金柑🍛
DOODLE注意⚠️別ジャンルです⚠️スーパーなドクターのK2です。一回読んだ時は「漫画うま過ぎだし面白いしキャラがみんないい子で可愛いね!」と思うだけで済んでたのだがGW中にK2を2周目したらなんか突然二次創作描きたさと読みたさが募った。すでに2周目どころじゃなく読み返しているし電子を買いました。譲介のせいです。もちろん(?)譲テツですわ。31歳差…どうしたらいいんだ?ペラい本出してぇ…。 2
SakuraK_0414
DOODLE譲介くんが出てこないタイプの譲テツ。あんまり品がない。女性の描写に力入れようかと思ったけどやめときました。若者は分かってくれない ドクターTETSUは闇医者である。その患者は政治家や極道、時には今を時めく銀幕のスターなど多岐にわたる。いずれも医者にかかっていることを知られなくない、弱みを知られたくない、そんな理由で大金を積んで闇医者にかかるのだ。
そういうわけで。
「……ED治療薬?」
そういうことを望む患者もいる。
ドクターTETSUは半ば呆れたような顔でベッドの上の小柄な老人を見た。
「ンむ。この年になると勃ちが悪くてな」
カカカ、と笑いながら毛布越しにポンと己の股間を叩いて見せるこの男はその気さくな言動に反して現役極道の組長である。15年間この患者を見ているドクターTETSUに言わせればヤクザ者というよりもクラブやキャバクラのオーナーという印象の方がよほど強く、実際かなりの色好みだった。抱いた数と同じくらい抱かれた、というのだから筋金入りだ。
1597そういうわけで。
「……ED治療薬?」
そういうことを望む患者もいる。
ドクターTETSUは半ば呆れたような顔でベッドの上の小柄な老人を見た。
「ンむ。この年になると勃ちが悪くてな」
カカカ、と笑いながら毛布越しにポンと己の股間を叩いて見せるこの男はその気さくな言動に反して現役極道の組長である。15年間この患者を見ているドクターTETSUに言わせればヤクザ者というよりもクラブやキャバクラのオーナーという印象の方がよほど強く、実際かなりの色好みだった。抱いた数と同じくらい抱かれた、というのだから筋金入りだ。
SakuraK_0414
DOODLE他人の子ほど早く成長するシリーズのラストです。譲テツでロスに一緒に住んでて寛解しててうっかりキスもセックスもする仲になだれ込んでたけどテツの方は乗り気じゃない……?ってなってる譲介君の話他人の子は知らぬ間に大人になるもの 経過観察が必要ですから。朝倉省吾とその父に言われてドクターTETSUが和久井譲介が一緒に住み始めてしばらくが経つ。寛解したもののこれまで散々無茶をしてきた身であるから主治医が近くにいた方が良い……などと無理のある説得が老獪な闇医者に効いたのは朝倉先生親子のおかげであると譲介は理解している。寛解した途端どこかへ行こうとする彼の手首をひっつかみ、このままロスに留まってできればこの部屋で暮らしてくれと、最後は胸ぐらを掴む勢いだった譲介には頑として頷かなかったのに。
TETSUによる大いなる譲歩があったとしても、そこから始まった新しい関係が今ではキスどころかセックスまで許されるようになったのは譲介にとって奇跡に近い。
2299TETSUによる大いなる譲歩があったとしても、そこから始まった新しい関係が今ではキスどころかセックスまで許されるようになったのは譲介にとって奇跡に近い。
SakuraK_0414
DOODLE他人の子ほど早く成長するシリーズ?の2つ目です。ティガワールの学習本と一也くん。新書本は中公新書のイメージです。最終的に譲テツになるやつです。
他人の子がいつまでも子供に見える 妙な風体の客が来た。いや、妙というのはおかしいか。別に普通だ。なんというか……そう、杖を突いているのに背筋がピンと伸びて眼光は鋭く髪は苛烈なまでに黒く、妙なアンバランスさがある男だ。大人の年齢などまだ20代になったばかりの新人バイトの俺には分からないが、50代くらいだろうか。何やら只者ではないことだけは分かる。そんな人が何を買うのだろうかと彼を注視していると、カツカツと杖を鳴らしながら本棚の間を歩き少し迷ってから学習書の本棚に向かいざっとラインナップを見回してから一冊手に取り、そのまま次は新書本のコーナーに向かう。既に目当ての本は決まっているようで、見つけ出した一冊を引き抜くとさっさとこちらに向かって「頼む」と商品を差し出した。
1467SakuraK_0414
DOODLEアンソロとは関係ない譲テツ前提の「他人の子ほど早く成長する」というシリーズ?です。他人の子、マジで早く成長する。
