ナキレク
MEMOヒプマイ 寂雷×乱数クレリリ用 ブロマンス
ヒプマイ 寂雷×乱数(案⑦)『入院』「誰かと思えば乱数くんじゃないですか?」
救急です、と看護しに呼ばれ病室にやってきた寂雷。だが、個人部屋の病室に居たのは怪我だらけの乱数。寂雷の声にニカッと笑う。
「どうしたんですか?」
「可愛いオネーさんがね。こわーい男の人に絡まれてたから助けたの。そしたら、相手がヒプノシスマイク持ちでさぁー。少し油断しちゃった。てへっ」
「油断にしてはボロボロですね。まぁ、いいです。私が担当するので怪我から見て一週間から二週間安静にしましょう」
「わーい、じゃーくらーいー先生ー」
「やめて下さい。仕事中なんです」
寂雷はペンでカルテに文字を書くと一緒にした看護しに渡す。軽く「子供っぽい子ですが良い子なので」と看護師に話しかけ「次の仕事があるので」と部屋を後にした。
958救急です、と看護しに呼ばれ病室にやってきた寂雷。だが、個人部屋の病室に居たのは怪我だらけの乱数。寂雷の声にニカッと笑う。
「どうしたんですか?」
「可愛いオネーさんがね。こわーい男の人に絡まれてたから助けたの。そしたら、相手がヒプノシスマイク持ちでさぁー。少し油断しちゃった。てへっ」
「油断にしてはボロボロですね。まぁ、いいです。私が担当するので怪我から見て一週間から二週間安静にしましょう」
「わーい、じゃーくらーいー先生ー」
「やめて下さい。仕事中なんです」
寂雷はペンでカルテに文字を書くと一緒にした看護しに渡す。軽く「子供っぽい子ですが良い子なので」と看護師に話しかけ「次の仕事があるので」と部屋を後にした。
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ヒプマイ 寂雷×乱数(案⑥)『夜の藤の花』 藤が見頃だと話を聞き、少し肌寒い春の夜。夜の藤が咲くと噂のフラワーパークへ足を運んだ乱数。珍しく一人で訪れて、ライトアップされた美しい花々に思わずスマホを取り出す。
「此処、写真映えしそう。撮っちゃおうかな」
スマホを片手に「ハイチーズ!!」と一人ライトアップされた花々を背景に写真を撮っていると藤の場所に佇む寂雷を発見。恐る恐る近づき、少し嫌みったらしく呼び掛ける。
「じゃーくらーいー。えぇーいがぁい。なんか似合わなそうなのにー」
軽く貶す口調に寂雷は聞く耳を持たずゆっくり振り向く。
「仕事帰りにラジオで耳にして立ち寄ったんですよ。それにしても、藤の香りがいいですね。紫色の花に薄い青のライト神秘的です」
490「此処、写真映えしそう。撮っちゃおうかな」
スマホを片手に「ハイチーズ!!」と一人ライトアップされた花々を背景に写真を撮っていると藤の場所に佇む寂雷を発見。恐る恐る近づき、少し嫌みったらしく呼び掛ける。
「じゃーくらーいー。えぇーいがぁい。なんか似合わなそうなのにー」
軽く貶す口調に寂雷は聞く耳を持たずゆっくり振り向く。
「仕事帰りにラジオで耳にして立ち寄ったんですよ。それにしても、藤の香りがいいですね。紫色の花に薄い青のライト神秘的です」
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ヒプマイ 寂雷×乱数(案⑤)『水族館』「乱数くん、水族館行きませんか?」
「へぇ? いいよ。お魚たっくさんいるんでしょ。行きたい行きたい!!」
寂雷の車に乗り、向かったのは展望台下にある水族館。嬉しさから乱数は腕を広げ、飛行機のように走り回る。チケットを買い、中に入るや出迎える魚達に目を輝かせ「うわぁー」と歓喜の声。
喜ぶ姿に寂雷は小指を乱数の小指に引っかけ、さりげなく手を繋いでいると二人のは背後から「これは何かのご縁ですかね?」と銃兎が割り込む。
