John
SPUR MEサチマル続きました。サッチ25×マルコ45(未定)
若干のシャン→マル風味を添えて。
立ち止まった君の手を取りたい僕と。
四番目の男 さて、いつものちょっとした余談の…おれの完璧なプライベートな日記を書いておこう。うん、書いてて実感がまだ湧かないが、十三の頃からモビーの母船に乗って、それからもう七年経つって言うから時の流れはまさに矢の如しってやつだ。一生を掛けてオールブルーを探す旅の中で、まだたったの七年といえば確かにそうだが、ペン先が迷っちまうよ、いつだったかな。この日記は未来に向けてのラブレターとか書いた記憶がある。(書いてなかったら、思ってたってだけなんだが)その中に紛れて、本当の意味でのラブレターを紛れ込ませる日が来るだなんてな。
いやもう、恋だの愛だの?
出来ればしたくなかったよ、おれ!
いや、恋も愛もしたかったけれど、もう少しロマンティックな忘れられない良い思い出ってやつが欲しかった。コックって生き物は皆、ロマンティックに決まってる。全員が全員、オールブルーに憧れてるだなんて盲目的なことを言うつもりはないが、それに近い形で憧れる感情ってものが存在している。言い方はあれだが、人生のスパイス。人生に彩りを添えてくれる歌やダンスみたいなものであってほしかった。
10554いやもう、恋だの愛だの?
出来ればしたくなかったよ、おれ!
いや、恋も愛もしたかったけれど、もう少しロマンティックな忘れられない良い思い出ってやつが欲しかった。コックって生き物は皆、ロマンティックに決まってる。全員が全員、オールブルーに憧れてるだなんて盲目的なことを言うつもりはないが、それに近い形で憧れる感情ってものが存在している。言い方はあれだが、人生のスパイス。人生に彩りを添えてくれる歌やダンスみたいなものであってほしかった。
John
SPUR MEサチマル続きました。サッチ25×マルコ45。マルコが心底面倒臭いことになってます。次回あの人出ます。(予定)
三日月だけは知っている いつもの通り、ここからはおれの超プライベートな部分になる。ふと思ったんだけど、この日記はもしかしたら後世、オールブルーに辿り着いた偉大な海賊船のコックの手記として残るんじゃないか?だとしたらどうしよう、こういう部分は書かないで、もっとこう崇高な文章にした方が良いんだろうか。オヤジが航海日誌を記しているのは当然だけど、その中身までは知らない。おれも正しい航海日誌なんて書き方はわからないから、大体の進路や気候、あったことを書いているだけ。
つまり、まぁ、誰かが読むことになっても問題はないはず。ここでおれは、声を大にして言いたい。
モンブラン・ノーランドを笑ってた奴ら!!これで証明されただろ、空島はあるってこと!!
13849つまり、まぁ、誰かが読むことになっても問題はないはず。ここでおれは、声を大にして言いたい。
モンブラン・ノーランドを笑ってた奴ら!!これで証明されただろ、空島はあるってこと!!
あかぎ(利便事屋のすがた)
DOODLEめずらしく落書き投下。そういえば先週のわんぷりは毎年恒例の駅伝回でしたね~と駅伝を見ながら描いてました。にしてもこの時期は思い思いの駅伝回のエア実況を拝むのも楽しみだったりします
John
SPUR MEサチマル続きました。サッチ25×マルコ45(予定)
手探りの二人です。ステファンは空気を読む犬です。
落ちた涙の二元論 ───ここまでが今日の記録、以下余談!
