たい焼き時雨
PROGRESS毛玉シリーズの続き。ちょっとずつ進んでいきます。五条くんだけが知ってること 呪術専門執行機関東京本部。
前で言う高専にあたる日本の呪術界の要だ。呪術師の育成から任務の斡旋、それから呪術の素養のある者のスカウトなどをこなす政府公認の特殊機関。前じゃ考えられないぐらい、僕ら呪術師の待遇が良くなっているこの世界。更には呪術師の人数も桁違い。
特級呪術師は前同様、僕と憂太と九十九の3人だけだけどそこまで忙しくはない。
「あーぁ、うまく行かないもんだねー」
呪術専門執行機関東京本部…略して呪専にある僕の執務室。傑と共用で使うことを思って、広いスペースにしたのに傑は僕の隣にいない。
このだだっ広い執務室の僕専用デスクに上半身を寝そべらせながら、溜息をつく。そんな僕をほっといて部屋の中央に設置されてるソファに座っている硝子は、難しい顔でこめかみに指を当てて記憶の整理をしている。そこそこ時間がかかっているからせっかく硝子の為に淹れたコーヒーは、いくらか冷めていた。
3200前で言う高専にあたる日本の呪術界の要だ。呪術師の育成から任務の斡旋、それから呪術の素養のある者のスカウトなどをこなす政府公認の特殊機関。前じゃ考えられないぐらい、僕ら呪術師の待遇が良くなっているこの世界。更には呪術師の人数も桁違い。
特級呪術師は前同様、僕と憂太と九十九の3人だけだけどそこまで忙しくはない。
「あーぁ、うまく行かないもんだねー」
呪術専門執行機関東京本部…略して呪専にある僕の執務室。傑と共用で使うことを思って、広いスペースにしたのに傑は僕の隣にいない。
このだだっ広い執務室の僕専用デスクに上半身を寝そべらせながら、溜息をつく。そんな僕をほっといて部屋の中央に設置されてるソファに座っている硝子は、難しい顔でこめかみに指を当てて記憶の整理をしている。そこそこ時間がかかっているからせっかく硝子の為に淹れたコーヒーは、いくらか冷めていた。
Mahiro
MOURNINGあの川のほとりで繰り返すゲトウの話。生き方を決めたあの夏の終わりに、何かを忘れてきたゲトウは『その時』に留まって忘れものを記憶の中から見つけ出そうとするけど、もう曖昧にしか思い出せない。早く救ってあげてください。 6b_g0e
MAIKING宇●田●●ル様の某歌を聞いておかしくなったのでアウトプット五夏。書きたいところはここじゃないのに、その手前で躓いている。誤字脱字すいません…。
終わるかわからないので、途中の段階を投げて置きます。急に書きたいところだけ書いて終わるかもしれない。そんな中途半端な尻切れ。
※大学生現パロ、記憶なし。モブが出ています。何番煎じかわからない作風。
君に夢中夏油との出会いは、それこそ半年ほど前だ。
授業が終わり、次のコマが別棟で行われるため移動していたところ、女性同士が争う声が聞こえてきたのだ。
誰でも座れるように置かれたよくあるベンチを前に、綺麗な女性がキンキン声で怒鳴り合っている。
こういうものはじろじろ見るものではない、という意見が世間一般的だ。しかし、五条から言わせれば、見られたくないようなやり取りなら、大衆の前でやるなということらしい。なので、こういったあまり不躾に眺めるものではない出来事であったとしても、五条は遠慮なしに見る。
ま、これだけキャンキャンやり合ってたら、見るなっつー方が難しいと思うけどね。
野次馬根性がすごい、というわけではない人でも、思わず目を引いてしまうくらいには目立つ喧嘩だった。五条はそれを無遠慮に、おーやってんなぁと眺めていた。
7176授業が終わり、次のコマが別棟で行われるため移動していたところ、女性同士が争う声が聞こえてきたのだ。
誰でも座れるように置かれたよくあるベンチを前に、綺麗な女性がキンキン声で怒鳴り合っている。
こういうものはじろじろ見るものではない、という意見が世間一般的だ。しかし、五条から言わせれば、見られたくないようなやり取りなら、大衆の前でやるなということらしい。なので、こういったあまり不躾に眺めるものではない出来事であったとしても、五条は遠慮なしに見る。
