Ameya
MOURNINGマークス×マスター♂。少しだけ性的、ハートマーク注意。前作と少し繋がっています。タイトルはお題サイト「Icca」様からお借りしました。
37℃でとろかせてあれから、マークスは性の勉強をしているらしい。
うう…なんでそういうところも真面目なんだ…。
マークスが俺をマスターとして慕ってくれるのは、嬉しいんだけれど、恋愛となると話しが違ってくる。
それでも、大型犬のようなマークスが手入れをしようと俺が部屋を訪れると、マスター、いつまでいられるんだ?と尻尾を振って喜んでくれるのは正直嬉しい。
まだまだ新米で軍人としても半人前の俺を、マスターと認めて、部屋に訪れるとキスをしてくるマークス。
好きだ、マスター…と潤んだ瞳で見られて、だ、だめだ、マークスと、いつまでも「待て」をさせているのは忍びない。
そもそも貴銃士に性欲はあるのだろうか?
いや、でもこの間のマークス、ちゃんと勃起してたし…。
4852うう…なんでそういうところも真面目なんだ…。
マークスが俺をマスターとして慕ってくれるのは、嬉しいんだけれど、恋愛となると話しが違ってくる。
それでも、大型犬のようなマークスが手入れをしようと俺が部屋を訪れると、マスター、いつまでいられるんだ?と尻尾を振って喜んでくれるのは正直嬉しい。
まだまだ新米で軍人としても半人前の俺を、マスターと認めて、部屋に訪れるとキスをしてくるマークス。
好きだ、マスター…と潤んだ瞳で見られて、だ、だめだ、マークスと、いつまでも「待て」をさせているのは忍びない。
そもそも貴銃士に性欲はあるのだろうか?
いや、でもこの間のマークス、ちゃんと勃起してたし…。
Ameya
MOURNINGはじめて書いた千銃士Rのマークスくん×マスター♂です。手探り感が半端ないのですが、供養として投稿します。R15くらいの性描写あります。俺の忠犬は待てが出来るマークスに何度もマスターを見ると胸のあたりがそわそとする事がある、と言われる。
俺はその答えを知っているけれど、でもマークスにはまだ早い。
マークスは俺の愛銃だけれど、でも恋愛になると話しが違ってくる。
でも、手入れをしたりする度に、その綺麗な顔をずい、と俺に近づけてマスター…と切なく俺を呼ぶマークス。
ど、どうしよう、俺の愛銃、顔がいい…って!そうじゃない、そうじゃない。
マークスは大事な愛銃なんだから。
それに俺はマスターとして他の貴銃士と話したり…マークスがその度に、忌々しそうな顔をしているから、マークス、駄目だろう、と叱るんだけれど、大型犬のように耳が見えてしゅんとしてしまうから、最近はあまり怒らない。
4479俺はその答えを知っているけれど、でもマークスにはまだ早い。
マークスは俺の愛銃だけれど、でも恋愛になると話しが違ってくる。
でも、手入れをしたりする度に、その綺麗な顔をずい、と俺に近づけてマスター…と切なく俺を呼ぶマークス。
ど、どうしよう、俺の愛銃、顔がいい…って!そうじゃない、そうじゃない。
マークスは大事な愛銃なんだから。
それに俺はマスターとして他の貴銃士と話したり…マークスがその度に、忌々しそうな顔をしているから、マークス、駄目だろう、と叱るんだけれど、大型犬のように耳が見えてしゅんとしてしまうから、最近はあまり怒らない。
こむぎこ
DONE銃の頃の記憶を思い出すライク・ツーのお話。多分ライ→マス
current 俺が、ただの銃だった頃の記憶。
歌が聞こえた。その歌声はとても優しくて、穏やかで…。
俺はその歌が…その歌が聞こえる時のヴィヴィアンの纏う柔らかい空気が、嫌いじゃなかった。
ライク・ツーが貴銃士として召銃されてから、絶対高貴を求めてフランスへ飛びジョージと十手を迎え入れてからも腰が落ち着くことはなく、その後もイギリスやドイツに赴いたりとカサリステの一員として慌ただしい日々を送っていた。ようやく任務の間に士官学校で人としての振舞いとやらを学ぶ日常を穏やかに送れるようになった頃には、貴銃士の数も相当増えていた。
そうして、退屈ながらも鍛錬を重ねる日々を過ごしていたライク・ツーは、ふとあの歌の存在を思い出した。彼がまだただの銃だった頃、時折聞こえてきた歌。
3058歌が聞こえた。その歌声はとても優しくて、穏やかで…。
