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MOURNING以前に呟いたネタの供養微妙に前作と繋げてみた
1️⃣の初恋地獄篇
17のまま 17の頃に、生まれて初めて愛の告白をした。
今思えば、なんであんな大それたことをしてしまったんだろう。その時、部屋には誰もいなくて。俺たちふたりだけで。ただそれだけだった。どうして口にしようなんて思ってしまったのかなんてわからない。思い余ったとしか言いようがない。マイク片手に肩を並べる度に、背中を預ける度、リズムを合わせる度に少しずつ連なっていった甘くて重いそれ。飯奢ってもらったとかバイクで海に連れてってもらったとか、鼻歌口ずさんでる横顔とか、香水交じりの煙草の匂いとか。本当にささいなことで積み重なってゆくうちに、溢れた感情が勝手に口から零れてしまった。そんな感じ。
しまった、なんて思ってももう遅い。次の瞬間にその人の唇から不要な煙と一緒に吐き出されたのはこんな言葉だった「男のケツに興味ねんだわ」。
1117今思えば、なんであんな大それたことをしてしまったんだろう。その時、部屋には誰もいなくて。俺たちふたりだけで。ただそれだけだった。どうして口にしようなんて思ってしまったのかなんてわからない。思い余ったとしか言いようがない。マイク片手に肩を並べる度に、背中を預ける度、リズムを合わせる度に少しずつ連なっていった甘くて重いそれ。飯奢ってもらったとかバイクで海に連れてってもらったとか、鼻歌口ずさんでる横顔とか、香水交じりの煙草の匂いとか。本当にささいなことで積み重なってゆくうちに、溢れた感情が勝手に口から零れてしまった。そんな感じ。
しまった、なんて思ってももう遅い。次の瞬間にその人の唇から不要な煙と一緒に吐き出されたのはこんな言葉だった「男のケツに興味ねんだわ」。
mic_tamanegi
DONE左馬刻誕まであと1日。前夜祭「一郎が怪しい。」
またリーダーがめんどくさい事を言い出したと、銃兎は遠い目をした。
ヨコハマの山の奥。
理鶯のキャンプ地に集まったMTCのメンバーは、揺れる焚き火の炎を囲み、串に刺された尾の長い生き物が焼かれる姿を見つめていた。
目の前の今宵の晩餐に胃を痛め、リーダーの愚痴に頭を痛め、銃兎の精神は悟りの域へ行く直前だった。
「休みの度に用事だって留守にすんのもう2ヶ月だぞ!?有り得ねえだろ!!なんか隠してやがる。」
「恋人を疑うのは如何なものかと…」
「アイツは嘘が下手なんだよ。俺様に対してだけな!!すぐ目が泳ぎやがる。可愛い奴めクソが」
愚痴りたいのか惚気たいのかハッキリしてほしい。願わくばどっちも遠慮したいところだが。
2516またリーダーがめんどくさい事を言い出したと、銃兎は遠い目をした。
ヨコハマの山の奥。
理鶯のキャンプ地に集まったMTCのメンバーは、揺れる焚き火の炎を囲み、串に刺された尾の長い生き物が焼かれる姿を見つめていた。
目の前の今宵の晩餐に胃を痛め、リーダーの愚痴に頭を痛め、銃兎の精神は悟りの域へ行く直前だった。
「休みの度に用事だって留守にすんのもう2ヶ月だぞ!?有り得ねえだろ!!なんか隠してやがる。」
「恋人を疑うのは如何なものかと…」
「アイツは嘘が下手なんだよ。俺様に対してだけな!!すぐ目が泳ぎやがる。可愛い奴めクソが」
愚痴りたいのか惚気たいのかハッキリしてほしい。願わくばどっちも遠慮したいところだが。
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MAIKING何れはまた左馬一になるだろうバチバチ期の一郎が深夜に己の初恋地獄篇を思い出してあああああてなってる(めっちゃさわり)はつ恋 ふと目を覚ますと俺はリビングのソファーの上にいて、目の前のテレビ画面には見覚えのない古い映画が流れていた。覚醒したての視界には眩しすぎるような風景が流れていて、一瞬だけ、ここがどこだかわからない。見覚えのない風景と見覚えのない人たち、聞き慣れない言語で聞いたこともない台詞が突然脳内に押し入ってくる「愛のない人生なんて、最低だ」。
隣では俺にもたれ掛かりながら三郎が少し前の俺のように寝落ちていた。俺はとりあえず座り直して、ずり落ちそうになっていたケツを戻す。深夜アニメリアタイしようとしてそのまま寝落ちしたんだな。変な姿勢を取っていたせいか、首が少し痛い。そうそう、二郎は友達んちに泊まりに行ってて、今日は三郎が付き合ってくれてたんだ。本当はそう興味なかっただろうのに、三郎はキラキラした瞳で「是非是非お供させてください!」と笑っていた。結局、俺まで寝落ちてなんだか申し訳ない。俺は三郎の身体をそっと横抱きすると、起こさないように部屋へと運んだ。随分と重くなったな~なんて思いながら三郎の寝顔に小さな声でおやすみを言って、リビングへと戻る。煌々としていた電気を消して、おそらく三郎がかけてくれたのだろう毛布を被り直すと、なんとなく画面を見つめる。やべえ太陽が眩しい。森が綺麗だな。南欧だろうか? ピレネー山脈って何処の国だっけ? 既に映画は終わりかけで、若い頃はきっととんでもないイケメンだったんだろうおじいさんが、その人生に幕を引こうとしている。映像も綺麗だし、登場人物も老いも若きもみんなそれぞれに美しくて目に優しい。ちゃんと観たら泣けるんだろうな。なんとなくスマホで情報を取ってみると、三十年くらい前のフランスの映画だった。ストーリーはざっくりいうと死んでしまう前に初恋の人に逢いに行く、というものだった。
