🍞けい🍞
DONE鬼岩城〜カールへ出発する前あたりの話。いよいよ休校期間もといエンディング週間が始まります。ダイ君は色々うっかり間違えるので、ダイの剣君さんはとても大変なのです。
ダイの剣が色んな意味で活躍する話「んー……」
部屋に差し込める眩しい朝日を浴びながら、おれは起き上がると、ベッドの上で大きく伸びをする。
なんだか久しぶりによく寝たかも。
ふかふかのベッドと、何よりも気をはらなくていいおれの部屋で寝れるのは、やっぱり安心する。
おれの剣を作りに行く前にここで休んで以来だから……十日振りぐらいか。
ここ数日の出来事を思い出したら気が抜けて、おれはぽすんとまたベッドに横になった。
十日程前──
ロン・ベルクさんに剣を作ってもらっていると、パプニカが鬼岩城により襲撃された。
剣が出来上がり、急いでおれはパプニカへ向かったんだけど、そこで見た光景はおれの予想に反するもので。
船は壊され、街はみんなメチャクチャにされている……と思いきや、パプニカの街は全くもって無事だったんだ。
5960部屋に差し込める眩しい朝日を浴びながら、おれは起き上がると、ベッドの上で大きく伸びをする。
なんだか久しぶりによく寝たかも。
ふかふかのベッドと、何よりも気をはらなくていいおれの部屋で寝れるのは、やっぱり安心する。
おれの剣を作りに行く前にここで休んで以来だから……十日振りぐらいか。
ここ数日の出来事を思い出したら気が抜けて、おれはぽすんとまたベッドに横になった。
十日程前──
ロン・ベルクさんに剣を作ってもらっていると、パプニカが鬼岩城により襲撃された。
剣が出来上がり、急いでおれはパプニカへ向かったんだけど、そこで見た光景はおれの予想に反するもので。
船は壊され、街はみんなメチャクチャにされている……と思いきや、パプニカの街は全くもって無事だったんだ。
🍞けい🍞
DONEDCで追加された大事なキーアイテムを作りに行く話。大型アプデ話の後の時期になります。
前半はパパ編後の振り返り。
名工がちょっと変な人です。
魔界の名工に剣を作ってもらう話カーンカーンと夕刻を告げる鐘がなる。
「それでは、今日はここまでにしましょう」
教壇に立っていたアバン先生が、黒板にチョークを置いた。
おれのノートには、ところどころが解読できないミミズのような文字が書いてあった。
──これ、家に帰ってから読めるかな……。
せめてもっときれいな字で書けるようにならなくちゃ、と思いながら、ノートを閉じる。
「帰ろうぜ、ダイ」
そう声をかけたのはポップだ。
一日の授業が終わると大抵ポップが声をかけてきて、一緒に帰るかどうかの選択肢が時々出る。
最初は迷わず一緒に帰っていたんだけど、ゴメちゃんに、ポップの好感度ばっかり上がってるよと釘を刺されてからは、断るようにしていた。
そうすると、今度は別の人に声をかけられるから、その人の誘いに乗ったり、乗らなかったりする。
5686「それでは、今日はここまでにしましょう」
教壇に立っていたアバン先生が、黒板にチョークを置いた。
おれのノートには、ところどころが解読できないミミズのような文字が書いてあった。
──これ、家に帰ってから読めるかな……。
せめてもっときれいな字で書けるようにならなくちゃ、と思いながら、ノートを閉じる。
「帰ろうぜ、ダイ」
そう声をかけたのはポップだ。
一日の授業が終わると大抵ポップが声をかけてきて、一緒に帰るかどうかの選択肢が時々出る。
最初は迷わず一緒に帰っていたんだけど、ゴメちゃんに、ポップの好感度ばっかり上がってるよと釘を刺されてからは、断るようにしていた。
そうすると、今度は別の人に声をかけられるから、その人の誘いに乗ったり、乗らなかったりする。
🍞けい🍞
DONEBLゲームのパパ編から数日後の話。たまにはほのぼのと。
ただしパパは相変わらずちょっと変です。
この後、大型アプデ話に繋がります。
父と息子達で楽しいティータイムを過ごした話頑丈な造りの扉の前で、おれはすーはーと深呼吸をする。
こんなにドキドキするのは……バーンパレス以来かもしれない。
でも胸がギュッとひきしまる感じじゃなくて……。
ちょっと不安な気持ちはあるけど、ワクワクする気持ちの方が大きいかも。
最後にふぅっと大きく息をついて、おれはドアノッカーをゴンゴンゴンと叩いた。
ベンガーナの南端、アルゴ岬。
そこにおれの父さんと、ラーハルトは暮らしている。
どの辺りに住んでるのかなと思って、トベルーラでこの間この岬の辺りをうろうろしていたら、気配を察知したのか、この大きめのお屋敷からラーハルトが出てきてくれた。
テランで再会してからまだ数日。
随分早いおれの訪れにラーハルトはちょっとびっくりしていたけれど、今日は下見だけ、と告げた。
3543こんなにドキドキするのは……バーンパレス以来かもしれない。
