kimitsu
DOODLEいさりん監獄内謎時空(高校生)
潔が凛のこと好きで凛に甘い、それに気づいた凛が潔をいいように使う話
舐めてかかって痛い目を見る凛ちゃん
潔→→→(←)凛くらい
このあとちゃんと付き合う
冴氏もいる(冴←士道くん要素あり)
凛視点
短いです
潔は凛に甘すぎる「なんでこんなことしなくちゃならねぇんだよ!」
近くで着替えていた馬狼が、服を床に叩きつけながらそう言った。激しく同意。口には出さないけれど、心の中で頷く。馬狼は自分が地面に捨てた服を数秒見つめたあと拾い上げ、丹念に埃を落としてから袖を通していた。
ブルーロックの運営資金調達という名目で、ろくに説明もされぬまま駆り出される様々な企画。インタビュー、特技や趣味を紹介する動画など内容は様々だ。今日はコスプレ衣装を着て撮影されてこいと命令され、この場に集められている。
「各自着替えが終わったら、隣のスタジオに移動してください」
スタッフに促され、支度の整ったメンバーはゾロゾロと移動を開始した。
「クソ、なんだこれ」
3425近くで着替えていた馬狼が、服を床に叩きつけながらそう言った。激しく同意。口には出さないけれど、心の中で頷く。馬狼は自分が地面に捨てた服を数秒見つめたあと拾い上げ、丹念に埃を落としてから袖を通していた。
ブルーロックの運営資金調達という名目で、ろくに説明もされぬまま駆り出される様々な企画。インタビュー、特技や趣味を紹介する動画など内容は様々だ。今日はコスプレ衣装を着て撮影されてこいと命令され、この場に集められている。
「各自着替えが終わったら、隣のスタジオに移動してください」
スタッフに促され、支度の整ったメンバーはゾロゾロと移動を開始した。
「クソ、なんだこれ」
恋占い
DOODLE【カイネス】+氷織くん*カイザーは名前しか出てきません合唱曲っていろんなパロディ(?)に使えると思うんですよね。
もっといろんな合唱曲に触れていきたいと思いつつ…、
中身は24巻くらいの時期と31、32巻あたりのイメージなので、把握お願いします。(24巻の直接描写はないです)
『時の流れに 生まれたものなら 一人残らず 幸せになれるはず』アレクシス・ネスside
「…、」
「?羊、何聞いているんですか?」
いつもよりも暗い顔で、うつむきながら曲を聞いていた羊に対して何となくかけた一言だった。
「ん?あぁ、COSMOSっていう合唱曲」
「COSMOS…宇宙ですか?」
「あぁ、うん。そういう意味にはなるよな」
「それでもなぜ急に合唱曲を?」
僕の一言にすっと顔を下げる羊。何か、悪いことを言ってしまっただろうか。
でも、なぜ急に?
「何となく、聞きたくなってな」
「いい曲なんですか?」
「そういうんやなくて…、聞けばわかるわ」
そう言った羊は、スマートフォンの音声が出る部分を僕の方に向けてきた。
『時の流れに 生まれたものなら 一人残らず 幸せになれるはず』
「これ…、」
636「…、」
「?羊、何聞いているんですか?」
いつもよりも暗い顔で、うつむきながら曲を聞いていた羊に対して何となくかけた一言だった。
「ん?あぁ、COSMOSっていう合唱曲」
「COSMOS…宇宙ですか?」
「あぁ、うん。そういう意味にはなるよな」
「それでもなぜ急に合唱曲を?」
僕の一言にすっと顔を下げる羊。何か、悪いことを言ってしまっただろうか。
でも、なぜ急に?
「何となく、聞きたくなってな」
「いい曲なんですか?」
「そういうんやなくて…、聞けばわかるわ」
そう言った羊は、スマートフォンの音声が出る部分を僕の方に向けてきた。
『時の流れに 生まれたものなら 一人残らず 幸せになれるはず』
「これ…、」
kimitsu
DOODLE千切生誕祭2024!!千切さんお誕生日おめでとうございます!!
