小春(刀)
MAIKING途中までです。にゃん→ちょぎ、くに→ちょぎで長義くんに片思いしてる南泉&国広が話をしています。
その会話の中に、鶴ちょぎ描写がありますのでご注意ください。
ガチ勢の話。常に話題の中心はあの人で。
【タイトル未定】
「南泉」
こそっと隠れるように呼んだのは、この本丸の初期刀の山姥切国広だった。
にゃあ?と首を傾げながらも呼び止められた南泉一文字は、以前頭からすっぽりと布を被っていた頃に呪い仲間さんかと問い、今や顔を隠さなくなった国広の元へと近付いた。
「んだよ、昼飯食いっぱぐれんぞ」
「少し話がしたい。昼食後、北の小部屋に来てくれないか?」
訝しげな顔の南泉など気にしていないというように、言いたいことを言うと、そのまま肩から外套のように羽織った布を翻して、さっさと歩いていってしまった。
南泉は国広と殆ど接点がない。
最初に少々話しかけはしたが、古馴染みの写しというほんの僅かな好奇心だけであり、決して社交的とは言えない国広とは態々話すようなことなど無かった。
11119【タイトル未定】
「南泉」
こそっと隠れるように呼んだのは、この本丸の初期刀の山姥切国広だった。
にゃあ?と首を傾げながらも呼び止められた南泉一文字は、以前頭からすっぽりと布を被っていた頃に呪い仲間さんかと問い、今や顔を隠さなくなった国広の元へと近付いた。
「んだよ、昼飯食いっぱぐれんぞ」
「少し話がしたい。昼食後、北の小部屋に来てくれないか?」
訝しげな顔の南泉など気にしていないというように、言いたいことを言うと、そのまま肩から外套のように羽織った布を翻して、さっさと歩いていってしまった。
南泉は国広と殆ど接点がない。
最初に少々話しかけはしたが、古馴染みの写しというほんの僅かな好奇心だけであり、決して社交的とは言えない国広とは態々話すようなことなど無かった。
小春(刀)
MAIKING途中までです。白山くんがやって来て、色々暴露する話。
長船、国広、南泉が出てきます。皆長義くんが大好き。
ブラック本丸やら、長義くん配属時のあれこれについて言及しておりますので、ご注意ください。
長義くんのあれやこれ。【くにちょぎ・にゃんちょぎ】辺りの空気が引き締まり、ふわりと顕現された白山吉光はまるで機械のように抑揚の無い声で、静かに口上を述べた。
【タイトル未定】
白山の顕現に立ち会ったのは、近侍を務めていた初期刀の山姥切国広。
常ならば、少し話をしたところで近侍や近しい者に案内を頼むところだが、挨拶を兼ねて話があると主と共に執務室へ行き、小一時間程出てこなかった。
その後、淡々と案内する国広に控えめな相槌を打ち、これから共に生活をする面々と挨拶をしながら本丸を一周する頃、転送ゲートから帰城を報せる鈴が鳴り響く。
どこかソワソワした国広は「部隊が帰った、声を掛けておこう」と白山を連れて正門へ向かった。
少し離れたところに帰ったばかりの一部隊が見え、そこで「本歌」と小さく、けど確実に嬉しそうに国広が呟いたのを、白山は聞き逃さなかった。
7875【タイトル未定】
白山の顕現に立ち会ったのは、近侍を務めていた初期刀の山姥切国広。
常ならば、少し話をしたところで近侍や近しい者に案内を頼むところだが、挨拶を兼ねて話があると主と共に執務室へ行き、小一時間程出てこなかった。
その後、淡々と案内する国広に控えめな相槌を打ち、これから共に生活をする面々と挨拶をしながら本丸を一周する頃、転送ゲートから帰城を報せる鈴が鳴り響く。
どこかソワソワした国広は「部隊が帰った、声を掛けておこう」と白山を連れて正門へ向かった。
少し離れたところに帰ったばかりの一部隊が見え、そこで「本歌」と小さく、けど確実に嬉しそうに国広が呟いたのを、白山は聞き逃さなかった。
nampoo13
DOODLE【7/26追記】全文公開終わりました!たくさん読んでもらえて嬉しいです✨ありがとうございました!7/24金瑠璃の新刊【セックスオンザビーチ!】トロピカルくにちょぎです🍹🍍
金瑠璃の日まで全文公開します!!
