭して、つい、食事を忘れがちな己の胃を起動させるには十分なものだった。壁にかかるシンプルな丸時計を見るともう昼はとうに過ぎ、どちらかと言えば八つ時に近い。なるほど、甘いものを食べるにはちょうどいいな、と。昼食すら食べてないことからは目を背け、手にしていた本を棚へと戻した。
さて何が食べたいか…足音を飲み込むカーペット素材の床を踏み締めつつ、書籍で埋まる棚の間を進む。平日の昼間なせいか自分以外の人影を見かけなかったのだが、知らぬうちにもう一人、利用者が増えていたらしい。珍しい、と。なんとなしに興味が引かれ、知らず足が向く。こちらの事など気がついても居ないのだろうその人物は、立ったまま手にした本を熱心に読んでいた。赤みの強い茶色の髪の下、スッと通った鼻筋と伏せられた目を縁取る長い睫毛。恐らく自分よりは歳若いその青年は、特に目立つ格好をしている訳でもないのに、何故か無視できない存在感があった。ここまで気になるという事は、もしかしたらどこかで会った事のある同業者か…生徒の一人かもしれない、と。記憶の中で赤毛を探すが残念ながら思い当たる人物はみつからず。知り合いでは無いのならばあまり見ていては失礼にあたる、と無理やり視線を剥いで、青年の後ろを通り過ぎた。
YMari0515
PROGRESS🔶💧鍾タル、危ないこと!メ!って言われてるのに、またやりました!という生意気タルをわからセする話を書いてます。やっぱ調子乗ってるメスガキタルをお仕置きする先生の構図好きですわ〜
まだセしてないです 4
watersky_q
DOODLE鍾タル。書きたいとこだけ書いた市街戦。凡人の言うところには静かで長閑でよい午後、であるはずだった。
ぴくりと違和感に反応した鍾離は筆を置き、そしてその瞬間、窓の外から璃月中の空気を震わせるほどの雄叫びが響き渡った。続けざまに、金切声の悲鳴だ。
やれやれ。仕方がない。凡人と化した身とは言え、璃月に住むものとして、この街を守る権利と義務はあるだろう。
鍾離はすぐに自室を出た。往生堂の玄関前では、従業員が腰を抜かしそうになって柱にしがみついている。
「堂主は?」
「今朝からお出かけになっています」
ならばすぐに思い浮かぶ神の目を持つ者は、あの戦闘狂の男ぐらいだろうか。しかしあの男も大人しく銀行にいない可能性がある。
鍾離が表に出ると、三杯酔前の広場でヒルチャール岩兜の王が太い腕を天に向かって叫び声を上げているのが見えた。
5224ぴくりと違和感に反応した鍾離は筆を置き、そしてその瞬間、窓の外から璃月中の空気を震わせるほどの雄叫びが響き渡った。続けざまに、金切声の悲鳴だ。
やれやれ。仕方がない。凡人と化した身とは言え、璃月に住むものとして、この街を守る権利と義務はあるだろう。
鍾離はすぐに自室を出た。往生堂の玄関前では、従業員が腰を抜かしそうになって柱にしがみついている。
「堂主は?」
「今朝からお出かけになっています」
ならばすぐに思い浮かぶ神の目を持つ者は、あの戦闘狂の男ぐらいだろうか。しかしあの男も大人しく銀行にいない可能性がある。
鍾離が表に出ると、三杯酔前の広場でヒルチャール岩兜の王が太い腕を天に向かって叫び声を上げているのが見えた。