12/23夜に國神くんがプレゼント渡すお話。
未来プロ軸。同棲。
千切生誕祭2024「千切、誕生日おめでとう。はい、プレゼント」
「え!?」
「え?」
千切は、俺の顔と俺の渡したプレゼントの箱を繰り返し交互に見ている。まだ開けていないわけだし、内容が気に食わない、という判断もできない状況で何を不審がっているのだろう? と首を傾げる。
「なんか、ダメだったか?」
仕事から帰ってきてすぐ、着替えもせずムードも作らず渡したから嫌だったのかも。やり直すか。俺がプレゼントを取り返そうとしたら、千切が慌てた様子で自分の背中に箱を隠してしまった。上目遣いで見つめてくる千切の顔を見て、やっぱり美人だな、なんて思う。
「もう俺のものだ。ありがとう」
千切はリビングに移動するとソファに腰をおろし、「開けていい?」と言いながらリボンに手をかけた。
2890「え!?」
「え?」
千切は、俺の顔と俺の渡したプレゼントの箱を繰り返し交互に見ている。まだ開けていないわけだし、内容が気に食わない、という判断もできない状況で何を不審がっているのだろう? と首を傾げる。
「なんか、ダメだったか?」
仕事から帰ってきてすぐ、着替えもせずムードも作らず渡したから嫌だったのかも。やり直すか。俺がプレゼントを取り返そうとしたら、千切が慌てた様子で自分の背中に箱を隠してしまった。上目遣いで見つめてくる千切の顔を見て、やっぱり美人だな、なんて思う。
「もう俺のものだ。ありがとう」
千切はリビングに移動するとソファに腰をおろし、「開けていい?」と言いながらリボンに手をかけた。
kimitsu
DOODLE・同棲大人isrn・両思い
・周囲公認
・日本在住、違うチームに所属
・応援してくれている人たちにもっと愛想良くしたほうがいいよと潔さんが言ったら凛ちゃんがファンサするようになって一波乱起こる話
・名前のない創作一般人が出てきます
糸師凛はモテない「凛さ、もうちょっと愛想良くした方がよくない?」
風呂から戻ってきた凛の気配に向かって、声をかける。返事はないまま、ソファの左側が凛の体重分沈む。
「ファンサして点が入るなら、いくらでもやってやるよ」
そう言うだろうと思った。俺は視線を上げずにスマホをいじり続ける。そういう文言で検索をしているのだから当然なんだけども、どれだけ下へスクロールしても凛への悪口が途切れることはない。
「サポーターの応援が力になるってことがあるじゃない。アウェイのスタジアム、追い込まれている盤面、確かに聞こえる俺の名前を呼ぶ声。何がなんでもあと一点、あのゴールにぶち込んでやる!って思ったりしない?」
「わかんねぇ」
「お前その見た目なのに、人気男子サッカー選手ランキング入んないんだもんな。相当だよ」
4544風呂から戻ってきた凛の気配に向かって、声をかける。返事はないまま、ソファの左側が凛の体重分沈む。
「ファンサして点が入るなら、いくらでもやってやるよ」
そう言うだろうと思った。俺は視線を上げずにスマホをいじり続ける。そういう文言で検索をしているのだから当然なんだけども、どれだけ下へスクロールしても凛への悪口が途切れることはない。
「サポーターの応援が力になるってことがあるじゃない。アウェイのスタジアム、追い込まれている盤面、確かに聞こえる俺の名前を呼ぶ声。何がなんでもあと一点、あのゴールにぶち込んでやる!って思ったりしない?」
「わかんねぇ」
「お前その見た目なのに、人気男子サッカー選手ランキング入んないんだもんな。相当だよ」
むらきち黎人
DOODLE241125 凪玲襟足ぼたん様(@ bll_eriashi)様の新刊、「ペシミストの恋煩い」の表紙描かせていただきました!
本当にとても楽しく描けました、お声掛けありがとうございました!