どうぞよろしくお願いします💃 7
ringofeb9
DOODLEピアノ弾きの本を読んだ人向けのくにちょぎです。長義くんのコンクール二次予選前のレッスンであったかもしれないやり取り。言葉にするのは下手だけど音は正直。そんな国広くんを推しています。憾 3分ほどの曲だが悔しさ、やり場のない怒り、無念さがこの曲には詰まっている。
「……」
長義はストリートピアノの前で足を止めた。鍵盤を力強く叩き、最後のフレーズを弾き終えてから国広は手を離した。水を飲んで息を整えてから視線に気付いたのか長義へ目を向ける。
「もうそんな時間か。演奏に夢中になってて気づかなかった」
国広は椅子から立った。
「さっきの曲……滝廉太郎のだよね? 死の数ヶ月前に作ったと言われている」
「よく知っているな」
「聴いたことがあったからね。憾というタイトルがつけられているけど怨念の類ではなく、志半ばで逝く無念さや悔しさが込められていて、聴くと切ない気持ちになる」
椅子に座り、長義は楽譜を譜面台に広げた。
966「……」
長義はストリートピアノの前で足を止めた。鍵盤を力強く叩き、最後のフレーズを弾き終えてから国広は手を離した。水を飲んで息を整えてから視線に気付いたのか長義へ目を向ける。
「もうそんな時間か。演奏に夢中になってて気づかなかった」
国広は椅子から立った。
「さっきの曲……滝廉太郎のだよね? 死の数ヶ月前に作ったと言われている」
「よく知っているな」
「聴いたことがあったからね。憾というタイトルがつけられているけど怨念の類ではなく、志半ばで逝く無念さや悔しさが込められていて、聴くと切ない気持ちになる」
椅子に座り、長義は楽譜を譜面台に広げた。
yuuto_rh
DONE『クリスマスだからプレゼントだよ♡』ってことでベビードールにょちょぎさん一応完成いたしました。
数日早いけどメリークリスマスです!はっぴーくにちょぎ!
進捗に反応くださった皆様ありがとうございました~! 3
sk_saniwa
DONEいくにちょR、お疲れ様でした!イベントからもう一週間以上も過ぎてしまったので、ぽいぴくさんに、そっと投げます。
お題発表会の「朝ご飯」をメインに、お泊まり会を匂わせ程度。
年末に向けてのお話です。
クリスマス、まだ来てないんだけどな(ΦωΦ)
月が変わり、一年最後の師走がやって来た。
月初めこそ、政府より、出陣奨励である催事があったが、それが落ち着いてしまえば、年末と年越しに向けての準備が、一気に加速する。
所謂、大掃除である。
厨や、各部屋の掃除、倉庫にある備品の手入れなど、皆がそれぞれ手分けをして、事に当たる。
それは事務関係も同じこと。
例年は部屋に缶詰で、屍累々たる有様ではあったが、事務仕事を担える松井の加入や、作業補助として、政府所属刀達が手伝ってくれることもあり、今年は多少残業しようとも、徹夜で缶詰になることは無かった。
その分、例年なら手伝えない、他の買い出しや清掃、手伝いを頼んでいた、物品在庫の棚卸しなどに、手を回すことが出来た。
7077月初めこそ、政府より、出陣奨励である催事があったが、それが落ち着いてしまえば、年末と年越しに向けての準備が、一気に加速する。
所謂、大掃除である。
厨や、各部屋の掃除、倉庫にある備品の手入れなど、皆がそれぞれ手分けをして、事に当たる。
それは事務関係も同じこと。