俺はその歌が…その歌が聞こえる時のヴィヴィアンの纏う柔らかい空気が、嫌いじゃなかった。
ライク・ツーが貴銃士として召銃されてから、絶対高貴を求めてフランスへ飛びジョージと十手を迎え入れてからも腰が落ち着くことはなく、その後もイギリスやドイツに赴いたりとカサリステの一員として慌ただしい日々を送っていた。ようやく任務の間に士官学校で人としての振舞いとやらを学ぶ日常を穏やかに送れるようになった頃には、貴銃士の数も相当増えていた。
そうして、退屈ながらも鍛錬を重ねる日々を過ごしていたライク・ツーは、ふとあの歌の存在を思い出した。彼がまだただの銃だった頃、時折聞こえてきた歌。
こむぎこ
DONEファルマス/銃マス自分の行動原理がわからないファルと自分の気持ちに気づきかけているマスターのお話。
「あ! いたいた、ファル!」
目当ての人の姿を視界に捉えて、マスターが小走りで彼に駆け寄った。目当ての人物――ファルは自室前で名前を呼び止められ足を止めた。
「おやマスター。どうしました?」
「ちょっとファルに渡したいものがあって。ごめんね、部屋に戻るところで引き留めて」
「いえ、今しがた呼び出しが終わったので部屋に荷物を取りに来ただけですから、お気になさらず」
穏やかな笑みには似合わぬ台詞に、マスターは驚きと不安が入り混じったように目を張った。
「呼び出しって…また何か…しちゃったの?」
また、というのは彼に多々前科があるからだ。と言ってもとある理由から再召銃をされたファルの状態はとても不安定で、彼が無意識下に行っていることが多くその問題行動を咎められたとて改善が中々に難しいのが現状だ。
9274目当ての人の姿を視界に捉えて、マスターが小走りで彼に駆け寄った。目当ての人物――ファルは自室前で名前を呼び止められ足を止めた。
「おやマスター。どうしました?」
「ちょっとファルに渡したいものがあって。ごめんね、部屋に戻るところで引き留めて」
「いえ、今しがた呼び出しが終わったので部屋に荷物を取りに来ただけですから、お気になさらず」
穏やかな笑みには似合わぬ台詞に、マスターは驚きと不安が入り混じったように目を張った。
「呼び出しって…また何か…しちゃったの?」
また、というのは彼に多々前科があるからだ。と言ってもとある理由から再召銃をされたファルの状態はとても不安定で、彼が無意識下に行っていることが多くその問題行動を咎められたとて改善が中々に難しいのが現状だ。
こむぎこ
DONE邑マス(銃マス)のSSです。焼き芋をする邑田と薮をつついてしまったマスターのお話。
熟れる果実(邑マス)「何故、構内で焚き火が…」
山のように集められた落ち葉が燃え、もくもくと煙を上げている。煙の臭いにつられて学科棟裏にやってきたマスターが見たのは、焚き火の前に座り込む邑田の姿だった。
「おお、ますたぁ。焼き芋の匂いにつられてやって来たかえ」
「いや、どっちかと言うと煙の臭いに…」
焼き芋やってるんだ、学校で。という言葉はなんとか飲み込んだ。
マスターは邑田の隣に立ち、木の棒で時折落ち葉の中をつつく邑田を見下ろした。珍しく在坂の姿はない。
「在坂は訓練中でのう。戻った在坂に焼き立てを食べさせてやろうかとな」
「気持ちは分かるけど…教官にバレたらまた懲罰房行きになるよ」
「その時は懲罰房で食うだけのこと」
邑田はマスターを見ないまま、いつもの様に笑みを浮かべ事も無げにそう言った。
1720山のように集められた落ち葉が燃え、もくもくと煙を上げている。煙の臭いにつられて学科棟裏にやってきたマスターが見たのは、焚き火の前に座り込む邑田の姿だった。
「おお、ますたぁ。焼き芋の匂いにつられてやって来たかえ」
「いや、どっちかと言うと煙の臭いに…」
焼き芋やってるんだ、学校で。という言葉はなんとか飲み込んだ。
マスターは邑田の隣に立ち、木の棒で時折落ち葉の中をつつく邑田を見下ろした。珍しく在坂の姿はない。
「在坂は訓練中でのう。戻った在坂に焼き立てを食べさせてやろうかとな」
「気持ちは分かるけど…教官にバレたらまた懲罰房行きになるよ」
「その時は懲罰房で食うだけのこと」
邑田はマスターを見ないまま、いつもの様に笑みを浮かべ事も無げにそう言った。