恋占い
PAST【にこひお】僕の第一作目です。小説書くの苦手なので、ほほえましく見てください。
僕的には、二子くんは言葉にしないけど、恋人のことをしっかり考えてくれている人だと思ってます。
相手にいつか、しっかりその気持ちが届いてほしいな、
「愛しています」キッチンでお湯を沸かすと、何も音のしない氷織くんの部屋の扉の横でひとり座った。
僕たちの出会いは、ブルーロックの二次選考だった。ゲームをやっている氷織くんとは話が合って仲良くなり、その後のU-20戦や新英雄大戦などを経て、僕は氷織くんが好きになってしまった。
ブルーロック内で告白してしまっては振られてしまったときにどう対応すればいいかわからなくなってしまう。だから僕はブルーロック卒業の時に氷織くんに告白した。幸い、答えはOK。ただ、僕はイタリアに氷織くんはドイツに行ってしまったため、あまり会う機会がなかった。
しかし1年前、氷織くんはいろんなストライカーを自らの手でプロデュースしたい、という理由で僕のチームに入ってきた。その頃だろうか、氷織くんは僕に家族のことや自分の過去などをポロポロとこぼしてきたのは。何か言ってしまったら傷つけてしまうかもしれない、そう考えてしまい、苦しみを隠した笑顔を見つけてもなお何も言うことができなかった。
1384僕たちの出会いは、ブルーロックの二次選考だった。ゲームをやっている氷織くんとは話が合って仲良くなり、その後のU-20戦や新英雄大戦などを経て、僕は氷織くんが好きになってしまった。
ブルーロック内で告白してしまっては振られてしまったときにどう対応すればいいかわからなくなってしまう。だから僕はブルーロック卒業の時に氷織くんに告白した。幸い、答えはOK。ただ、僕はイタリアに氷織くんはドイツに行ってしまったため、あまり会う機会がなかった。
しかし1年前、氷織くんはいろんなストライカーを自らの手でプロデュースしたい、という理由で僕のチームに入ってきた。その頃だろうか、氷織くんは僕に家族のことや自分の過去などをポロポロとこぼしてきたのは。何か言ってしまったら傷つけてしまうかもしれない、そう考えてしまい、苦しみを隠した笑顔を見つけてもなお何も言うことができなかった。
macotock
PAST【1回消したやつの再掲】過去に自分が目撃したDC2人組の可愛いやり取りをなぎれおに置き換えただけの実録漫画です。俺(モブ)目線描写なので無理な人はUターンで。
可愛いだけでエロはないです。ほのぼの。
なんでも許せる方のみ!
苦情はうけつけないよ! 5
macotock
DONE20240630ジュンブラで無配だったペーパー(全4ページ)⚠️roが一日限定幼児化してる
⚠️ngro大前提
⚠️ちびroが監獄の皆と絡んでるコメディ(ベースは当然ngro)
エロは一切ないです!!!
20240630のイベで本をお迎えしてくださった人向けに無配した漫画なので、不特定多数公開ではなくパスに条件つけただけです🙇
pass→俺の誕生日3ケタ 4
ぬるぬる(温度)
DONEドイツ棟仲良しパロ本サンプル。Xに上げていた12ページ+新しいネタが20ページ、ノアさんとカイザーさんが多め。『独棟本!(どっとーぼん!)』全年齢/38p/B5
〇頒布終了しました、有難うございました! 20
kimitsu
DOODLEいさりんお誕生日おめでとうございました!
糸師凛生誕祭2024「凛、今年の誕生日どうするの?何が欲しい?してほしいことある?」
その問いに凛は、顔を俯かせしばらく黙り込んでしまった。
「なに?言いづらいこと?なんでも聞くよ」
その時の俺は愚かにも、高価な物品とか、照れ屋な凛が普段言えないようなおねだりがその可愛い口から出てくると思っていたんだ。それなのに。
「なんでもいいんだな?」
体感10分以上経過。顔を上げ真っ直ぐ俺の目を見つめて放った言葉で、俺は地獄の底に突き落とされた。
「別れてほしい」
「というわけでさ、今夜泊めてくれない?」
「絶対に嫌だ」
あれから数日後、都内某所の喫茶店。しばらくホテルで過ごしていたが、もういい加減一人でいるのが辛くなってきた。特に今日は凛の誕生日で、この日を楽しく過ごせると思っていたから。なおさら孤独は身に染みる。そんなわけで千切宅にお世話になれないか聞いてみたわけだ。今断られたけど。
3292その問いに凛は、顔を俯かせしばらく黙り込んでしまった。
「なに?言いづらいこと?なんでも聞くよ」