例年は部屋に缶詰で、屍累々たる有様ではあったが、事務仕事を担える松井の加入や、作業補助として、政府所属刀達が手伝ってくれることもあり、今年は多少残業しようとも、徹夜で缶詰になることは無かった。
その分、例年なら手伝えない、他の買い出しや清掃、手伝いを頼んでいた、物品在庫の棚卸しなどに、手を回すことが出来た。
ringofeb9
MOURNINGERの話を書く練習。事後 意図せず漏れた溜息に、傍らのその人が顔を上げた。
「どうかしたのか?」
「別に、どうもしていないよ」
長義は再び溜息をついて目を閉じた。
「そろそろ起きないと遅刻するぞ」
「起きれないんだよ……」
眠そうな声が隣から聞こえる。
「具合でも悪いのか?」
じっ、と国広は長義の顔を覗き込み、首筋に指を当てた。
「熱はないが、脈拍は安静時にしては少し速いな。他に症状は?」
「腰が痛い……」
「腰痛か。それなら湿布を用意しよう。いつから痛みがある?」
「昨晩から。でも、原因はわかる」
「原因?」
「お前だよ。一晩で何回俺とヤッたと思ってるんだ……。お陰で寝不足だし腰が痛い。激しすぎる」
「そうか? 俺は平気なんだが」
国広はベッドを出た。
552「どうかしたのか?」
「別に、どうもしていないよ」
長義は再び溜息をついて目を閉じた。
「そろそろ起きないと遅刻するぞ」
「起きれないんだよ……」
眠そうな声が隣から聞こえる。
「具合でも悪いのか?」
じっ、と国広は長義の顔を覗き込み、首筋に指を当てた。
「熱はないが、脈拍は安静時にしては少し速いな。他に症状は?」
「腰が痛い……」
「腰痛か。それなら湿布を用意しよう。いつから痛みがある?」
「昨晩から。でも、原因はわかる」
「原因?」
「お前だよ。一晩で何回俺とヤッたと思ってるんだ……。お陰で寝不足だし腰が痛い。激しすぎる」
「そうか? 俺は平気なんだが」
国広はベッドを出た。
sk_saniwa
DONEくにちょぎオンライン企画「涼風に揺れる金と銀」、開催有難うございます!遅刻参加もOKという優しさに、遅ればせながら「ソーダ水」にて参加。
夏色ソーダ晴天の昼下がりは、容赦なく、太陽の光が地面を焼く。日中で、一番気温が高くなるこの時間は、まさにうだる暑さで、まさに炎天下と呼ぶに相応しい。
外では、蝉がこれでもかと鳴いている。
夏だ。
紛う事なき、夏。
少しばかり本丸が静かなのは、この時間、短刀達の多くは昼寝をしていて、外作業の内番も休憩時間になっているからだ。
うだる暑さの中、自室の卓袱台に凭れ、涼しげな蒼の瞳がじっと見詰めるのは、一本の瓶だ。
水色のような。
緑色のような。
二つを織り交ぜたようなそれは、昨日出掛けて夜店で買った、ラムネの瓶だ。
結露に濡れた、夏色の瓶はどこか涼やか。
摘まんだように窪んだそこには、ガラス玉。
幾つもの気泡が、瓶の中で立ち上り、しゅわしゅわ、ぱちぱちと弾ける。
3680外では、蝉がこれでもかと鳴いている。
夏だ。
紛う事なき、夏。
少しばかり本丸が静かなのは、この時間、短刀達の多くは昼寝をしていて、外作業の内番も休憩時間になっているからだ。
うだる暑さの中、自室の卓袱台に凭れ、涼しげな蒼の瞳がじっと見詰めるのは、一本の瓶だ。
水色のような。
緑色のような。
二つを織り交ぜたようなそれは、昨日出掛けて夜店で買った、ラムネの瓶だ。
結露に濡れた、夏色の瓶はどこか涼やか。
摘まんだように窪んだそこには、ガラス玉。
幾つもの気泡が、瓶の中で立ち上り、しゅわしゅわ、ぱちぱちと弾ける。