ま、これだけキャンキャンやり合ってたら、見るなっつー方が難しいと思うけどね。
野次馬根性がすごい、というわけではない人でも、思わず目を引いてしまうくらいには目立つ喧嘩だった。五条はそれを無遠慮に、おーやってんなぁと眺めていた。
rrshig
DONE五夏転生if (ショタふたり!です!)ハッピー572ウィークエンドに参加させていただきます!二人に、そして二人のことが大好きな皆さんにも幸せが訪れますように...!☺️
単品でも読めますが、こちらの作品と同じ軸ですのでよければ💁🏻
https://poipiku.com/4975292/6638106.html 3
アスカ
DONE五夏/悟がマウントをとる話/高専/付き合ってはいない/悟(→→→)傑全力マウント 少し明かりを落とした寮の部屋のなかで、悟はおもむろにポテトチップスに手を伸ばし口に運んだ。視線はテレビに向けたままだ。画面はアクション有りミステリー要素有りぶっ飛んだ設定もうまく生かしていると話題になったエンタメ映画が山場を迎えていた。
果たして主人公達は危機を乗り越えられるのか。ついに追い詰めた犯人の正体は一体、という手に汗握るシーンだ。いままさに、というシーンで、こつんと左肩に衝撃があった。小さな画面に釘付けになっていたため反応が遅れてしまったが、え、と思いながら悟が思わず隣を見れば、しなやかな黒髪があった。
「え……傑?もしかして、寝た?」
絞られた音量で声をかけてみるが、案の定返事はない。そっと顔を覗いてみると、瞼はぴったり閉じられ、傑は穏やかな寝息だけを繰り返していた。傑が寝ている、と認識した途端、悟の心臓はどくどくどくと馬鹿みたいに速度を上げていく。
2271果たして主人公達は危機を乗り越えられるのか。ついに追い詰めた犯人の正体は一体、という手に汗握るシーンだ。いままさに、というシーンで、こつんと左肩に衝撃があった。小さな画面に釘付けになっていたため反応が遅れてしまったが、え、と思いながら悟が思わず隣を見れば、しなやかな黒髪があった。
「え……傑?もしかして、寝た?」
絞られた音量で声をかけてみるが、案の定返事はない。そっと顔を覗いてみると、瞼はぴったり閉じられ、傑は穏やかな寝息だけを繰り返していた。傑が寝ている、と認識した途端、悟の心臓はどくどくどくと馬鹿みたいに速度を上げていく。
アスカ
DONE五夏/離反後、傑の誕生日の話。あんまり明るくない(2/3のオンイベで展示していました)
Talking To The Moon. ハッピーバースデートゥーユー♪
誕生日を祝う陽気な歌である。皆に祝福されながら歌うであろう誰でも知る歌を、五条はひとりで歌っていた。小さな声は誰にも届くことなく、冷え冷えとした夜空に紛れてあっという間に消えていく。
二十歳の誕生日を迎えた途端今日からアナタは大人ですと言われても、昨日までといったいなにが違うというのだろう。昨日と地続きの、ただの一日に過ぎないはずなのに。
かろうじて関係があるとすれば、アルコールが自由に飲めるということくらいか。
法律などあってないような世界に生きているが、それでも自由に飲んでいいんだよと言われると興味が出る。果物が描かれた甘そうな缶チューハイのプルタブを親指で持ち上げ、五条はひとくち飲んでみた。甘さよりもアルコールの苦さのほうが舌をぴりぴりと刺激し、五条はうげ、と言うようにべろりと舌を出した。
2587誕生日を祝う陽気な歌である。皆に祝福されながら歌うであろう誰でも知る歌を、五条はひとりで歌っていた。小さな声は誰にも届くことなく、冷え冷えとした夜空に紛れてあっという間に消えていく。
二十歳の誕生日を迎えた途端今日からアナタは大人ですと言われても、昨日までといったいなにが違うというのだろう。昨日と地続きの、ただの一日に過ぎないはずなのに。
かろうじて関係があるとすれば、アルコールが自由に飲めるということくらいか。