その時の俺は愚かにも、高価な物品とか、照れ屋な凛が普段言えないようなおねだりがその可愛い口から出てくると思っていたんだ。それなのに。
「なんでもいいんだな?」
体感10分以上経過。顔を上げ真っ直ぐ俺の目を見つめて放った言葉で、俺は地獄の底に突き落とされた。
「別れてほしい」
「というわけでさ、今夜泊めてくれない?」
「絶対に嫌だ」
あれから数日後、都内某所の喫茶店。しばらくホテルで過ごしていたが、もういい加減一人でいるのが辛くなってきた。特に今日は凛の誕生日で、この日を楽しく過ごせると思っていたから。なおさら孤独は身に染みる。そんなわけで千切宅にお世話になれないか聞いてみたわけだ。今断られたけど。
kimitsu
DOODLEいさりん大1と高3の二人の話
付き合っている
おうちデート
自分のスマホカバーに入れるための凛ちゃんの写真をどうにかこうにかゲットしたい潔さん
できれば証明写真が欲しい
凛の証明写真が欲しい潔さんの話「凛の証明写真が欲しい」
「……」
「余ってない?学生証作った時の残りとかない?二年前じゃもうないか。なんかの検定受けたりしてないの?」
「……」
「証明写真さ」
「うるせぇ!!何なんださっきっから!」
だって、と言って潔は口を噤む。ほっぺを膨らませて床にのの字を書きだした。もちろん全然可愛くない。が、こいつの中でこれは可愛い仕草と認識されているらしい。こういうやつのことをぶりっ子というんだな。間違いない。
「やっと会えたのに、凛が冷たい」
「やっと会う都合つけてきたかと思ったら、急に人ん家押しかけて来やがったのはお前のほうだろ。茶出してるだけありがたいと思え。文句があるなら出て行け」
「はるばる会いに来たのに、なんだよ。絶対今日泊まっていくからな!凛のお母さんの作ってくれたご飯ぜったい食べるから!」
2448「……」
「余ってない?学生証作った時の残りとかない?二年前じゃもうないか。なんかの検定受けたりしてないの?」
「……」
「証明写真さ」
「うるせぇ!!何なんださっきっから!」
だって、と言って潔は口を噤む。ほっぺを膨らませて床にのの字を書きだした。もちろん全然可愛くない。が、こいつの中でこれは可愛い仕草と認識されているらしい。こういうやつのことをぶりっ子というんだな。間違いない。
「やっと会えたのに、凛が冷たい」
「やっと会う都合つけてきたかと思ったら、急に人ん家押しかけて来やがったのはお前のほうだろ。茶出してるだけありがたいと思え。文句があるなら出て行け」
「はるばる会いに来たのに、なんだよ。絶対今日泊まっていくからな!凛のお母さんの作ってくれたご飯ぜったい食べるから!」
kimitsu
DOODLE大人れおなぎレオがサラリーマン
凪はサッカー選手
という未来捏造
オフィスラブごっこしたかった御影さんの話
御影玲王生誕誕2024「レオ、誕生日、もう今日だけど、なにして欲しいの?」
前々から、レオに誕生日何が欲しいか聞いていた。けれどレオは頑なに、一緒に過ごせればいい、何も用意しなくていい、としか言ってくれなかった。
「日付変わった瞬間一番におめでとうって言ってくれただろ」
「それだけじゃん。その後ナニかするのかと思ったら何もしないで寝ちゃうし。朝もさっさとベッド出て行っちゃうし」
レオ、朝早く起きたなーって思ったら電話をしたり、ラインを返したりで忙しそうだった。
「年取るにつれ、おたおめ連絡増えてるんだよ。最近は仕事の付き合いでくれる人もいるしな」
そう言っている間もサラダを口に運びながらずっとスマホをいじっている。
「レオ、はしたないよ」
2937前々から、レオに誕生日何が欲しいか聞いていた。けれどレオは頑なに、一緒に過ごせればいい、何も用意しなくていい、としか言ってくれなかった。
「日付変わった瞬間一番におめでとうって言ってくれただろ」
「それだけじゃん。その後ナニかするのかと思ったら何もしないで寝ちゃうし。朝もさっさとベッド出て行っちゃうし」
レオ、朝早く起きたなーって思ったら電話をしたり、ラインを返したりで忙しそうだった。
「年取るにつれ、おたおめ連絡増えてるんだよ。最近は仕事の付き合いでくれる人もいるしな」
そう言っている間もサラダを口に運びながらずっとスマホをいじっている。
「レオ、はしたないよ」
Kei_sosaku_0514
DONEタイトル『掌は知っている(前編)』11/23 COMIC CITY SPARK18 青春エゴイズム3
