GSでじーえすと読む
DONEジュナカルと手羽先とえっちな唇多分現代パロです
新CMのカルナさんがめっっっちゃ美しくて狂いそう……!
Kiss me, Kiss you キスしたい……。
薄い唇から覗く紅い舌が、指先に付いた鶏の脂とタレを舐め取った。
藤丸に教えてもらった居酒屋で、アルジュナとカルナは食事をしていた。
アルジュナの正面に座るカルナは、両手が脂で汚れるのも厭わず手羽先のから揚げに齧り付く。パリパリに揚げてスパイスの効いた甘辛いタレを絡めた、この店オススメの一品だ。当然、ビールとの相性は最高であり、追い唐辛子をしても実に美味い。
この居酒屋は鶏料理が充実しており、手羽先餃子や焼き鳥各種、特製味玉をも堪能した中で、カルナは手羽先のから揚げが気に入ったようだ。二皿目を注文して、全部食べても良いというアルジュナのお言葉に甘えてもりもりと手羽先のから揚げを食べている。
1961薄い唇から覗く紅い舌が、指先に付いた鶏の脂とタレを舐め取った。
藤丸に教えてもらった居酒屋で、アルジュナとカルナは食事をしていた。
アルジュナの正面に座るカルナは、両手が脂で汚れるのも厭わず手羽先のから揚げに齧り付く。パリパリに揚げてスパイスの効いた甘辛いタレを絡めた、この店オススメの一品だ。当然、ビールとの相性は最高であり、追い唐辛子をしても実に美味い。
この居酒屋は鶏料理が充実しており、手羽先餃子や焼き鳥各種、特製味玉をも堪能した中で、カルナは手羽先のから揚げが気に入ったようだ。二皿目を注文して、全部食べても良いというアルジュナのお言葉に甘えてもりもりと手羽先のから揚げを食べている。
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DONEヴァーサス時空っぽいジュナカルが放課後に寄り道してベイクドモチョモチョを買い食いする話。あんこも美味い、カスタードも美味い。
白あんとかレアだよね。
モチョモチョ「お前はベイクドモチョモチョなる菓子を知っているか?」
「なんて?」
放課後、帰り道。姉妹校の生徒会長2人が並ぶバス亭で、カルナの口から意味不明な単語が飛び出て来た。
あまりにも突拍子のない問いかけに、アルジュナは酷くマヌケな声を出してしまう。何だ、そのナントカモチョモチョとは。
「最近、話題になっている菓子のようだ。食道楽に現を抜かす兄がいるお前ならば、知っているかと思ったが」
「トゥンカロンも生ドーナツも真っ先に買って来た兄がいるのは確かだが、そんなの聞いたことないぞ。ちなみに、誰から聞いた?」
「ドゥリーヨダナだ」
『あいつ……!』
買って来た次の日には、自分流にアレンジした流行りのスイーツを作り上げた料理好きの兄の口からもきいたことがない。そもそも、情報源が怪しい。
2742「なんて?」
放課後、帰り道。姉妹校の生徒会長2人が並ぶバス亭で、カルナの口から意味不明な単語が飛び出て来た。
あまりにも突拍子のない問いかけに、アルジュナは酷くマヌケな声を出してしまう。何だ、そのナントカモチョモチョとは。
「最近、話題になっている菓子のようだ。食道楽に現を抜かす兄がいるお前ならば、知っているかと思ったが」
「トゥンカロンも生ドーナツも真っ先に買って来た兄がいるのは確かだが、そんなの聞いたことないぞ。ちなみに、誰から聞いた?」
「ドゥリーヨダナだ」
『あいつ……!』
買って来た次の日には、自分流にアレンジした流行りのスイーツを作り上げた料理好きの兄の口からもきいたことがない。そもそも、情報源が怪しい。
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DONE現パロで付き合っているジュナカルパフェは美味しい。
パフェ ラズベリーソース、シリアル、パンナコッタで三段の層を作り、その上にはバニラアイス。その周りを真っ赤な苺がぐるりと囲み、鮮やかな赤の合間からは純白の生クリームが顔を出す。バニラアイスの天辺にミントではなくホワイトチョコレートが飾られているのが、カルナ的には嬉しいポイントだ。
細くて小さなスプーンでひと匙。はみ出すことも唇を汚してしまうのも気にせずに、苺とクリームを掬って口に入れると甘酸っぱい幸せが口一杯に広がった。
「美味い」
「お前は本当にパフェが好きだな」
「パフェは美味い。苺パフェも好きだが、チョコレートパフェも好きだ。プリンパフェも捨てがたい」