「あれー兎さん。なんでここにいるの?」
「たまたま休みが取れたので気分転換に来たんですよ。それにしても――」
と、銃兎は言葉を中途半端に止め。視線を二人のは指へ落とす。
「おや、そういう関係ですか?」
525「へぇ? いいよ。お魚たっくさんいるんでしょ。行きたい行きたい!!」
寂雷の車に乗り、向かったのは展望台下にある水族館。嬉しさから乱数は腕を広げ、飛行機のように走り回る。チケットを買い、中に入るや出迎える魚達に目を輝かせ「うわぁー」と歓喜の声。
喜ぶ姿に寂雷は小指を乱数の小指に引っかけ、さりげなく手を繋いでいると二人のは背後から「これは何かのご縁ですかね?」と銃兎が割り込む。
「あれー兎さん。なんでここにいるの?」
「たまたま休みが取れたので気分転換に来たんですよ。それにしても――」
と、銃兎は言葉を中途半端に止め。視線を二人のは指へ落とす。
「おや、そういう関係ですか?」
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ヒプマイ 寂雷×乱数(案④)『飴のように甘い』「じゃーくらーいー。迎えに来てくれるなんて珍しいねぇ」
太陽が落ち、月が空を支配する頃。
撮影の仕事で遅くなった乱数を寂雷は心配になり車で迎えに行った。メールでは「だいじょーぶ」とのことだったが助手席でスヤスヤ寝息を立てて寝むりにつく。寂雷は「やれやれ」と溜め息をつくも可愛い寝顔にクスッと笑みを浮かべた。
「乱数くん、着きましたよ」
「んっ。ありがと……ふわぁ~寝ちゃったよ」
と、鞄を持ち車を降りようとするも「あの」と寂雷が乱数の手首を掴む。
「少しだけ私とドライブしませんか?」
「えーボク。とっても疲れてるんだよ」
「たまには良いじゃないですか。仕事が忙しく中々会えないんですから少しぐらい」
寂雷の言葉に乱数は「しかたないなぁ」と座り直し「どこ行くの?」と笑顔で返す。寂雷はフッと笑うと嬉しさに車を走らせた。
525太陽が落ち、月が空を支配する頃。
撮影の仕事で遅くなった乱数を寂雷は心配になり車で迎えに行った。メールでは「だいじょーぶ」とのことだったが助手席でスヤスヤ寝息を立てて寝むりにつく。寂雷は「やれやれ」と溜め息をつくも可愛い寝顔にクスッと笑みを浮かべた。
「乱数くん、着きましたよ」
「んっ。ありがと……ふわぁ~寝ちゃったよ」
と、鞄を持ち車を降りようとするも「あの」と寂雷が乱数の手首を掴む。
「少しだけ私とドライブしませんか?」
「えーボク。とっても疲れてるんだよ」
「たまには良いじゃないですか。仕事が忙しく中々会えないんですから少しぐらい」
寂雷の言葉に乱数は「しかたないなぁ」と座り直し「どこ行くの?」と笑顔で返す。寂雷はフッと笑うと嬉しさに車を走らせた。
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ヒプマイ 寂雷×乱数(案③)『ダメです。禁煙しましょう』 デザイン事務所の屋上。
乱数は雲一つない空を見ながら珍しくタバコで一服していた。
「はぁ……良いデザイン浮かばないなぁ~」
渋谷の景色を眺めながら、インスピレーションを得ようとするも浮かばす。「んー」と頭を悩ませていると「こら、タバコは体に悪いですよ」と聞き覚えある声。しかも、指に持っていたタバコが細い綺麗な手に取られ、V字に折られる。
「なにさー。じゃーくらーいー」
「乱数くん、キミはただでさえ体が弱いんですから気を付けないとダメですよ」
「えーそんなこと言ったって。ボクは大人だよ。少しぐらい良いじゃん」
「ダメです。タバコは体に毒。肺炎やガンの元になりますので飴村くんにはタバコよりも飴がお似合いです」
