kle8tri
DONE膝枕されながら刀と桜が見たい!というヨコシマな動悸で書きました。これ他にも何振りか試しに書いてみたんですが肥前くんはおれは膝枕はされる専門とのことで話が続かず、南海太郎ちゃんはどっか行っちゃう、薬研さんは太腿が気になって桜どころではなく、宗三さんは御本刃のお色気が桜を食ってしまうので長義くんになりました。
書いてみたら長義くんと桜の親和性高すぎて驚いた。
花見で一服陽が沈む前は鮮やかだった空が少しずつ色を失っていく。
その過程を見るともなしに空を見上げていると、今が盛りの桜が目に入る。
視界いっぱいを埋め尽くすそれらはまるで星のようで、時折ひらひらと去り行く様が空からこぼれる流れ星みたいだなあと思う。ひとひら、またひとひらとぼんやり見送りながら、煙をひとくさり吐き出した。
桜は本丸の中にあちこちあるけど、私はこの場所が好きだ。
本丸の外れ、居住棟から離れた本丸の端っこに、前任者の趣味なのか、簡素な茶室を備えた小さな小屋が建っている。
通称「西の屋」のあるこの一帯は、野点でもするつもりで切り拓いたのかちょっとした公園くらいの広場になっていて、そこを覆うかのように樹齢半世紀は過ぎていそうな高くて太い桜の老木が枝を広げているのだ。
3830その過程を見るともなしに空を見上げていると、今が盛りの桜が目に入る。
視界いっぱいを埋め尽くすそれらはまるで星のようで、時折ひらひらと去り行く様が空からこぼれる流れ星みたいだなあと思う。ひとひら、またひとひらとぼんやり見送りながら、煙をひとくさり吐き出した。
桜は本丸の中にあちこちあるけど、私はこの場所が好きだ。
本丸の外れ、居住棟から離れた本丸の端っこに、前任者の趣味なのか、簡素な茶室を備えた小さな小屋が建っている。
通称「西の屋」のあるこの一帯は、野点でもするつもりで切り拓いたのかちょっとした公園くらいの広場になっていて、そこを覆うかのように樹齢半世紀は過ぎていそうな高くて太い桜の老木が枝を広げているのだ。
mouhu_umoretai
DONE仲良くしてくださっている方の誕生日プレゼントで書いたちょぎさにセクシーだけど致しては無い
タイトル入り切らなかったから本文の初めに書いてます
誕生日ちょぎさにタイトル
『付き合っている長義が高価な誕生日プレゼントを渡そうとしてきたからそういうの気にしなくていいよ、チューの一回でもしてくれたら満足だって!と言ったところ「ならばキスもしよう。持てるものこそ与えなくては」とか言ってふっかいキスかましてくる話』
深い蒼に見下ろされながら、頬に添えられた手の温もりを感じる。彼の手袋のスベスベとした感触が好きで、思わず頬を擦り付けていたら、より顔を近づけてきた彼が唇を押し当ててきた。
薄い唇はいつも潤いが保たれている為、触れ合うだけで気持ちがいい。ペタリと張り付いた唇を軽く吸えば、離れた時にはチュッと音を立てた。
直ぐにもう一度、今度は奪われるようにキスをする。押し当てるのではなく噛み付いてくるようなキスは、彼の意外と荒々しいところを思い出させて笑ってしまいそうだった。
1119『付き合っている長義が高価な誕生日プレゼントを渡そうとしてきたからそういうの気にしなくていいよ、チューの一回でもしてくれたら満足だって!と言ったところ「ならばキスもしよう。持てるものこそ与えなくては」とか言ってふっかいキスかましてくる話』
深い蒼に見下ろされながら、頬に添えられた手の温もりを感じる。彼の手袋のスベスベとした感触が好きで、思わず頬を擦り付けていたら、より顔を近づけてきた彼が唇を押し当ててきた。
薄い唇はいつも潤いが保たれている為、触れ合うだけで気持ちがいい。ペタリと張り付いた唇を軽く吸えば、離れた時にはチュッと音を立てた。
直ぐにもう一度、今度は奪われるようにキスをする。押し当てるのではなく噛み付いてくるようなキスは、彼の意外と荒々しいところを思い出させて笑ってしまいそうだった。
kirishimanayuta
SPUR ME⚠匂わせ描写はありますが、致してるとこまではまだ書いてません女の子にフラレてやけ酒をする長義くんと、その長義くんに長年片想いしてる同僚の女の子が、酒の勢いでワンナイトのミステイクをしちゃう話……
なんですが、需要あるのか不安になってきたので途中まで書いたものを上げてみます😅 2345
blue62mira
MAIKINGどこにも行き場のない長さに(全年齢)安定のラブコメ
山姥切長義を冷遇してみた!! この本丸の歴史は長く、戦績もなかなかのものだった。
審神者は若く小柄な女性だったが、見た目と裏腹に度胸と卓越した戦略の持ち主だった。
そして全ての刀剣を愛し、無茶な鍛刀や進軍はさせなかった。
そんな主はもちろん刀剣達からの信頼も厚く、本丸の空気は清浄で四季折々に花が咲き、刀達の笑顔や話し声が聞こえる穏やかな場所だった。
慈悲深い彼女が愛さない刀剣男士などいない。大切にしない相手などいない。誰もがそう思っていた。当の本人でさえそうだったのだ。
しかし彼女は今しがた離れの屋敷に一振りの男士を監禁した。これから彼は他のものとの交流を断たれ孤独のうちに刃生を終えるのだろう。普通であれば。
これは『普通ではない』山姥切長義冷遇本丸の話。
3524審神者は若く小柄な女性だったが、見た目と裏腹に度胸と卓越した戦略の持ち主だった。
そして全ての刀剣を愛し、無茶な鍛刀や進軍はさせなかった。
そんな主はもちろん刀剣達からの信頼も厚く、本丸の空気は清浄で四季折々に花が咲き、刀達の笑顔や話し声が聞こえる穏やかな場所だった。
慈悲深い彼女が愛さない刀剣男士などいない。大切にしない相手などいない。誰もがそう思っていた。当の本人でさえそうだったのだ。
しかし彼女は今しがた離れの屋敷に一振りの男士を監禁した。これから彼は他のものとの交流を断たれ孤独のうちに刃生を終えるのだろう。普通であれば。
これは『普通ではない』山姥切長義冷遇本丸の話。