kimitsu
過去的潔凛のオメガバパロです。モブに襲われた凛を守るため番契約する潔の話。
マシュマロリクエストありがとうございました!
潔凛オメガバ(マシュマロリクエスト)『凛、俺と番にならないか?』
ある晴れた昼下がり、郊外にあるレトロな雰囲気の喫茶店。俺の向かいに座った凛は、未だ仲直りに至っていない兄にだって向けたことがないであろう凶悪な顔で俺を睨んだ。
凛は俺の呼び出しに素直に応じてくれた。平日、この喫茶店に来てほしいと伝えると、「わかった」とだけ返ってきて、今目の前に座ってくれている。
凛が襲われたらしい。
その会話が聞こえてきたのは、練習終わりのロッカールームでのことだった。
「凛が、なんだって?」
中途半端にタンクトップを脱ぎながら、会話に加わる。
「自分のチームのスタッフに薬使って襲われたんだってさ。社会への影響が大きいから、マスコミはまだ発表できないらしい。もう犯人は逮捕されたって」
4789ある晴れた昼下がり、郊外にあるレトロな雰囲気の喫茶店。俺の向かいに座った凛は、未だ仲直りに至っていない兄にだって向けたことがないであろう凶悪な顔で俺を睨んだ。
凛は俺の呼び出しに素直に応じてくれた。平日、この喫茶店に来てほしいと伝えると、「わかった」とだけ返ってきて、今目の前に座ってくれている。
凛が襲われたらしい。
その会話が聞こえてきたのは、練習終わりのロッカールームでのことだった。
「凛が、なんだって?」
中途半端にタンクトップを脱ぎながら、会話に加わる。
「自分のチームのスタッフに薬使って襲われたんだってさ。社会への影響が大きいから、マスコミはまだ発表できないらしい。もう犯人は逮捕されたって」
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過去的蜂凛いつか付き合うことになる二人の話
そうして今日も罠を仕掛ける真夜中。フランス。
眠っていた凛の枕元で、携帯が鳴った。無視しようとしたものの、コールは10回を数えてもなお鳴り止む気配を見せない。絶対あいつだ。怒りを抑え込んで、凛は通話ボタンを押した。
「おい、なんの用だ、おかっぱ」
「あのね凛ちゃん、手をね、ちょっとケガしちゃってね」
痛いんだよね、と蜂楽が電話の向こうから頼りない声を出す。凛はうんざりしていた。定期的にスペインからかけてくる蜂楽に、そしてそれに毎度付き合ってしまう自分自身に。
ことの始まりはブルーロック時代。蜂楽と凛は、二人きりで練習することがあった。それを凛は煩わしく思っていた。しかし、しつこく絡んでくるし、ここに呼ばれてるだけのことはあり、蜂楽もまあまあ上手いので練習相手にはちょうど良かったわけである。
2775眠っていた凛の枕元で、携帯が鳴った。無視しようとしたものの、コールは10回を数えてもなお鳴り止む気配を見せない。絶対あいつだ。怒りを抑え込んで、凛は通話ボタンを押した。
「おい、なんの用だ、おかっぱ」
「あのね凛ちゃん、手をね、ちょっとケガしちゃってね」
痛いんだよね、と蜂楽が電話の向こうから頼りない声を出す。凛はうんざりしていた。定期的にスペインからかけてくる蜂楽に、そしてそれに毎度付き合ってしまう自分自身に。
ことの始まりはブルーロック時代。蜂楽と凛は、二人きりで練習することがあった。それを凛は煩わしく思っていた。しかし、しつこく絡んでくるし、ここに呼ばれてるだけのことはあり、蜂楽もまあまあ上手いので練習相手にはちょうど良かったわけである。
kimitsu
塗鴉大人isrn / いさりんみんなプロになって活躍している世界線。
ブルーロック同期メンバー全員参加のバーベキュー大会を開催するも、当日、行かないと駄々をこねる凛ちゃんの話。
いさりんに振りまされる周囲。
みんな凛ちゃん大好き。