今日はマルコと盃の兄弟になった記念すべき日だ。祝い事に必要なのは、飾り付けられた豪華なケーキ!!…ってェのは勿論無理だけど、海の男達にとって兄弟の契りを交わすのは、海賊の掟を新しく結ぶのと同じくらいデッカくてすごいことだってのは分かった。……って書きはしたけど、ここでおれは顎に羽ペンを押し当てながら考える。ぶっちゃけ、義兄弟になろう!って、おれは結構軽い気持ちで酌み交わしちゃったりしてた。船長さんと盃を交わして配下になりたいって海賊達が、かなり物々しい面持ちであんな小さな盃を両手に押し抱く光景に仰々しいなァ…って思ってたのが本音。
義兄弟、義理の兄弟って言うとよそよそしい。じゃあ何だっておれなりに解釈してみた。
11324今日はマルコと盃の兄弟になった記念すべき日だ。祝い事に必要なのは、飾り付けられた豪華なケーキ!!…ってェのは勿論無理だけど、海の男達にとって兄弟の契りを交わすのは、海賊の掟を新しく結ぶのと同じくらいデッカくてすごいことだってのは分かった。……って書きはしたけど、ここでおれは顎に羽ペンを押し当てながら考える。ぶっちゃけ、義兄弟になろう!って、おれは結構軽い気持ちで酌み交わしちゃったりしてた。船長さんと盃を交わして配下になりたいって海賊達が、かなり物々しい面持ちであんな小さな盃を両手に押し抱く光景に仰々しいなァ…って思ってたのが本音。
義兄弟、義理の兄弟って言うとよそよそしい。じゃあ何だっておれなりに解釈してみた。
John
SPUR MEサチマル続編シリーズです。シリーズも変えようと思ったのですが、ウォッチリストに入れてくださってる皆様にも読み続けて欲しいな〜と私も願いを込めてこのままで。
サッチ25歳×マルコ45歳(予定)
余談ですがこの三連休中、空前絶後の体調不良に振り回されましたが最終日に力を出し切りました。書いてて楽しすぎてハイになったのでメンタル面は健康健康!!
輝いて、一番星 今、おれは真夜中の窓辺でこの日記を書いている。
部屋の時計は、チクタク。
身体は疲れ切っててクタクタ。
それでも眠るには目が冴えて仕方がない。窓外からは穏やかな波の音がしている、これならあと数分もしたら健やかに眠れてる気もする。本当は今までも船暮らしだったのだから、特殊な環境にある訳じゃないだろう。だとしたら、心が落ち着かないのが理由じゃなくて今までは皆のイビキがすごくて眠れなかったのかも、だ。
─── ほんと、コイツ寝息がほとんどしねェから心配にもなるよな〜…。
そっと二階建てベッドを覗き込めば、多少胸を上下させている姿がある。うん、いつ見てもこの髪型は面白い。刈り上げてるのかな、とかマジマジ流石に観察したこともあったけれど、どうやら昔からそうらしい。パイナップルが化けて出たっておれの感想は極々自然だ。綺麗な金髪だなぁ、なんて思ったり。船長さんも綺麗な長髪だ、マルコのと違って波打ってるあの髪───、ヌードルだよなぁ。うん、早く厨房で色々と使える人間になりたい。一度浮かんじまうと頭から離れねェもん。
10453部屋の時計は、チクタク。
身体は疲れ切っててクタクタ。
それでも眠るには目が冴えて仕方がない。窓外からは穏やかな波の音がしている、これならあと数分もしたら健やかに眠れてる気もする。本当は今までも船暮らしだったのだから、特殊な環境にある訳じゃないだろう。だとしたら、心が落ち着かないのが理由じゃなくて今までは皆のイビキがすごくて眠れなかったのかも、だ。
─── ほんと、コイツ寝息がほとんどしねェから心配にもなるよな〜…。
そっと二階建てベッドを覗き込めば、多少胸を上下させている姿がある。うん、いつ見てもこの髪型は面白い。刈り上げてるのかな、とかマジマジ流石に観察したこともあったけれど、どうやら昔からそうらしい。パイナップルが化けて出たっておれの感想は極々自然だ。綺麗な金髪だなぁ、なんて思ったり。船長さんも綺麗な長髪だ、マルコのと違って波打ってるあの髪───、ヌードルだよなぁ。うん、早く厨房で色々と使える人間になりたい。一度浮かんじまうと頭から離れねェもん。