1426隣では俺にもたれ掛かりながら三郎が少し前の俺のように寝落ちていた。俺はとりあえず座り直して、ずり落ちそうになっていたケツを戻す。深夜アニメリアタイしようとしてそのまま寝落ちしたんだな。変な姿勢を取っていたせいか、首が少し痛い。そうそう、二郎は友達んちに泊まりに行ってて、今日は三郎が付き合ってくれてたんだ。本当はそう興味なかっただろうのに、三郎はキラキラした瞳で「是非是非お供させてください!」と笑っていた。結局、俺まで寝落ちてなんだか申し訳ない。俺は三郎の身体をそっと横抱きすると、起こさないように部屋へと運んだ。随分と重くなったな~なんて思いながら三郎の寝顔に小さな声でおやすみを言って、リビングへと戻る。煌々としていた電気を消して、おそらく三郎がかけてくれたのだろう毛布を被り直すと、なんとなく画面を見つめる。やべえ太陽が眩しい。森が綺麗だな。南欧だろうか? ピレネー山脈って何処の国だっけ? 既に映画は終わりかけで、若い頃はきっととんでもないイケメンだったんだろうおじいさんが、その人生に幕を引こうとしている。映像も綺麗だし、登場人物も老いも若きもみんなそれぞれに美しくて目に優しい。ちゃんと観たら泣けるんだろうな。なんとなくスマホで情報を取ってみると、三十年くらい前のフランスの映画だった。ストーリーはざっくりいうと死んでしまう前に初恋の人に逢いに行く、というものだった。
gekkeij_u
Reuse HalloweenハロウィンS Sまだ続きます!!Be My Ghost ハロウィンワンダーランドは複雑怪奇、明朗快活、慇懃無礼で陰惨悲惨な街である。空では魔法使いが違法駐車し狼男が街道を練り歩き、ジャックオーランタンが窓から飛び降りる愉快な場所の一角に、それはもう深い深い森があった。大きな魔物も小さな魔物も、誰一人近寄らないその森には恐ろしい恐ろしい魔物が住んでいる。
魔物の中の魔物、全ての頂点に座す吸血鬼、誰もがその名を紡ぐのを恐れる男だ。いつだってどんちゃん騒ぎのハロウィンワンダーランドも、森がわざめく一瞬だけ静まり返るような、畏怖の対象。そんな森へ、小さな一つの影がいそいそと向かっていた。
ひらひらと揺らめく白いフードの端に景色を透かすゴーストの子供、一郎は赤い風船を携えて森をかけていく。時折風邪に混じって妖精たちの声がした。
7364魔物の中の魔物、全ての頂点に座す吸血鬼、誰もがその名を紡ぐのを恐れる男だ。いつだってどんちゃん騒ぎのハロウィンワンダーランドも、森がわざめく一瞬だけ静まり返るような、畏怖の対象。そんな森へ、小さな一つの影がいそいそと向かっていた。
ひらひらと揺らめく白いフードの端に景色を透かすゴーストの子供、一郎は赤い風船を携えて森をかけていく。時折風邪に混じって妖精たちの声がした。
2006Maple
PAST一郎と左馬刻しかいない(てででのはさまに捨てられた一がなんで、、となっていて表では笑ってるけど裏では満たされない乾きが血の涙になって流れてるという設定です。一応)
(泣いてるさまは目の前で一郎(家族のような存在)がモブに殺され静か(?)に涙を流しながら絶対にモブを楽には殺さないと決めた顔のつもり) 6
@shimazima74
MAIKING色んな虫を引き寄せる2️⃣に対してあまりにも過保護な🐴1️⃣を笑い飛ばしてたら自分が夏の虫になってしまった🐰の話①🐴1️⃣ 🐰2️⃣
以前upした分も入ってます
ギャグです
軽い気持ちで読んでください
途中です 8551
lilyccory
DONEさまイチャ記念!サマイチ真ん中バースデーSS山田一郎誕生祭2021SSから真ん中バースデーへ。
真ん中バースデーなのでまだくっつきそうでくっつかない、間の二人。
左馬刻誕生日SSへと続く。 11434
harugrbr
MAIKING落ちぶれ男爵家令嬢イチロウ♀×公爵家の跡取りサマトキサマトキの外見は三つ編みの騎士様イメージ
タイトルは昨今のご令嬢系ラノベにありそうな感じを目指しました
小説じゃなくて箇条書きのプロットもどきだし、清書する予定は未定 2445
sakugrrd
MOURNINGセフレ左馬一の話和解してない。性欲処理のためだけの関係。
でも実はお互い好き。でも嫌い。
セックスはする、でも事務的作業。キスはしないし、デートもしない抱き締めもしない。
ただの性欲処理。
ハマってた時に書いた初のサマイチ。
短いです。
お題ったーのタイトルをお借りしました。 4