最後ちゃんと合流する。
素直じゃないにも程がある凛とそれに振り回される大人たち(同い年含む)の話
「なぁ、本当に行かなくていいのか?今日、楽しみにしてただろ?」
俺の頬の方に伸びてきた潔の手を思い切り払いのけ、俺は毛布にくるまった。
「行かねぇって言ってるだろ!さっさと出て行けよ!」
「でもお前、今日のバーベキューのために食材たくさん買ったし、みんなに配るお土産も用意してあるんだろ?」
ガサっと袋の音がして、ベッドが少し沈む。おそらく俺が今日の日のために準備しておいた荷物を置いたのだと思う。毛布の中にいて、目も瞑ってるからわからないけれど、そんな気配がする。
「なぁごめんって、俺が悪かったよ。一緒に行こう?久しぶりじゃん、みんな揃うの。たくさんおしゃべりしよう。おいしいものたくさん食べよ」
5025「なぁ、本当に行かなくていいのか?今日、楽しみにしてただろ?」
俺の頬の方に伸びてきた潔の手を思い切り払いのけ、俺は毛布にくるまった。
「行かねぇって言ってるだろ!さっさと出て行けよ!」
「でもお前、今日のバーベキューのために食材たくさん買ったし、みんなに配るお土産も用意してあるんだろ?」
ガサっと袋の音がして、ベッドが少し沈む。おそらく俺が今日の日のために準備しておいた荷物を置いたのだと思う。毛布の中にいて、目も瞑ってるからわからないけれど、そんな気配がする。
「なぁごめんって、俺が悪かったよ。一緒に行こう?久しぶりじゃん、みんな揃うの。たくさんおしゃべりしよう。おいしいものたくさん食べよ」
kimitsu
塗鴉大人isrn日本在住
同棲
弱っている(フリ)rnちゃん
世話をやくisgさん (isg さんも少しネガ)
rnちゃんが下戸
某人物容姿捏造
うっすらモブの存在
視点 凛→潔→凛
甘やかしてもらいたくて仮病使う凛ちゃんの話(いさりん)「大丈夫かー凛」
潔が部屋に入ってきた。よく見えないが、きっとすごく心配した顔をしているんだと思う。声が優しい。今日の潔は、めちゃくちゃ優しくしてくれる。
「顔真っ赤だなー。あとで冷えピタ買ってくるからな」
水を置いて立ちあがろうとする潔の服の裾を弱い力で掴む。
「いさぎ、行くな、どこにも」
ここにいろ。最後は声が小さすぎて聞けていなかったかも。潔は一瞬止まったあと、ガバッと覆い被さってきた。
「行かないよー!こんな弱ってる凛置いて、どこにも行くわけないだろー!?」
布団の上からだけど、ぎゅうぎゅう抱きしめてくれる。やばい。今日やばいぞ。ぶりっ子攻撃が潔にまともに通っている。なんと潔は今日、仕事を一件キャンセルして今ここにいる。土曜日だけど、サッカー教室のコーチだか、サッカー番組だかの仕事が午後入っていたはずだ。サッカーに関することならば、自身が不調だろうとなんだろうと遂行しようとするあの潔が。俺のために。
5615潔が部屋に入ってきた。よく見えないが、きっとすごく心配した顔をしているんだと思う。声が優しい。今日の潔は、めちゃくちゃ優しくしてくれる。
「顔真っ赤だなー。あとで冷えピタ買ってくるからな」
水を置いて立ちあがろうとする潔の服の裾を弱い力で掴む。
「いさぎ、行くな、どこにも」
ここにいろ。最後は声が小さすぎて聞けていなかったかも。潔は一瞬止まったあと、ガバッと覆い被さってきた。
「行かないよー!こんな弱ってる凛置いて、どこにも行くわけないだろー!?」
布団の上からだけど、ぎゅうぎゅう抱きしめてくれる。やばい。今日やばいぞ。ぶりっ子攻撃が潔にまともに通っている。なんと潔は今日、仕事を一件キャンセルして今ここにいる。土曜日だけど、サッカー教室のコーチだか、サッカー番組だかの仕事が午後入っていたはずだ。サッカーに関することならば、自身が不調だろうとなんだろうと遂行しようとするあの潔が。俺のために。