高校生の食欲 他人の子は思うより早く成長する、とは言うけれど。
保護者役というか身元引受人であるドクターTETSUが夕飯を買って帰ると言うから和久井譲介は戸惑いながらもはいと返事して電話を切った。普段からあちこちでかける人だったが譲介に食事をさせようという意識が強く、一度寝坊した時に着替えてそのまま学校に行こうとしたら首根っこをひっつかまれて朝飯くらい食べていけと言われたくらいだ。
「遅刻しそうなんですよ!」
「別に遅刻して困るような成績でもねぇだろ」
今通ってる高校でトップ取れって言ったのは誰だよ、と言う文句を飲み込んだのも譲介はよく覚えている。実際、別に担任には特にうるさい事も言わず「今朝どうしたの? 事故とかじゃないなら良いけど」と言っただけだった。
1381保護者役というか身元引受人であるドクターTETSUが夕飯を買って帰ると言うから和久井譲介は戸惑いながらもはいと返事して電話を切った。普段からあちこちでかける人だったが譲介に食事をさせようという意識が強く、一度寝坊した時に着替えてそのまま学校に行こうとしたら首根っこをひっつかまれて朝飯くらい食べていけと言われたくらいだ。
「遅刻しそうなんですよ!」
「別に遅刻して困るような成績でもねぇだろ」
今通ってる高校でトップ取れって言ったのは誰だよ、と言う文句を飲み込んだのも譲介はよく覚えている。実際、別に担任には特にうるさい事も言わず「今朝どうしたの? 事故とかじゃないなら良いけど」と言っただけだった。
SakuraK_0414
PROGRESS譲テツアンソロの冒頭部分だけどちょっとテツセンセがおセンチだしKセンセがめっちゃくちゃお節介で何!????!?!?って感じだけど譲介君のことに関してバチバチに怒ってるの見たら逆に一級の医者であるテツセンセの話がこれから譲介君の役に立つかもと思って連絡先渡すくらいはするかもしれん……とか勝手に思ってる。タイトル通りのかの有名な曲をイメージしつつ書いてます。シングル・アゲイン ナビを兼ねるスマートフォンを無人の助手席に放ったところでふと口をついて歌が出た。
和久井譲介がアメリカに旅立って4年ほど経ったある夜だった。
嫌に広く感じる静まり返ったハマーの中、真田徹郎の呟くような歌は取り残されたような響きで、他に聞く者もいない。
感傷的なその歌詞に舌打ちを一つしてシートに深く沈みこむ。夜の小さな高速パーキングエリアは静まり返り、少し遠いところで白い蛍光灯がまたたきしていた。
思い入れのある歌でもなかった。ドクターTETSUは運転中にラジオのひとつも流さないような男だったが、この歌はひと世代ほど昔にやたらと流行って当時まだ20代だった彼も立ち寄る先々で嫌というほど耳にした。流行りも変わり一時期は聞かなくなったものの、最近のシティポップブームに押されて再び脚光を浴びているというのだから世の中は分からない。ついでに、そのブームを作っているのが当時を知らない若者たちだというからもっと分らない。30年も前の、それも未練がましい曲がそんなに良く聞こえるのか。
2666和久井譲介がアメリカに旅立って4年ほど経ったある夜だった。
嫌に広く感じる静まり返ったハマーの中、真田徹郎の呟くような歌は取り残されたような響きで、他に聞く者もいない。
感傷的なその歌詞に舌打ちを一つしてシートに深く沈みこむ。夜の小さな高速パーキングエリアは静まり返り、少し遠いところで白い蛍光灯がまたたきしていた。
思い入れのある歌でもなかった。ドクターTETSUは運転中にラジオのひとつも流さないような男だったが、この歌はひと世代ほど昔にやたらと流行って当時まだ20代だった彼も立ち寄る先々で嫌というほど耳にした。流行りも変わり一時期は聞かなくなったものの、最近のシティポップブームに押されて再び脚光を浴びているというのだから世の中は分からない。ついでに、そのブームを作っているのが当時を知らない若者たちだというからもっと分らない。30年も前の、それも未練がましい曲がそんなに良く聞こえるのか。
SakuraK_0414
DOODLE譲テツアンソロの没にしたやつ。ハマー視点?! 何それ! となりながら書いたけど、あのドクターテツに長らく付き合っとる車やぞこんな無邪気な子供みたいなわけあるか!となって没にした。ぼくハマー やあこんにちは、君も泊まりで修理なんだね。ここの修理の人は腕がいいからね、ちゃんと直してボディもピカピカにしてもらえるから安心だよ! なんたって気難しいぼくのオーナーが頼りにしてくるくらいだもん!