法律などあってないような世界に生きているが、それでも自由に飲んでいいんだよと言われると興味が出る。果物が描かれた甘そうな缶チューハイのプルタブを親指で持ち上げ、五条はひとくち飲んでみた。甘さよりもアルコールの苦さのほうが舌をぴりぴりと刺激し、五条はうげ、と言うようにべろりと舌を出した。
アスカ
DONE五夏/クレープを食べる話嫌いじゃない「甘いもん、食いたい」
突然悟がそうぽつりと呟いたかと思ったら、食いたい食いたいと駄々を捏ね始めた。子どもか。
「悟うるさい。まずは任務に集中しろ」
「こんな雑魚に俺が手こずるわけねーだろ」
現実問題、数が多いだけで二級以下の雑魚呪霊しかいないのだから、悟の敵ではないだろう。傑もそう思う。けれど、そういう問題でもないだろう。これは術師として正式に依頼されている任務だ。
「悟、まずは任務を……」
「はいはいウルセーウルセー」
「悟」
「傑の正論は聞き飽きたっつーの」
舌をべろっと出して、こちらを煽ってくる悟の顔に苛立って仕方が無い。思わずこめかみがひくりと脈打った。どうして彼はいつもこうなのだろう。甘やかされて育ったせいか。そうなのか。これだからボンボンは。
2422突然悟がそうぽつりと呟いたかと思ったら、食いたい食いたいと駄々を捏ね始めた。子どもか。
「悟うるさい。まずは任務に集中しろ」
「こんな雑魚に俺が手こずるわけねーだろ」
現実問題、数が多いだけで二級以下の雑魚呪霊しかいないのだから、悟の敵ではないだろう。傑もそう思う。けれど、そういう問題でもないだろう。これは術師として正式に依頼されている任務だ。
「悟、まずは任務を……」
「はいはいウルセーウルセー」
「悟」
「傑の正論は聞き飽きたっつーの」
舌をべろっと出して、こちらを煽ってくる悟の顔に苛立って仕方が無い。思わずこめかみがひくりと脈打った。どうして彼はいつもこうなのだろう。甘やかされて育ったせいか。そうなのか。これだからボンボンは。
syoukyakur0
DONEモブ視点です五夏のつもりで書いてますが、カプ要素めちゃくちゃ薄いので雰囲気でお楽しみください
また、投稿主は五夏五の人間ですので抵抗のある方はそっと閉じていただくようお願い申し上げます
『新しい沼ができた』 レストルームの化粧鏡で念入りにチェックする。今日はベストコンディションでなければいけない。朝から顔パックしたし、いつもの倍かけて化粧したし、美容院ばりのヘアセットもした。移動して全面鏡でおろしたての服も変なところがないか見る。よし、大丈夫そうだ。
「ごめん、待った~?」
「まだ待ち合わせ時間前だから気にしないで! それより今日かわいいね」
「本当!? ありがと~!! 席結構前だったから、わんちゃん見てもらえるんじゃないかって気合い入れちゃった」
「ファンクラブ様々だよね~。チケットの発券は済んでるからパネルの前で写真撮らない?」
「賛成!!」
公開中のものから近日中に上映予定のものまでずらっと並べられた宣伝用ディスプレイの中に私たちの推しがいた。作品名と今日の日付をそれぞれ指差して自撮りをする。デビューして数年で主演だなんて、担当として誇らしい。推しくんのキャラクター的に、てっきり王子様系の役だと思っていたので泥臭い刑事役だったことには驚いたが、ラブシーンがないなら私たちの心も平穏でいられるし、是非ともいろんな人に映画館に足を運んでもらいたい。
3452「ごめん、待った~?」
「まだ待ち合わせ時間前だから気にしないで! それより今日かわいいね」
「本当!? ありがと~!! 席結構前だったから、わんちゃん見てもらえるんじゃないかって気合い入れちゃった」
「ファンクラブ様々だよね~。チケットの発券は済んでるからパネルの前で写真撮らない?」
「賛成!!」
公開中のものから近日中に上映予定のものまでずらっと並べられた宣伝用ディスプレイの中に私たちの推しがいた。作品名と今日の日付をそれぞれ指差して自撮りをする。デビューして数年で主演だなんて、担当として誇らしい。推しくんのキャラクター的に、てっきり王子様系の役だと思っていたので泥臭い刑事役だったことには驚いたが、ラブシーンがないなら私たちの心も平穏でいられるし、是非ともいろんな人に映画館に足を運んでもらいたい。