kimitsu
塗鴉大人isrn / いさりん高校生デートしたい潔さんの話
プロ 日本在住 同棲
高校生の時から付き合っていたら、いまどんな関係を築いていたんだろうと空想(妄想)する潔さん。
(ngと付き合っているroが出てきます)
高校生デートしたい潔さんの話(加筆)キーンコーンカーンコーン
俺が通う高校生と同じチャイムが聞こえてから、いそいそとスマホを取り出す。
『校門、来て』
このラインを見て、いま凛はどんな反応をしているんだろう。目をまん丸くし、慌てて帰る支度をするんだろうか。それとも、イタズラだと思って無視するかな。既読はついたけれど、返事は来ない。
門柱に寄りかかり、凛が通るのを待つ。凛と同じ制服を身に纏ったたくさんの生徒達が目の前を過ぎていくのを、ただ眺める。時折、異分子である俺を目に止め、「潔選手!ブルーロック見ていました!」とか、「糸師くんを待っているんですか?まだ片付けしていたので、しばらく来ないと思いますよ」と声をかけてくれる。俺はそれらに軽く応えながら、愛しいあの子の姿が現れるのをひたすら待った。
6003俺が通う高校生と同じチャイムが聞こえてから、いそいそとスマホを取り出す。
『校門、来て』
このラインを見て、いま凛はどんな反応をしているんだろう。目をまん丸くし、慌てて帰る支度をするんだろうか。それとも、イタズラだと思って無視するかな。既読はついたけれど、返事は来ない。
門柱に寄りかかり、凛が通るのを待つ。凛と同じ制服を身に纏ったたくさんの生徒達が目の前を過ぎていくのを、ただ眺める。時折、異分子である俺を目に止め、「潔選手!ブルーロック見ていました!」とか、「糸師くんを待っているんですか?まだ片付けしていたので、しばらく来ないと思いますよ」と声をかけてくれる。俺はそれらに軽く応えながら、愛しいあの子の姿が現れるのをひたすら待った。
kimitsu
塗鴉大人両片思いプロ軸潔凛潔さんが凛ちゃんを襲うシーン(未遂)があります
このあとちゃんとおいしくいただかれてしまう凛ちゃんの話「突き当たりリビングだから、適当にくつろいでてくれる? すぐ準備する」
そう言うと潔はジャケットを脱ぎ、キッチンにかけてあったエプロンを着け冷蔵庫を開けたり閉めたりと慌ただしく動きはじめた。今日凛は、自身が持っているサッカー関連の本やDVDを貸し、その礼に夕飯を振る舞ってもらうために潔の家にやって来た。凛は部屋を奥まで進み、荷物を持ったまま所在無く部屋を見まわす。引っ越してきたばかりだというこの部屋は、内装が新しいのはもちろん、置かれている家具も新品のようで、まるでモデルルームのように生活感がなかった。
「すごいな」
窓の外、ベランダ越しの夜景に目を向ける。タワマンの高層階であるこの部屋からは、思わず声が漏れるほど、潔が以前自慢していた文言では足りないくらいきれいな東京の夜景が広がっていた。
3900そう言うと潔はジャケットを脱ぎ、キッチンにかけてあったエプロンを着け冷蔵庫を開けたり閉めたりと慌ただしく動きはじめた。今日凛は、自身が持っているサッカー関連の本やDVDを貸し、その礼に夕飯を振る舞ってもらうために潔の家にやって来た。凛は部屋を奥まで進み、荷物を持ったまま所在無く部屋を見まわす。引っ越してきたばかりだというこの部屋は、内装が新しいのはもちろん、置かれている家具も新品のようで、まるでモデルルームのように生活感がなかった。
「すごいな」
窓の外、ベランダ越しの夜景に目を向ける。タワマンの高層階であるこの部屋からは、思わず声が漏れるほど、潔が以前自慢していた文言では足りないくらいきれいな東京の夜景が広がっていた。
恋占い
塗鴉【蟻二】おしゃにこ?ありゅにこ?何て呼べばいいかわからないんですけど、とにかくこのペアは神です!