でも胸がギュッとひきしまる感じじゃなくて……。
ちょっと不安な気持ちはあるけど、ワクワクする気持ちの方が大きいかも。
最後にふぅっと大きく息をついて、おれはドアノッカーをゴンゴンゴンと叩いた。
ベンガーナの南端、アルゴ岬。
そこにおれの父さんと、ラーハルトは暮らしている。
どの辺りに住んでるのかなと思って、トベルーラでこの間この岬の辺りをうろうろしていたら、気配を察知したのか、この大きめのお屋敷からラーハルトが出てきてくれた。
テランで再会してからまだ数日。
随分早いおれの訪れにラーハルトはちょっとびっくりしていたけれど、今日は下見だけ、と告げた。
🍞けい🍞
MOURNING引き続き、BLゲームのバラン編です。(新装版14巻あたりのネタバレあり)キャラ崩壊注意。特にラーハルトが変。
でもラーハルトは竜父子強火担なので、二人にはケンカしないで仲良くしてほしいと思ってるんだ、多分。
一部、前に書いた小話のネタを使ってます。
BLゲームの世界で父さんに再会した話ゴトゴトと馬車の荷台に揺られながら、おれたちはベンガーナからテランへと向かっていた。
おれの、額に浮かぶ紋章……つまり竜の紋章の秘密を調べる為だ。
と言っても、おれは自分が何者なのかとっくに知っているから、実はみんなに合わせて行動しているだけだったりする。
この世界──BLゲームの世界に来て数週間。
こっちは、おれが元いた世界に似てはいるけれど、色々違う部分も多かった。
おれはデルムリン島に住むダイではなく、デルムリン島に住んでいたダイだった。
アバン先生の開設したアカデミーに通うため、パプニカに移住してきた、というのがおれの設定らしい。
先生の開設したアカデミーは、おれみたいに勇者を目指す者だけじゃなくて、大それた言い方をすれば、世界を救う者を目指す為の訓練所、のような所だ。
6342おれの、額に浮かぶ紋章……つまり竜の紋章の秘密を調べる為だ。
と言っても、おれは自分が何者なのかとっくに知っているから、実はみんなに合わせて行動しているだけだったりする。
この世界──BLゲームの世界に来て数週間。
こっちは、おれが元いた世界に似てはいるけれど、色々違う部分も多かった。
おれはデルムリン島に住むダイではなく、デルムリン島に住んでいたダイだった。
アバン先生の開設したアカデミーに通うため、パプニカに移住してきた、というのがおれの設定らしい。
先生の開設したアカデミーは、おれみたいに勇者を目指す者だけじゃなくて、大それた言い方をすれば、世界を救う者を目指す為の訓練所、のような所だ。
🍞けい🍞
MOURNING10エンド達成したあとのダイ君。真っ黒+○ッチ(エではない)くさいので、苦手な方はご注意ください。
最後の選択肢でいいえを選ぶダイ君宿敵である大魔王バーンの腕の中、あいつとのキスをうっとりと味わっていたおれは、はっと我に返った。
おれ以外、誰もいない真っ暗な空間。
おれの目の前にはウインドウがあり、その横におれの剣が浮いている。
あぁ、全て終わったんだ、と分かって、大きく息をついた。
この光景も、もう見慣れたものだ。
エンディングが終わると、いつもこの空間に飛ばされる。
選んだエンディングによっては、おれは正気を失っていたりもするけれど、この空間に来ると、途端に理性を取り戻す。
さっきまで感じていたはずの身体の火照りは消えたけど、記憶と感覚は残ったままだから、おれはいつももどかしい気持ちになる。
──前は、こんなことなかったのに。
この、元の世界に戻る為のエンディング制覇に取り掛かってから、おれは、段々自分が変になっていくのを感じていた。
2211おれ以外、誰もいない真っ暗な空間。
おれの目の前にはウインドウがあり、その横におれの剣が浮いている。
あぁ、全て終わったんだ、と分かって、大きく息をついた。
この光景も、もう見慣れたものだ。
エンディングが終わると、いつもこの空間に飛ばされる。
選んだエンディングによっては、おれは正気を失っていたりもするけれど、この空間に来ると、途端に理性を取り戻す。
さっきまで感じていたはずの身体の火照りは消えたけど、記憶と感覚は残ったままだから、おれはいつももどかしい気持ちになる。
──前は、こんなことなかったのに。
この、元の世界に戻る為のエンディング制覇に取り掛かってから、おれは、段々自分が変になっていくのを感じていた。
🍞けい🍞
MEMO総受回避エンドを目指すダイ君をベースで考えつつも、10エンドクリアを目指さざるを得なくなったダイ君も美味しくて捨てきれない……。ということで、ただのメモです。
終わり方によって、最後までギャグテイストか、途中からシリアスかが分かれる……。