スペース:食べちゃいたい<R02b>の無配小説です
※ポストカード裏にパスワードを記載しております
※こちらの後編(R-18パート有)を追記した作品はこちら<https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=21134875#1> 15
kimitsu
DOODLEちぎくに日本在住
プロ軸
國神くんが告白する話
告白のち敵前逃亡「千切、お前のこと、ずっと好きだった」
まだ顔を出して間もない太陽が千切の顔を照らしている。眩しいな。そう思いつつも、こんなふうに真正面から千切の顔を見つめられるのは最後かもしれないと思い、網膜に焼き付ける。逆光だから、千切から俺の顔はよく見えていないはずだ。涙を溜めている、こんな情けない顔をした俺を、記憶に残されることはないと願いたい。
河川敷の道。都心から少し離れるが、この街に住もうと思った大きな理由は、ロードワークにぴったりなこの道があったからだ。人通りもちょうどいいし、車が並走することもない。何より、川を眺めながら走るのは、自然を感じられて心地いい。
けれども、もうしばらくしたら、引っ越してしまうかもしれない。きっと、千切に告白した今日の日を思い出して、辛くなってしまうから。
2379まだ顔を出して間もない太陽が千切の顔を照らしている。眩しいな。そう思いつつも、こんなふうに真正面から千切の顔を見つめられるのは最後かもしれないと思い、網膜に焼き付ける。逆光だから、千切から俺の顔はよく見えていないはずだ。涙を溜めている、こんな情けない顔をした俺を、記憶に残されることはないと願いたい。
河川敷の道。都心から少し離れるが、この街に住もうと思った大きな理由は、ロードワークにぴったりなこの道があったからだ。人通りもちょうどいいし、車が並走することもない。何より、川を眺めながら走るのは、自然を感じられて心地いい。
けれども、もうしばらくしたら、引っ越してしまうかもしれない。きっと、千切に告白した今日の日を思い出して、辛くなってしまうから。
kimitsu
DOODLEちぎくに二人ともプロ、日本で同棲している二人
違うチーム所属
お姫様抱っこしたくて仕方ない嫉妬しい千切の話
「おい!今日の試合の!!あれ!なんだよ!!」
家に帰るなり、愛する人に大きな声で怒鳴られ、俺は呆気に取られる。ここはまだ玄関で、靴を脱いですらいない。10cm高い位置で仁王立ちしている恋人は、荷物を受け取ってくれる気配もない。
「なんだったんだって、聞いてるんだよ」
正面から押され、ドアに体がぶつかる。近づいてきた千切にいわゆる顎クイをされ、俯かせていた視線を無理やり上げさせられる。千切は怒りを隠そうともせず、俺を睨んでいる。
「あれって言われても、わかんねぇ」
目を逸らしたいけれど、手は塞がっているしドアと千切に挟まれて体を動かすことが出来ない。
今日一日を振り返ってみても、千切に謝罪しなくてはいけないような反省点は思い当たらない。ホームでの試合、満員御礼、自分の所属するチームカラーが過半数を占めるスタジアム。点こそ決められなかったものの、2アシストは褒められても良いのではないだろうか。よしよししてくれとは言わない。けれども、よく頑張ったな、くらいは言ってもらえると思って家に帰ってきたというのに。
2668「おい!今日の試合の!!あれ!なんだよ!!」
家に帰るなり、愛する人に大きな声で怒鳴られ、俺は呆気に取られる。ここはまだ玄関で、靴を脱いですらいない。10cm高い位置で仁王立ちしている恋人は、荷物を受け取ってくれる気配もない。
「なんだったんだって、聞いてるんだよ」
正面から押され、ドアに体がぶつかる。近づいてきた千切にいわゆる顎クイをされ、俯かせていた視線を無理やり上げさせられる。千切は怒りを隠そうともせず、俺を睨んでいる。
「あれって言われても、わかんねぇ」
目を逸らしたいけれど、手は塞がっているしドアと千切に挟まれて体を動かすことが出来ない。
今日一日を振り返ってみても、千切に謝罪しなくてはいけないような反省点は思い当たらない。ホームでの試合、満員御礼、自分の所属するチームカラーが過半数を占めるスタジアム。点こそ決められなかったものの、2アシストは褒められても良いのではないだろうか。よしよししてくれとは言わない。けれども、よく頑張ったな、くらいは言ってもらえると思って家に帰ってきたというのに。