誰かに布教したいのと自分で作らないとほとんど出てこないので頑張って書いた今日この頃です。
一番最後の部分を書きたいがゆえに書いたものなので、いつも通りぼろぼろのなのは見逃してもらって……。
まだかかるのかもしれない。二子side
新英雄大戦のチームの一つ、僕の所属するイタリア棟の日本人メンバーは、何となくの流れでみんな毎日一緒にお風呂に入っている。
正直なところ、髪を洗うときはどうしても顔が見られてしまうので一緒に入りたくないのだが、
「まぁまぁ二子ちゃん、一緒に入りましょ?」
と愛空くんに言われてしまうし、最近恋人になったばかりの蟻生くんにも
「一緒に入る方が"オシャァ"だぞ?」
と言われているわけだから断れない。
まぁ、少し早めに入ってしまえば髪を洗う姿を見られないので、いつもそうしている。
「二子!今日も先に入ってたんだな!」
「愛空くん、そうですね。十分前くらいにお風呂来たんで、お先です」
皆より少し早めに入ってくるのは愛空くん。そのあとをついてくるのは閃堂くんで、そのあとは田中くん、志熊くん、石狩くん、不角くんと続いてくるのがいつものパターン。蟻生くんと馬狼くんは最後の方に入ってくることが多いかな。
1910新英雄大戦のチームの一つ、僕の所属するイタリア棟の日本人メンバーは、何となくの流れでみんな毎日一緒にお風呂に入っている。
正直なところ、髪を洗うときはどうしても顔が見られてしまうので一緒に入りたくないのだが、
「まぁまぁ二子ちゃん、一緒に入りましょ?」
と愛空くんに言われてしまうし、最近恋人になったばかりの蟻生くんにも
「一緒に入る方が"オシャァ"だぞ?」
と言われているわけだから断れない。
まぁ、少し早めに入ってしまえば髪を洗う姿を見られないので、いつもそうしている。
「二子!今日も先に入ってたんだな!」
「愛空くん、そうですね。十分前くらいにお風呂来たんで、お先です」
皆より少し早めに入ってくるのは愛空くん。そのあとをついてくるのは閃堂くんで、そのあとは田中くん、志熊くん、石狩くん、不角くんと続いてくるのがいつものパターン。蟻生くんと馬狼くんは最後の方に入ってくることが多いかな。
花梨。
筆記【推しCP大戦争】各キャラに過激派オタクいそうだよなって(ひどい)
bcis推しのcgr🆚ngis推しのro🆚rnis推しのse
(egis推しのanr、hois推しのkrn、kiis推しのkis、nsもいる)
⚠️isg総受け(bcis、ngis、rnis、hois、egis、kiis)
⚠️ひどい。色々ひどい 3
kimitsu
塗鴉いさりん監獄内謎時空(高校生)
潔が凛のこと好きで凛に甘い、それに気づいた凛が潔をいいように使う話
舐めてかかって痛い目を見る凛ちゃん
潔→→→(←)凛くらい
このあとちゃんと付き合う
冴氏もいる(冴←士道くん要素あり)
凛視点
短いです
潔は凛に甘すぎる「なんでこんなことしなくちゃならねぇんだよ!」
近くで着替えていた馬狼が、服を床に叩きつけながらそう言った。激しく同意。口には出さないけれど、心の中で頷く。馬狼は自分が地面に捨てた服を数秒見つめたあと拾い上げ、丹念に埃を落としてから袖を通していた。
ブルーロックの運営資金調達という名目で、ろくに説明もされぬまま駆り出される様々な企画。インタビュー、特技や趣味を紹介する動画など内容は様々だ。今日はコスプレ衣装を着て撮影されてこいと命令され、この場に集められている。
「各自着替えが終わったら、隣のスタジオに移動してください」
スタッフに促され、支度の整ったメンバーはゾロゾロと移動を開始した。
「クソ、なんだこれ」
3425近くで着替えていた馬狼が、服を床に叩きつけながらそう言った。激しく同意。口には出さないけれど、心の中で頷く。馬狼は自分が地面に捨てた服を数秒見つめたあと拾い上げ、丹念に埃を落としてから袖を通していた。
ブルーロックの運営資金調達という名目で、ろくに説明もされぬまま駆り出される様々な企画。インタビュー、特技や趣味を紹介する動画など内容は様々だ。今日はコスプレ衣装を着て撮影されてこいと命令され、この場に集められている。
「各自着替えが終わったら、隣のスタジオに移動してください」
スタッフに促され、支度の整ったメンバーはゾロゾロと移動を開始した。
「クソ、なんだこれ」
恋占い
塗鴉【カイネス】+氷織くん*カイザーは名前しか出てきません合唱曲っていろんなパロディ(?)に使えると思うんですよね。
もっといろんな合唱曲に触れていきたいと思いつつ…、
中身は24巻くらいの時期と31、32巻あたりのイメージなので、把握お願いします。(24巻の直接描写はないです)
『時の流れに 生まれたものなら 一人残らず 幸せになれるはず』アレクシス・ネスside
「…、」
「?羊、何聞いているんですか?」
いつもよりも暗い顔で、うつむきながら曲を聞いていた羊に対して何となくかけた一言だった。
「ん?あぁ、COSMOSっていう合唱曲」
「COSMOS…宇宙ですか?」
「あぁ、うん。そういう意味にはなるよな」
「それでもなぜ急に合唱曲を?」
僕の一言にすっと顔を下げる羊。何か、悪いことを言ってしまっただろうか。
でも、なぜ急に?