ぼくのオーナーはドクターTETSUっていうお医者さまでね……運転も上手でこうやってぼくを定期的にケアしてくれるしシートベルトしない以外はほんとに最高のオーナーなんだ!
……わ、わ、ごめんね、怖がらせちゃった? ボクってば大きいから他の車をびっくりさせちゃうのにうっかりしてた。そう、ぼくハマーだよ、この大きなボディと左ハンドルが自慢! お医者さまの大事なお仕事道具も……お医者さまのための医療道具も沢山積めるからね。え? 泣いてないよ、車が泣くもんか。
1583ぼくのオーナーはドクターTETSUっていうお医者さまでね……運転も上手でこうやってぼくを定期的にケアしてくれるしシートベルトしない以外はほんとに最高のオーナーなんだ!
……わ、わ、ごめんね、怖がらせちゃった? ボクってば大きいから他の車をびっくりさせちゃうのにうっかりしてた。そう、ぼくハマーだよ、この大きなボディと左ハンドルが自慢! お医者さまの大事なお仕事道具も……お医者さまのための医療道具も沢山積めるからね。え? 泣いてないよ、車が泣くもんか。
サーモン
DONEK2読んだら闇医者エッチおじさんがエッチすぎたので……寛解済if 譲テツ♀
譲テツ♀ 好きです、と告白すれば自分よりも二回り以上も年嵩の養い親は露骨に眉をしかめた。
「はっ、何を言うかと思えば母親の胸でも恋しくなったか?」
譲介の生い立ちを揶揄しているとも取れるその言葉に、かつての自分であればすぐに頭に血が上って両手で机を叩きつけてその場から立ち去っていたに違いなかった。養い子の告白を一笑に付したその女を目の前にしてもほんの僅かも苛立ちに心が波立つことはない。その振舞いの意図を正しく読み取れるほどには成長したのだ。
「母親? 笑わせるなよ。あんたほど世間的な母親のイメージから程遠い人もいないでしょう。それに、僕の母とあんたは似ても似つかない、重ねようがないんだ」
かつて自分を捨てたと長年誤解したまま恨んでいた母を、互いに実の親子と名乗らせぬまま引き合わせたのはあなたでしょう、と食い下がれば忌々し気に舌打ちする。
1314「はっ、何を言うかと思えば母親の胸でも恋しくなったか?」
譲介の生い立ちを揶揄しているとも取れるその言葉に、かつての自分であればすぐに頭に血が上って両手で机を叩きつけてその場から立ち去っていたに違いなかった。養い子の告白を一笑に付したその女を目の前にしてもほんの僅かも苛立ちに心が波立つことはない。その振舞いの意図を正しく読み取れるほどには成長したのだ。
「母親? 笑わせるなよ。あんたほど世間的な母親のイメージから程遠い人もいないでしょう。それに、僕の母とあんたは似ても似つかない、重ねようがないんだ」
かつて自分を捨てたと長年誤解したまま恨んでいた母を、互いに実の親子と名乗らせぬまま引き合わせたのはあなたでしょう、と食い下がれば忌々し気に舌打ちする。