chikiho_s
DOODLE🍐❄️「欲しいものは必ず手に入れる。ぼくは(お相手)が欲しい」フォロワーさんとの話で出てきた台詞でカキカキしました
自分の魅力を熟知して最大限利用してる系の❄️くん。❄️💙が描きやすいのでそれにしましたが、お好みの相手に設定してどんどん使ってください
背が低いから主人公以外に壁ドンできねえじゃんて気がついたのは書き終わってから
欲しいものはいつものように雪山滑りを心ゆくまで満喫して帰ろうとしたところに、たまたま外回りから戻ってきたグルーシャさんと鉢合わせた。
「来てたんだ」
「あ、はい。今日こそは新記録出したかったんですけど、ダメでした…」
時間を見つけては滑りに来て、雪山滑りの歴代最高記録を塗り替えるべく何度も何度も挑戦するものの、なかなか新記録が更新できない。というのは実は建前で、本音はグルーシャさんに会いたいから。こうして滑っているとグルーシャさんが声をかけてくれる。ほんの少しでも彼に近づきたい。
でも記録を塗り替えたところであのイケメンで優しくて才能あるグルーシャさんは私なんかを相手にしてくれないだろうし。彼と話せなくなるくらいなら記録更新なんてしない方がいいのかも。胸がきゅうと狭くなる。
2319「来てたんだ」
「あ、はい。今日こそは新記録出したかったんですけど、ダメでした…」
時間を見つけては滑りに来て、雪山滑りの歴代最高記録を塗り替えるべく何度も何度も挑戦するものの、なかなか新記録が更新できない。というのは実は建前で、本音はグルーシャさんに会いたいから。こうして滑っているとグルーシャさんが声をかけてくれる。ほんの少しでも彼に近づきたい。
でも記録を塗り替えたところであのイケメンで優しくて才能あるグルーシャさんは私なんかを相手にしてくれないだろうし。彼と話せなくなるくらいなら記録更新なんてしない方がいいのかも。胸がきゅうと狭くなる。
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MOURNING幸せな死ネタ飛行機に乗った時の空が
いつもより綺麗だったので
思いついたお話です。
お別れなんてしないよ。「皆様にご案内致します、この飛行機は間もなく離陸致します」
私たちを乗せる頑丈な翼は速度をつけて、ふわっと浮かび上がる。
それは高く、高く、自身の力だけでは到底行けない場所へと連れて行ってくれる頼もしさ。
どんな出会いが、どんな冒険が待っているのだろう?
ドキドキとワクワクが仲良く隣り合わせで出発した。
陽が海の向こう側へ帰る頃、四角い小窓から見える西の景色は、暖色から寒色へと変わる夕焼け空のグラデーション。その寒色はずっと前に片恋が実ったお相手の髪色みたいで、出発前日の別れ際に交わしたとある約束を思い出す。うっとりと眺めていると、次第に頬はカァァと、乙女色のグラデーション。
「帰ってきたら渡したいものがあるんだ。だから気をつけて、楽しんで。それと、絶対に僕の元へ帰ってくること。余所見しないで。いいね?」
2043私たちを乗せる頑丈な翼は速度をつけて、ふわっと浮かび上がる。
それは高く、高く、自身の力だけでは到底行けない場所へと連れて行ってくれる頼もしさ。
どんな出会いが、どんな冒険が待っているのだろう?
ドキドキとワクワクが仲良く隣り合わせで出発した。
陽が海の向こう側へ帰る頃、四角い小窓から見える西の景色は、暖色から寒色へと変わる夕焼け空のグラデーション。その寒色はずっと前に片恋が実ったお相手の髪色みたいで、出発前日の別れ際に交わしたとある約束を思い出す。うっとりと眺めていると、次第に頬はカァァと、乙女色のグラデーション。
「帰ってきたら渡したいものがあるんだ。だから気をつけて、楽しんで。それと、絶対に僕の元へ帰ってくること。余所見しないで。いいね?」
chikiho_s
DOODLEフォロワーさんのリクエストで、ぐるが主ちゃんに渡してた手紙を晒しました。こちらは名前伏せてますんでご自由に設定してねぐる❄️レター***
ココアご馳走さま。おいしかった。
お礼しなきゃと思ってジムのスタッフにも色々聞いて探したけど、結局今日まで見つけられなかった。ごめん。
ぼくのことだから、たぶん***にぼくの言いたいこと伝わってないんじゃないかと思って、普段言えないことをこの手紙に書いてみることにした。***さえよければ、最後まで読んでくれると嬉しい。嫌になったら捨てて。
***が初めてうちのジムに来て、戦って、負けて、その後また来てくれて、嬉しかった。またおいでって言ったけど、ほんとに来てくれるなんて思ってなかった。負けたのは悔しかったけど、そのおかげでスノボもポケモン勝負も楽しいものだったって思い出せたから、良かった。
***が来るようになって、今度はいつ来るのかなとか、***が来るかもしれないから楽しんでもらえるようにしなきゃって考えながら過ごすようになった。***が来ないと不安になるし、連絡が無いと寂しくなる。でも最近は待ってる時間を楽しめるようになってきたんだ。ジムリーダーの仕事、悪くないかも。
652ココアご馳走さま。おいしかった。