「何となく、聞きたくなってな」
「いい曲なんですか?」
「そういうんやなくて…、聞けばわかるわ」
そう言った羊は、スマートフォンの音声が出る部分を僕の方に向けてきた。
『時の流れに 生まれたものなら 一人残らず 幸せになれるはず』
「これ…、」
636「…、」
「?羊、何聞いているんですか?」
いつもよりも暗い顔で、うつむきながら曲を聞いていた羊に対して何となくかけた一言だった。
「ん?あぁ、COSMOSっていう合唱曲」
「COSMOS…宇宙ですか?」
「あぁ、うん。そういう意味にはなるよな」
「それでもなぜ急に合唱曲を?」
僕の一言にすっと顔を下げる羊。何か、悪いことを言ってしまっただろうか。
でも、なぜ急に?
「何となく、聞きたくなってな」
「いい曲なんですか?」
「そういうんやなくて…、聞けばわかるわ」
そう言った羊は、スマートフォンの音声が出る部分を僕の方に向けてきた。
『時の流れに 生まれたものなら 一人残らず 幸せになれるはず』
「これ…、」
kimitsu
塗鴉千切生誕祭2024!!千切さんお誕生日おめでとうございます!!
12/23夜に國神くんがプレゼント渡すお話。
未来プロ軸。同棲。
千切生誕祭2024「千切、誕生日おめでとう。はい、プレゼント」
「え!?」
「え?」
千切は、俺の顔と俺の渡したプレゼントの箱を繰り返し交互に見ている。まだ開けていないわけだし、内容が気に食わない、という判断もできない状況で何を不審がっているのだろう? と首を傾げる。
「なんか、ダメだったか?」
仕事から帰ってきてすぐ、着替えもせずムードも作らず渡したから嫌だったのかも。やり直すか。俺がプレゼントを取り返そうとしたら、千切が慌てた様子で自分の背中に箱を隠してしまった。上目遣いで見つめてくる千切の顔を見て、やっぱり美人だな、なんて思う。
「もう俺のものだ。ありがとう」
千切はリビングに移動するとソファに腰をおろし、「開けていい?」と言いながらリボンに手をかけた。
2890「え!?」
「え?」
千切は、俺の顔と俺の渡したプレゼントの箱を繰り返し交互に見ている。まだ開けていないわけだし、内容が気に食わない、という判断もできない状況で何を不審がっているのだろう? と首を傾げる。
「なんか、ダメだったか?」
仕事から帰ってきてすぐ、着替えもせずムードも作らず渡したから嫌だったのかも。やり直すか。俺がプレゼントを取り返そうとしたら、千切が慌てた様子で自分の背中に箱を隠してしまった。上目遣いで見つめてくる千切の顔を見て、やっぱり美人だな、なんて思う。
「もう俺のものだ。ありがとう」
千切はリビングに移動するとソファに腰をおろし、「開けていい?」と言いながらリボンに手をかけた。
kimitsu
塗鴉・同棲大人isrn・両思い
・周囲公認
・日本在住、違うチームに所属
・応援してくれている人たちにもっと愛想良くしたほうがいいよと潔さんが言ったら凛ちゃんがファンサするようになって一波乱起こる話
・名前のない創作一般人が出てきます
糸師凛はモテない「凛さ、もうちょっと愛想良くした方がよくない?」
風呂から戻ってきた凛の気配に向かって、声をかける。返事はないまま、ソファの左側が凛の体重分沈む。
「ファンサして点が入るなら、いくらでもやってやるよ」
そう言うだろうと思った。俺は視線を上げずにスマホをいじり続ける。そういう文言で検索をしているのだから当然なんだけども、どれだけ下へスクロールしても凛への悪口が途切れることはない。
「サポーターの応援が力になるってことがあるじゃない。アウェイのスタジアム、追い込まれている盤面、確かに聞こえる俺の名前を呼ぶ声。何がなんでもあと一点、あのゴールにぶち込んでやる!って思ったりしない?」
「わかんねぇ」
「お前その見た目なのに、人気男子サッカー選手ランキング入んないんだもんな。相当だよ」
4544風呂から戻ってきた凛の気配に向かって、声をかける。返事はないまま、ソファの左側が凛の体重分沈む。
「ファンサして点が入るなら、いくらでもやってやるよ」
そう言うだろうと思った。俺は視線を上げずにスマホをいじり続ける。そういう文言で検索をしているのだから当然なんだけども、どれだけ下へスクロールしても凛への悪口が途切れることはない。
「サポーターの応援が力になるってことがあるじゃない。アウェイのスタジアム、追い込まれている盤面、確かに聞こえる俺の名前を呼ぶ声。何がなんでもあと一点、あのゴールにぶち込んでやる!って思ったりしない?」
「わかんねぇ」
「お前その見た目なのに、人気男子サッカー選手ランキング入んないんだもんな。相当だよ」