10エンドクリアを目指さざるを得なくなった場合大分初期の段階まで戻って、選択肢やら戦闘でのパーティメンバー調整(パーティメンバーにすると好感度が上がる)しないとクリア出来ないことに気づき、所謂詰みの状態に。
元の世界に戻るには10エンドを目指した方が早い、となり、苦渋の決断でそうすることに。
最短クリアの目指すべく、割と順調にえっちなエンドをクリアしていくダイ君。
最初は羞恥心と罪悪感を抱えながらクリアしていたのに、色んな相手と色んなプレイを経験する内に段々と麻痺してくる。
「どうしよう……!おれ、あんまり、嫌じゃない……‼」
9つまでクリア、残る一つはバーン様。
バーン戦での敗北がエンドの為の条件。
敗北したダイ君にバーン様が告げる。
凌辱か快楽堕ちか洗脳か選べ、と。
849元の世界に戻るには10エンドを目指した方が早い、となり、苦渋の決断でそうすることに。
最短クリアの目指すべく、割と順調にえっちなエンドをクリアしていくダイ君。
最初は羞恥心と罪悪感を抱えながらクリアしていたのに、色んな相手と色んなプレイを経験する内に段々と麻痺してくる。
「どうしよう……!おれ、あんまり、嫌じゃない……‼」
9つまでクリア、残る一つはバーン様。
バーン戦での敗北がエンドの為の条件。
敗北したダイ君にバーン様が告げる。
凌辱か快楽堕ちか洗脳か選べ、と。
🍞けい🍞
DONEはい、続けてしまいました。今回もほぼ二人の会話ですが、盛りに盛って盛りすぎましたww
精つうに関する表現ありますので、苦手な方はご注意ください。
勇者受BLゲームの大型アプデ話前設定
ダイ、他アバンの使徒やノヴァなどはパプニカに住み、アバン先生が開設したアカデミー的な所に通っている
ポップは両親と共に住んでいる(ランカークスから引っ越した)
ブラスとの夕食を終え、入浴も済ませたダイは、2階にある自室のベッドにゴロンと横になった。
気がつけば、こちらに来てもうふた月ほどを迎える頃だった。
毎日、何かしらの選択を迫られてはいたが、今の所、色々と無事ではある。
この前、元いた世界が恋しくテランに一人で出かけた際は、ポップとのイベントが発生したものの、何とか危機的状況は回避した。
だが最近は、好感度を上げすぎてしまったのか、やたらと選択肢が多いようにダイには思えた。
今日1日にあった出来事を、ダイは振り返る。
7185ダイ、他アバンの使徒やノヴァなどはパプニカに住み、アバン先生が開設したアカデミー的な所に通っている
ポップは両親と共に住んでいる(ランカークスから引っ越した)
ブラスとの夕食を終え、入浴も済ませたダイは、2階にある自室のベッドにゴロンと横になった。
気がつけば、こちらに来てもうふた月ほどを迎える頃だった。
毎日、何かしらの選択を迫られてはいたが、今の所、色々と無事ではある。
この前、元いた世界が恋しくテランに一人で出かけた際は、ポップとのイベントが発生したものの、何とか危機的状況は回避した。
だが最近は、好感度を上げすぎてしまったのか、やたらと選択肢が多いようにダイには思えた。
今日1日にあった出来事を、ダイは振り返る。
🍞けい🍞
MOURNINGダイ君総受け話がないかなぁという願望から、BLゲームならいけるんじゃね⁉という方向へと拗れた妄想話。ギャグです。キャラ崩壊注意。総受け思考あり。冒頭ちょっとだけネタバレあり。
なお、BLゲームはやった事ないので、監修はどしどしお待ちしております!!
世界を救った勇者がBLゲームに飛ばされた話 地上を滅ぼさんとする大魔王を倒した勇者は、閃光と共に姿を消した……。
仲間達は必死で彼の行方を探した。
だが、彼は見つからなかった。
それもそのはず。
勇者は別の世界へと飛ばされていたからである──!
「……イ、ダイ……!ダイ、起きて!」
不意に意識が浮上する。
痛みや疲れが全く感じられない事に違和感を覚えながら、ダイは己を呼ぶ声に目をゆっくりと開けた。
「あっ!おはよう、ダイ」
そう言って頭上からこちらを見下ろしているのは、金色の小さな友人だった。
「ゴッ……ゴメちゃん⁉」
がばっと身を起こすと、ダイは親友を両手でしっかりと抱きしめた。
「ゴメちゃんがどうして……⁉それに、おれ……ここは?おれ、死んじゃったの⁉」
5842仲間達は必死で彼の行方を探した。
だが、彼は見つからなかった。
それもそのはず。
勇者は別の世界へと飛ばされていたからである──!
「……イ、ダイ……!ダイ、起きて!」
不意に意識が浮上する。
痛みや疲れが全く感じられない事に違和感を覚えながら、ダイは己を呼ぶ声に目をゆっくりと開けた。
「あっ!おはよう、ダイ」
そう言って頭上からこちらを見下ろしているのは、金色の小さな友人だった。
「ゴッ……ゴメちゃん⁉」
がばっと身を起こすと、ダイは親友を両手でしっかりと抱きしめた。
「ゴメちゃんがどうして……⁉それに、おれ……ここは?おれ、死んじゃったの⁉」