お礼しなきゃと思ってジムのスタッフにも色々聞いて探したけど、結局今日まで見つけられなかった。ごめん。
ぼくのことだから、たぶん***にぼくの言いたいこと伝わってないんじゃないかと思って、普段言えないことをこの手紙に書いてみることにした。***さえよければ、最後まで読んでくれると嬉しい。嫌になったら捨てて。
***が初めてうちのジムに来て、戦って、負けて、その後また来てくれて、嬉しかった。またおいでって言ったけど、ほんとに来てくれるなんて思ってなかった。負けたのは悔しかったけど、そのおかげでスノボもポケモン勝負も楽しいものだったって思い出せたから、良かった。
***が来るようになって、今度はいつ来るのかなとか、***が来るかもしれないから楽しんでもらえるようにしなきゃって考えながら過ごすようになった。***が来ないと不安になるし、連絡が無いと寂しくなる。でも最近は待ってる時間を楽しめるようになってきたんだ。ジムリーダーの仕事、悪くないかも。
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DONE悲恋SS「届かない手紙」
→アオイ視点
「届けたい『ただいま』」
→グルーシャ視点
エリアゼロでさようなら。 「届かない手紙」
拝啓
花の便りが相次ぐ今日この頃。
私は、彼が隣りに居たらと思う毎日を過ごしております。
ガラスペンを滑らかに走らせ、丁寧に文字を綴る。
春の陽射しが差し込む窓辺のデスクは、ぽかぽかと暖かくて、次第に瞼が重くなった。
微睡みながらペンを握る手が、小ぶりの瓶に当たってうっかりインクをこぼしてしまう。
白いグローブを付けたままの手はあおく染まった。
時はふたりの会話へ遡る。
「ねぇ、エリアゼロに行ってるんだって?」
「ギクッ」
(バ、バレてる…!)
なんとか誤魔化そうと、言葉を選ぶ。
だが、右上を向いた視線でいとも簡単に見破られてしまった。
「…やっぱり。あんたがどこで何をしようが、僕には関係ない。
でも、あそこは危険だよ」
5703拝啓
花の便りが相次ぐ今日この頃。
私は、彼が隣りに居たらと思う毎日を過ごしております。
ガラスペンを滑らかに走らせ、丁寧に文字を綴る。
春の陽射しが差し込む窓辺のデスクは、ぽかぽかと暖かくて、次第に瞼が重くなった。
微睡みながらペンを握る手が、小ぶりの瓶に当たってうっかりインクをこぼしてしまう。
白いグローブを付けたままの手はあおく染まった。
時はふたりの会話へ遡る。
「ねぇ、エリアゼロに行ってるんだって?」
「ギクッ」
(バ、バレてる…!)
なんとか誤魔化そうと、言葉を選ぶ。
だが、右上を向いた視線でいとも簡単に見破られてしまった。
「…やっぱり。あんたがどこで何をしようが、僕には関係ない。
でも、あそこは危険だよ」
chikiho_s
PASTTwitterに上げたバレンタインとホワイトデーの連作。プレゼントは死ぬほど貰うけど、自分からあげるなんて無いだろうから悩み悶えていればいい
ココアの件はフォロワーさんのリクエストで。グランブルマウンテン(砂糖たんまり)でもいいね。可愛いね。
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=19706108
氷の貴公子とチョコレイト今年もこの日がやってきた。一年の中でも憂鬱な日。バレンタインだ。
ジムの建物内を埋め尽くす勢いでチョコレートやプレゼントが届く。言うまでもなく全部ぼく宛て。わざわざ雪山の山頂にあるジムまで届けにやってくる人もいる。多分明日は本部に届けられた分がやってくる。正直、意味がわからない。
この日だけ特別に一階のエントランスに設置されるプレゼントボックスは何度回収しても溢れていて、業務に支障が出るレベル。下手にぼくが表に出ようものならパニックが起きて大惨事になるから、貰ったチョコレートを消費しながら上のフロアにある自室に篭もる。ほとぼりが冷めたらプレゼントの山を仕分けして、日持ちしない物から皆で頂いて、残りは皆で手分けして持ち帰る。それでも裁ききれないからポケモン達に食べさせたり、建物の裏にある箱を冷蔵庫代わりにして保管する。これは雪山の小さな特権。
4544ジムの建物内を埋め尽くす勢いでチョコレートやプレゼントが届く。言うまでもなく全部ぼく宛て。わざわざ雪山の山頂にあるジムまで届けにやってくる人もいる。多分明日は本部に届けられた分がやってくる。正直、意味がわからない。
この日だけ特別に一階のエントランスに設置されるプレゼントボックスは何度回収しても溢れていて、業務に支障が出るレベル。下手にぼくが表に出ようものならパニックが起きて大惨事になるから、貰ったチョコレートを消費しながら上のフロアにある自室に篭もる。ほとぼりが冷めたらプレゼントの山を仕分けして、日持ちしない物から皆で頂いて、残りは皆で手分けして持ち帰る。それでも裁ききれないからポケモン達に食べさせたり、建物の裏にある箱を冷蔵庫代わりにして保管する。これは雪山の小さな特権。