カルナにとって、パフェは幸せになれる食べ物である。
1214細くて小さなスプーンでひと匙。はみ出すことも唇を汚してしまうのも気にせずに、苺とクリームを掬って口に入れると甘酸っぱい幸せが口一杯に広がった。
「美味い」
「お前は本当にパフェが好きだな」
「パフェは美味い。苺パフェも好きだが、チョコレートパフェも好きだ。プリンパフェも捨てがたい」
カルナにとって、パフェは幸せになれる食べ物である。
む つ🍎
MOURNING<※これからあるジュナくんの筆おろしをするジュナカルのラクガキです。>カ「怖いか?」
ア「そんなことはないです!ただ…」
カ「うん?どうした」
ア「カルナに優しくできるか不安で」
カ「そうか、流石はアルジュナやる気満タンといったところか。期待しているぞ」
ア「?!」
関東礼
PROGRESS10月新刊に収録するサキュバスカルナさんのジュナカル、改稿しましたこの話のサンプルはここまで
10月新刊改稿 完璧な日没を済ました空が薄手のジャケットを着た肩へ懐かしそうに接し、幅の広い影を生んでいた。カルナにはさいしょ、それが誰かわからなかった。若い男だ。後ろ姿では年齢は曖昧になるが、膝から腿にかけての発条が入っているかのような力強さでおおよそ察した。柔和な凜々しさに浸りきり、癖のついた黒髪は僅かな明かりを吸って天使の輪を浮かべている。アルジュナだ。アパートの廊下の端、部屋の連なりとは直角に位置する階段横のひときわ狭い部屋に、カルナは住んでいる。段差を下りて外へ出ようとする際に、彼は必ず横顔を向ける筈だ。インターフォンを押す腕は衣服に隠れてもわかるほど筋が浮き彫りになっており、背中の筋肉は厚い。部屋へ響き渡るチャイムの音が耳の奥でこだました。
11297関東礼
PROGRESS10月発行予定の短編集に収録するサキュバスカルナさんのジュナカルの作業進捗ですサンプルで出せるところまで
万華鏡暮らしのかわいい悪魔 完璧な日没を済ました空が薄手のジャケットを着た肩へ懐かしそうに接し、幅の広い影を生んでいた。カルナにはさいしょ、それが誰かわからなかった。若い男だ。後ろ姿では年齢は曖昧になるが、膝から腿にかけての発条が入っているかのような力強さでおおよそ察した。凜々しさの種類も―三十歳を超えた青年には特有の迫力が宿る―まだ柔和で、癖のついた黒髪は僅かな明かりを吸って天使の輪を浮かべている。はっと思い出した。アルジュナだ。四つ年下の従弟がカルナの部屋の前に立っている。褐色の指がインターフォンのボタンを押した。その後しばらくじっと動かなかったから、もう一度ボタンに指を伸ばすと思ったけれど、彼は物言わずドアを見つめ、アパートの階段を廊下の向こう側からおり始めた。カルナがそっと後ろについていき、見下ろすと、アルジュナが一歩道へ踏み出した途端、雨が降り出した。九月生まれの、まだ十九歳の従弟は、六月の雨ののろまな銀糸を振り切って走り出した。会社から帰ってきたばかりのカルナの鞄の中には、バーバリーチェックの折り畳み傘が入っている。鍵をあけ帰る部屋の傘立てに、モスグリーンのラインのプリントされた物が一本。差し出せば良かった。思って、祈るようにカルナは躊躇った。昔、彼を襲ったことがある。しかし、彼は彼に会いに来た。ドアを開け内側から施錠する仕草に、アルジュナの見たかっただろう光景が重なった。カルナが顔を出すのを期待していた筈だ。その通り。本当はもうキッチンで夕食を作っている時間だった。五歳のアルジュナがカルナの髪みたいと言ったとうもろこしのひげを切り、皮を剥き小さな身を芯から外している筈だった。全部彼の顔を見ないままやる。うがいの合間に洗面台の鏡に視線をやれば、舌がじんと疼いた。ウォールナット材の枠に囲まれた真四角の反射面に、カルナの模様がひりひり光っている。薄い舌は生き物の肉にぴったりとはり付くよう細やかにひらつき、神経が通っている。そいつはアルジュナをとてもよく覚えている。白熱灯によって青みを帯びた黄色に変わった光が、カルナの口内に侵入し、粘膜をつやめかせた。模様は口を開きすぎた彼が発した溜息に従弟の名前に含まれるものと同じ音を見つけて痺れ、熱をもつ。そいつはアルジュナを愛している。いや、愛してなんかいない。
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