Ryu
SPOILER女性向けシチュCD「音恐怪談 かごめ」久々にきいた。 相変わらず吉野さんの演技すごくて.....幼馴染三人で廃校に行くお話なんだけど...興味ある人は聞いてほしい(※内容は少しホラグロ) 私のお気に入り作品◎John
SPUR MEサチマル続きました。次回より続編シリーズスタートです。
Colorless Earth 大勢が船縁を叩き、靴の踵を思い思いに鳴らして焚き付ける。
手拍子は不規則で拍子なんてものはあってないものだから、それが逆に乱れる心臓の音が何かの様だった。飛ぶ野次の中に、止める言葉が一切ないうえに、どちらに賭けるか海の上では使いようがないのは確かだが、右に左にどちらの勝利に賭けるかベリー札を握り締め口々に声を張り上げる野太さに、ビアンカはパイロットケースを両手に抱き締めて右往左往を繰り返す。
「誰か、サッチの野郎に賭けてやれよ!アイツがカワイソウだろうが!!」
「マルコが相手じゃ、まず無理だね。おれも勝ちはマルコに」
「賭けになんね〜〜おい、一対一じゃなくてタッグを組めよ!!ビスタがサッチに着いてやれよ!」
10590手拍子は不規則で拍子なんてものはあってないものだから、それが逆に乱れる心臓の音が何かの様だった。飛ぶ野次の中に、止める言葉が一切ないうえに、どちらに賭けるか海の上では使いようがないのは確かだが、右に左にどちらの勝利に賭けるかベリー札を握り締め口々に声を張り上げる野太さに、ビアンカはパイロットケースを両手に抱き締めて右往左往を繰り返す。
「誰か、サッチの野郎に賭けてやれよ!アイツがカワイソウだろうが!!」
「マルコが相手じゃ、まず無理だね。おれも勝ちはマルコに」
「賭けになんね〜〜おい、一対一じゃなくてタッグを組めよ!!ビスタがサッチに着いてやれよ!」
John
SPUR MEサチマル続きました。Q.サチマルなのに肝心の二人よりサブキャラ(オリジナル)が多くないですか。
A.仕様です。
Blind Black目を瞑って、暗闇
わたしの名前は、ビアンカ。
母国の言葉で白を表す私だけれど、その名前に特に思い入れはない。白って言うより、無色透明、本当にそんな感じだ。生い立ちの話をすると、少し長くなるし誰かに話すべき話でもない。
悪魔の実を食べてしまったせいで、人生がこんがらがったり逆転して幸せを掴んだり、目玉が飛び出る価値で取引される貴重な実を奪う為に、殺されてしまったり───、名前の通り"悪魔の実"は悪魔を生み出す実に違いない。
さてさて、本当にたまたま偶然食べてしまった私はどっちだったかって?
ジャミジャミの実、それが私がひもじくて齧ってしまった果実の名前だ。果実だったのかすら危うい、なんて表現したら良いのか腐った牛乳を拭いた雑巾を更に三日干さずに放置していた味が正しい。悪魔も食べられたくないから、あんな奇妙な見た目で白目を剥くような味なんだろうけれど、餓死寸前の人間の貪欲さの方がそれを上回っていたってことになる。
10712わたしの名前は、ビアンカ。
母国の言葉で白を表す私だけれど、その名前に特に思い入れはない。白って言うより、無色透明、本当にそんな感じだ。生い立ちの話をすると、少し長くなるし誰かに話すべき話でもない。
悪魔の実を食べてしまったせいで、人生がこんがらがったり逆転して幸せを掴んだり、目玉が飛び出る価値で取引される貴重な実を奪う為に、殺されてしまったり───、名前の通り"悪魔の実"は悪魔を生み出す実に違いない。
さてさて、本当にたまたま偶然食べてしまった私はどっちだったかって?
ジャミジャミの実、それが私がひもじくて齧ってしまった果実の名前だ。果実だったのかすら危うい、なんて表現したら良いのか腐った牛乳を拭いた雑巾を更に三日干さずに放置していた味が正しい。悪魔も食べられたくないから、あんな奇妙な見た目で白目を剥くような味なんだろうけれど、餓死寸前の人間の貪欲さの方がそれを上回っていたってことになる。