422乱数は雲一つない空を見ながら珍しくタバコで一服していた。
「はぁ……良いデザイン浮かばないなぁ~」
渋谷の景色を眺めながら、インスピレーションを得ようとするも浮かばす。「んー」と頭を悩ませていると「こら、タバコは体に悪いですよ」と聞き覚えある声。しかも、指に持っていたタバコが細い綺麗な手に取られ、V字に折られる。
「なにさー。じゃーくらーいー」
「乱数くん、キミはただでさえ体が弱いんですから気を付けないとダメですよ」
「えーそんなこと言ったって。ボクは大人だよ。少しぐらい良いじゃん」
「ダメです。タバコは体に毒。肺炎やガンの元になりますので飴村くんにはタバコよりも飴がお似合いです」
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ヒプマイ 寂雷×乱数 (案②)『飴』「ゲホッゲホッ」
渋谷の大通りから少しズレた裏路地で乱数は苦しそうに咳き込んでいた。いつもならあるはずの飴が運悪く手元になく、肺炎のような胸から来る激しい咳に吐血。思わず口元を拭い、大丈夫だよぉー、と自分を騙すかのように独り言を漏らすと「何が大丈夫ですか? 大丈夫じゃないでしょう」と細い手がと棒付きキャンディーが乱数の視界に入る。低く落ち着きのある声、寂雷だ。
「ゲホッゲホッ。助けてなんていってないもーん」
そう乱数は強がり返すも「ゲホッゲホッゲホッゲホッ」と咳は嘘をつかない。見かねた寂雷は「ほら、飴ですよ」と口元に近づけ、ツンっと飴を唇に当てた。ぐぬぬっと乱数は頬を赤く染め、少し拗ねる顔をするも観念したのだろう。
565渋谷の大通りから少しズレた裏路地で乱数は苦しそうに咳き込んでいた。いつもならあるはずの飴が運悪く手元になく、肺炎のような胸から来る激しい咳に吐血。思わず口元を拭い、大丈夫だよぉー、と自分を騙すかのように独り言を漏らすと「何が大丈夫ですか? 大丈夫じゃないでしょう」と細い手がと棒付きキャンディーが乱数の視界に入る。低く落ち着きのある声、寂雷だ。
「ゲホッゲホッ。助けてなんていってないもーん」
そう乱数は強がり返すも「ゲホッゲホッゲホッゲホッ」と咳は嘘をつかない。見かねた寂雷は「ほら、飴ですよ」と口元に近づけ、ツンっと飴を唇に当てた。ぐぬぬっと乱数は頬を赤く染め、少し拗ねる顔をするも観念したのだろう。
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MEMOクレリリ用のメモ。ブロマンス。ヒプマイ 寂雷×乱数①
ヒプマイ 寂雷×乱数『プリクラ』 とあるゲームセンター。
乱数はどうしても寂雷としたいことがあり、無理承知の上誘った。様々な機械音を奏でる数ある機体のうち立ち止まったのはプリクラの前。
「ねぇねぇ、寂雷。プリクラ撮ろ!!」
「プリクラ? なんですか。それは」
「良いから良いから。ほら、早く」
乱数は「えへへっ」と子供のような可愛い笑みを浮かべながらお金を入れ、強引に寂雷を中へ押し込む。慣れた手付きで画面をタップ。スマホスタンドを見つけ、スマホを立て掛けるやムービー撮影。カメラに向かって手を振り、寂雷の腕にしがみつきスマホを指差す。
「ほらほら、手を振って。撮影してるんだよぉー」
「こう、ですか?」
ぎこちながらも手を振ってくれた寂雷に乱数は嬉しくなり、プリクラの撮影が始まるや指示にしたがってポーズを撮る。
654乱数はどうしても寂雷としたいことがあり、無理承知の上誘った。様々な機械音を奏でる数ある機体のうち立ち止まったのはプリクラの前。
「ねぇねぇ、寂雷。プリクラ撮ろ!!」
「プリクラ? なんですか。それは」
「良いから良いから。ほら、早く」
