other8e
MOURNING恋愛感情じゃないと思ってる嶺二。まえにTwitterにあげたような気もするけどみつからなかったのでこちらに。ランランと過ごす時間は心地良いし、楽しい気持ちになるから好きだ。それは恋愛感情とは別だったけど、ランランから告白された時に居心地の良さを取りOKした。好きって言葉は便利だ。LikeでもLoveでも使えるから。
「ぼくもランランのこと好きだよ」
まさかぼくからそんな答えが返ってくるとは思っていなかったようで一瞬目を見開いた後、ほっとしたような、嬉しそうな、泣きそうな顔は幸せそうな笑みへと変わった。ぎゅっと抱きしめられれば、触れ合う部分はとても熱くて、ランランの高揚が伝わってきてなんだかぼくまで嬉しくなってしまった。
こうしてぼくとランランのお付き合いが始まった。
付き合う前からランランが結構スキンシップは嫌いじゃないし優しい男だというのは知っていたけど、交際を始めてからはよりいっそうそれを知ることになった。
どちらかの部屋に遊びに行った時なんか、ソファじゃ隙間を空けずにぴたりとくっついて座ったり、たまに後ろから抱きかかえられることもあるし、膝の上に座らされたこともある。さすがに最後のはちょっと恥ずかしかったけど、ランランはとっても満足そうだった。
寝る時は隣でくっついて眠るし、いっ 2025
あまぐり
DONEAfter story/シャニライグリサミ(蘭嶺)
⚠️ドラマCD発売前に書いたものなので、
内容が公式と異なります。
Side Partnerの続きで致してるだけのふたり。
えろ度はゆるゆるです。 15
あまぐり
DONE追憶Side Master
Side Partner
/シャニライグリサミ(蘭嶺)
⚠️ドラマCD発売前に書いたものなので、
文化祭の内容が公式と異なります。
グリサミの学生時代〜シャニライ軸より後の話。 23
other8e
MOURNING幸せであれ※しじみ食べたことないので食感は検索してみたけど実際のところ知りません「嶺二」
ぼくの名前を呼ぶ声にゆっくり目を開けると、ベッドの端に腰をかけたランランの姿があった。
「おはよう、嶺二。やっと起きたな」
ランランはぼくの頬をそっと撫でてふわりと微笑む。少しくすぐったい。カーテンの隙間から射し込む陽の光が、ランランのまだセットしていないふわふわの髪の毛を明るく照らしてきらきらと輝いている。
「いまなんじ?」
身を起こしながら聞くと、7時だと教えてくれた。ちょうどいい時間だ。
体を起こしたものの疲労の残る体はまだ少しだるくて、ベッドの上でぼうっとしてしまう。ランランの小さく笑うような声が聞こえたかと思うと、ぎしりとベッドの軋む音と唇に優しく触れる感触。それにうっとりとする間もなくランランはぼくから離れて、物足りなさを感じて見上げるぼくの髪を大きな手でくしゃくしゃとかき乱した。
「ちょっとー!」
「目ぇ覚めただろ?朝飯作ってあるから早く顔洗ってこい」
「うん」
着替えは後回しにして、顔を洗って歯を磨いてリビングに向かうと、美味しそうな匂いがぼくを待っていた。
「わー!すっごい!和食だ…!」
テーブルには、お味噌汁に焼き鮭に卵焼きが並んでいて、どれもまだ白い 2846
other8e
MOURNING付き合って二年目になる二人🍒 今日は久々にランランちにお泊まりだ。
とはいえぼくは目を通しておきたい台本があって、ランランも今のうちに溜まった家事をしたいということで、時折会話をはさみつつも、それぞれ自分の作業に没頭していた。
正直自宅の方が集中できるけど、少しでもランランのそばにいたいという恋心だ。
一段落ついて顔をあげれば、すぐ近くの棚を掃除しているランランがなにやら機嫌よく鼻歌なんて歌っていた。
ランランのイメージとかけ離れたこのポップな曲は。
どういう心境?珍しいものを見てしまった。
聞き耳をたてているのがバレないよう、台本に向かうふりをしながら聞いているうちに、どうしてもあの合いの手をいれたくなっちゃう。しょうがないよこれは。
2371とはいえぼくは目を通しておきたい台本があって、ランランも今のうちに溜まった家事をしたいということで、時折会話をはさみつつも、それぞれ自分の作業に没頭していた。
正直自宅の方が集中できるけど、少しでもランランのそばにいたいという恋心だ。
一段落ついて顔をあげれば、すぐ近くの棚を掃除しているランランがなにやら機嫌よく鼻歌なんて歌っていた。
ランランのイメージとかけ離れたこのポップな曲は。
どういう心境?珍しいものを見てしまった。
聞き耳をたてているのがバレないよう、台本に向かうふりをしながら聞いているうちに、どうしてもあの合いの手をいれたくなっちゃう。しょうがないよこれは。
other8e
MOURNING覚えていない蘭丸「れぇじ」熱のこもった甘い声で直接耳に注ぎ込むように名前を呼ばれて思わず膝の上でぎゅっと指を握りしめてしまう。
腰に手を回され引っ張られたと思ったら、ランランに抱っこされる形で座らされた。おなかには後ろから回されたランランの腕。シャツが少しめくれて、肌に直接触れる腕はとても熱い。
酔っ払ったランランはたちが悪い。好きだともなんにも伝えてくれないのにこうやってぼくをドキドキさせるようなことをする。
はじめてされた時はびっくりすると同時に嬉しくて泣きそうになってしまったのに、翌朝目覚めたらすっかり忘れてるものだから腹が立って蹴飛ばした。
それなのに今日もまたランランにお酒をすすめて酔わせようとしている。10回に1回くらいの成功率。今日はどうかな。結構いい感じに飲んでるけど。隣に座るランランをちらりとのぞいて、トロンと朱に染まった目元に成功を確信する。
「ランラン?」
大丈夫?と言外に含めて名前を呼べば、ランランの視線がぼくに向かう。
れぇじ。ひらがなだけにしか思えない舌ったらずな甘ったるい声でぼくを呼ぶ。
「なあに?」
ん、と両腕を広げるランランに誘われるままその腕の中におさまる 903