hikari_63xxx
MEMOローサン。🕒くんの誕生日に告白する決心をした片想い中の🐯がその前にどうしてもやり遂げたいことと巻き込まれるペンシャチ。
ウルトラスーパーミラクルハッピーエンド♡
🕒くんお誕生日おめでとう!
2024.3.2
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しあわせだと、笑っていてよ.
1.
トラファルガー・ローが生まれて初めて『それ』を作ろうと思い至ったのは、いつの間にか胸の裡に育まれていた想いを上手く伝える術を持ち合わせていなかったからだ。
言葉として愛を伝えることは、ローにとって難しいことではない。
愛というものをローはきちんと知っている。
好きだ。愛してる。
かわいい。愛おしい。
抱きたい(これについては、奇跡的に想いが通じ合った後。しかるべき時が来たら伝えたいと思っている)などなど。
伝える言葉は他にもいくらだって思い浮かぶ。
言葉だけならば、だ。
ただ、それをありのまま言ったところで、想い人に伝わるのかが、わからなかった。
女相手なら百戦錬磨のローであったが、それは一夜だけの遊びに限定したときの話だ。
108991.
トラファルガー・ローが生まれて初めて『それ』を作ろうと思い至ったのは、いつの間にか胸の裡に育まれていた想いを上手く伝える術を持ち合わせていなかったからだ。
言葉として愛を伝えることは、ローにとって難しいことではない。
愛というものをローはきちんと知っている。
好きだ。愛してる。
かわいい。愛おしい。
抱きたい(これについては、奇跡的に想いが通じ合った後。しかるべき時が来たら伝えたいと思っている)などなど。
伝える言葉は他にもいくらだって思い浮かぶ。
言葉だけならば、だ。
ただ、それをありのまま言ったところで、想い人に伝わるのかが、わからなかった。
女相手なら百戦錬磨のローであったが、それは一夜だけの遊びに限定したときの話だ。
hikari_63xxx
MEMOローサン🕒くんへの想いをささやかなプレゼントに込めて贈る健気な(?)キャプテンの恋心に気づいちゃったペンシャチの作戦に振り回される🐯
(めちゃくちゃ両想い)
2024.2.14
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あまくとろける、特別を一粒.
ハートの海賊団の中でも一番の古参であるペンギンとシャチは、敬愛するキャプテンの『変化』に気づいていた。
自分たちを置いて離れていた間のことはわからないけれど、ゾウで再会したときは概ねいつもどおりだったと思う。明確な変化を感じ始めたのは、ワノ国を出航したあとのこと。
彼は昔からよく本を読んでいたし、医学書や気に入った図鑑などを買い込むこともあったが、先日立ち寄った島で店主にあれこれと聞きながら、小一時間ほど吟味してようやく手に取ってた本。
あれはどこからどう見ても、料理のレシピが書かれた本にしか見えなかった。
気が向いた時にコーヒーくらいは淹れることもあるが、ふたりが知る限りトラファルガー・ローという男は、料理と呼べるようなことはほとんどしないというのに。
8528ハートの海賊団の中でも一番の古参であるペンギンとシャチは、敬愛するキャプテンの『変化』に気づいていた。
自分たちを置いて離れていた間のことはわからないけれど、ゾウで再会したときは概ねいつもどおりだったと思う。明確な変化を感じ始めたのは、ワノ国を出航したあとのこと。
彼は昔からよく本を読んでいたし、医学書や気に入った図鑑などを買い込むこともあったが、先日立ち寄った島で店主にあれこれと聞きながら、小一時間ほど吟味してようやく手に取ってた本。
あれはどこからどう見ても、料理のレシピが書かれた本にしか見えなかった。
気が向いた時にコーヒーくらいは淹れることもあるが、ふたりが知る限りトラファルガー・ローという男は、料理と呼べるようなことはほとんどしないというのに。
みなぎ
DONEローサンプチオンリーの前哨戦、ウェブオンリーイベント「医食同郷-online-」の展示漫画です。イベントが終了したので、パスワードの方も解除させていただきました🔑
イベントページ
【https://picrea.jp/event/5cf4e26bd3d87da5e03f80a43a64f1220a1f4ba9e1d6348caea83c06353c3f39】 13
ashi_5687
DOODLE昔書いた冬の海のローサンに反応頂いて、懐かしい〜!て気持ちになったので、小説投稿し直し🙏🏼書き直したいところ結構あるけどまあそのままで😂死ネタです。
無題/ローサン アイツはある日突然、死期を悟った野良猫のように、何も残さずおれの前から消えた。そして今日、五年越しに手紙が届いた。「この手紙は、おれが死んだら渡すように言伝した。」から始まる、おれへの謝罪と今住んでいる地について、そしてかつて過ごした日々のことを綴った短い手紙。涙も出なかった。
その手紙を持って、アイツが死ぬまでの五年間を過ごしたらしいその地を訪れた。そこは小さな港町で、二月の早朝は人もまばらだ。吐く息は白く、鼻先と耳は冷たくて痛む。
防波堤に沿って歩く。人の住む気配のない木造家屋、地蔵が祀られている小さな祠、長年強い日差しに晒されて劣化し色褪せた、バス停のブルーのベンチ。防波堤の石階段を上り、さらにその上を歩む。砂浜が見えた。防波堤のすぐ側では、海浜植物が打ち捨てられた漁船の船底を突き破り、まるで船体を丸呑みする大きな生き物の様に覆っている。砂浜に足を踏み入れ、波打ち際まで歩いた。潮の流れの影響か、漂着したゴミばかりだったが、そんなことは構わなかった。波打ち際の流木の上に腰かけ、しばらく遠くを眺めた。
1101その手紙を持って、アイツが死ぬまでの五年間を過ごしたらしいその地を訪れた。そこは小さな港町で、二月の早朝は人もまばらだ。吐く息は白く、鼻先と耳は冷たくて痛む。
防波堤に沿って歩く。人の住む気配のない木造家屋、地蔵が祀られている小さな祠、長年強い日差しに晒されて劣化し色褪せた、バス停のブルーのベンチ。防波堤の石階段を上り、さらにその上を歩む。砂浜が見えた。防波堤のすぐ側では、海浜植物が打ち捨てられた漁船の船底を突き破り、まるで船体を丸呑みする大きな生き物の様に覆っている。砂浜に足を踏み入れ、波打ち際まで歩いた。潮の流れの影響か、漂着したゴミばかりだったが、そんなことは構わなかった。波打ち際の流木の上に腰かけ、しばらく遠くを眺めた。