乱数は「えへへっ」と子供のような可愛い笑みを浮かべながらお金を入れ、強引に寂雷を中へ押し込む。慣れた手付きで画面をタップ。スマホスタンドを見つけ、スマホを立て掛けるやムービー撮影。カメラに向かって手を振り、寂雷の腕にしがみつきスマホを指差す。
「ほらほら、手を振って。撮影してるんだよぉー」
「こう、ですか?」
ぎこちながらも手を振ってくれた寂雷に乱数は嬉しくなり、プリクラの撮影が始まるや指示にしたがってポーズを撮る。
mudabanashi
DONEたぶんもしかすると閲覧注意なんだろうと思うので実験でポイピク使ってみます!(モブ研究員ズ?がいます。。)注射は嫌い。。
・・・手、頑張りました・・・・
(ポイピクの設定確認かけてて色々すみません・・・) 2
s a t o u
MOURNINGあめゆめナイト※キャチアス時間軸
zzz...0
おととい、午前4時18分。
昨日、午前3時47分。
そして今日、午前2時36分。
シブヤ郊外のホテルの一室で飴村乱数は携帯電話の画面を見つめる。朝5時にセットしていたアラームには今日も仕事をさせてやれなかった。
アラームをオフにしたのち、携帯を枕元に伏せそっと身体を起こす。寝起きのぼやけた意識のまま、乱数は自分の両側で寝息をたてる二人の男に目をやった。ベッドサイドの仄かな灯でも仲間の顔はよく見える。右隣の男──有栖川帝統は布団を跳ねのけ両手両足おまけに口までいっぱいに広げている。ガウンが乱れ、太腿どころか下着までもが露わになっている。対照的に左隣の夢野幻太郎は身体を丸めてじっと静かに目を閉じている。
8463おととい、午前4時18分。
昨日、午前3時47分。
そして今日、午前2時36分。
シブヤ郊外のホテルの一室で飴村乱数は携帯電話の画面を見つめる。朝5時にセットしていたアラームには今日も仕事をさせてやれなかった。
アラームをオフにしたのち、携帯を枕元に伏せそっと身体を起こす。寝起きのぼやけた意識のまま、乱数は自分の両側で寝息をたてる二人の男に目をやった。ベッドサイドの仄かな灯でも仲間の顔はよく見える。右隣の男──有栖川帝統は布団を跳ねのけ両手両足おまけに口までいっぱいに広げている。ガウンが乱れ、太腿どころか下着までもが露わになっている。対照的に左隣の夢野幻太郎は身体を丸めてじっと静かに目を閉じている。
sihudo
DONEコミカライズでディビジョンバトルが描かれる前に書いたお話です。帝統が幻太郎にちゅーされてもだもだするお話。らむだちゃんはほとんど出てきてませんが、幻太郎が話してるのはほぼ乱数ちゃんと青年の話です。乱数と青年のことを重ね合わせてどこまで踏み込んで良いか迷ってる。天幕の中の暗闇で その瞬間、全身を貫いていたバトルの熱狂と興奮から急速に解放され、敵の攻撃に容赦なく打たれまくった体はボロボロなのに痛みもまるで感じず、俺たちが麻天狼に負けたという実感などもっとほど遠かった。しかし、俺たちの事情などお構いなしにショーは進行するらしいので、俺たちは早々に舞台から退場させられ、目のくらむような照明の眩しさと観客席のざわめきから一転、薄暗く狭い廊下をとぼとぼと歩いて控室に向かっていた。
ディビジョンバトルというのは、どうやら負けても命をとられるものではないらしい。麻天狼の連中とのバトルはともかく、この興行が俺にくれるスリルはその程度のものなのか。俺の血液はバトルの余韻でいまだに沸騰を続けながら、一方でどこかでひどく白けていた。
5294ディビジョンバトルというのは、どうやら負けても命をとられるものではないらしい。麻天狼の連中とのバトルはともかく、この興行が俺にくれるスリルはその程度のものなのか。俺の血液はバトルの余韻でいまだに沸騰を続けながら、一方でどこかでひどく白けていた。