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MEMO前提:6部尾聲,桐生消失後。「伊達先生。」
跟往常的打扮不同。已經深夜兩三點了,難得在天亮前結束工作的真島換上了居家服,簡單的黑色七分袖T恤,原本就高挑修長的身材又更消瘦了一點。
「這麼晚打擾了。這東西是桐生交代要給你的。」
「……」
真島看著伊達手上的盒子,方方正正的,溫潤的木頭材質,從外觀看不出裡面的內容或重量。真島不敢伸手接住它。他知道他拿不住的。跟一直以來與桐生的來往同樣,桐生每次的離去什麼都沒留下;真島留不住、也不願意留住他的。
沉默沒有維持太久,「……桐生說你肯定不會收下的,但他非常堅持,你也知道他這個人異常固執。我也只能盡力幫他了。真島先生,拜託了。」
「……哈啊——」
真島長嘆了一口氣。時間不早了,他不想要為難伊達太久。黑色皮革手套摩擦過木盒子的觸感並不好,真島將盒子接了過去。往後退了一小步。
1330跟往常的打扮不同。已經深夜兩三點了,難得在天亮前結束工作的真島換上了居家服,簡單的黑色七分袖T恤,原本就高挑修長的身材又更消瘦了一點。
「這麼晚打擾了。這東西是桐生交代要給你的。」
「……」
真島看著伊達手上的盒子,方方正正的,溫潤的木頭材質,從外觀看不出裡面的內容或重量。真島不敢伸手接住它。他知道他拿不住的。跟一直以來與桐生的來往同樣,桐生每次的離去什麼都沒留下;真島留不住、也不願意留住他的。
沉默沒有維持太久,「……桐生說你肯定不會收下的,但他非常堅持,你也知道他這個人異常固執。我也只能盡力幫他了。真島先生,拜託了。」
「……哈啊——」
真島長嘆了一口氣。時間不早了,他不想要為難伊達太久。黑色皮革手套摩擦過木盒子的觸感並不好,真島將盒子接了過去。往後退了一小步。
じゅんさん
PAST3年前に桐真18禁アンソロに寄稿したお約束展開の漫画です。passは「真島吾朗の誕生日(4文字)と身長体重(5文字)と腐の数字(3文字)」の12桁。
未成年はダメ。
正直自分で見るの恥ずかしいので見返したの3年ぶりでしたがなかなかどうしてエッチだなと思ったので兄さんの誕生日だし晒しあげることにしました。楽しんでいただけたら幸いです。
寄稿したものより少し白抜き細くしました。 6
えすやま
DONE56(ゴロー)の日!兄さんの日!桐真四代目ifでテーマは『着せ替え人形』です。
以前ごみむしさんが素晴らしいツイートをされていたのをお借りしました。
兄さんは何を着ても似合うのだ。
Your dress up doll「次は、こちらを」
そう言ったテーラーの方を見るのももううんざりだ。
「好きにせぇ」
真島吾朗はむすっとした声でそう答える。
東城会本部の一室、鏡の前にずっと立たされた真島は、それはそれはご機嫌斜めであった。
「そういうわけには参りません。きちんと真島様のご意見も取り入れるように、と四代目から仰せつかっております」
「俺の意見なんかどうでもええやろ。アンタが見立ててくれれば」
「では、次はこちらを」
テーラーから受け取ったスーツ一式を、手慣れた二人の組員が真島に装着していく。
濃い青のスリーピーススーツに、黒のシャツ、青地に白のストライプ入りのネクタイ--真島は棒立ちでされるがままになっていた。
「真島様は本当に、何でもお似合いになりますね」
1707そう言ったテーラーの方を見るのももううんざりだ。
「好きにせぇ」
真島吾朗はむすっとした声でそう答える。
東城会本部の一室、鏡の前にずっと立たされた真島は、それはそれはご機嫌斜めであった。
「そういうわけには参りません。きちんと真島様のご意見も取り入れるように、と四代目から仰せつかっております」
「俺の意見なんかどうでもええやろ。アンタが見立ててくれれば」
「では、次はこちらを」
テーラーから受け取ったスーツ一式を、手慣れた二人の組員が真島に装着していく。
濃い青のスリーピーススーツに、黒のシャツ、青地に白のストライプ入りのネクタイ--真島は棒立ちでされるがままになっていた。
「真島様は本当に、何でもお似合いになりますね」
へいほう
DONE桐ゴロを推奨する兄さん 行きつけのキャバクラを出て家路に着こうかと足を踏み出した時だった。聞き覚えのあるご機嫌な鼻歌が聞こえ、ギョッとして目を向けるとそこにはふらふらとした足取りで往来をゆく真島がいた。こちらに気づいたら面倒だなと思った瞬間に目が合い、桐生ちゃんや!と呼びかけられた。殴りかかってこないか警戒したが、酔っ払いの顔をした真島はどうもそんな気分ではないらしい。喧嘩がらみでなく話しかけられる珍しさもあって、一軒行こうや、なんて肩を組まれてもあまり悪い気はしなかった。
どこそこ構わず襲ってくるから忘れていたが、ドスさえ持っていなければなかなか話せる男である。酔いに任せた会話は思いの外弾み、真島のペースに合わせて飲めば自然と舌も軽くなる。足元が軽くふらつくほどには酔っていた真島だったが、桐生が先ほどまでどの店にいたのかはちゃんと見ていたらしく、話題はキャバクラの話に及んだ。
2032どこそこ構わず襲ってくるから忘れていたが、ドスさえ持っていなければなかなか話せる男である。酔いに任せた会話は思いの外弾み、真島のペースに合わせて飲めば自然と舌も軽くなる。足元が軽くふらつくほどには酔っていた真島だったが、桐生が先ほどまでどの店にいたのかはちゃんと見ていたらしく、話題はキャバクラの話に及んだ。
えすやま
DOODLE約1時間で殴り書きの内容もない桐真。付き合ってないよー兄さんがチョロウブだよ!
直球に弱い兄さんが書きたかった。
タイトルはノリでつけたよすまんな。
押しに弱い兄さん「見っけたで! 桐生ちゃーん!」
予感がした時にはすぐそこから声がした。げっ、とあからさまに顔を作った桐生に、愛用のバットを左肩でトントンしながら真島が言う。
「なんやその顔はー兄さんが逢いに来てやったんに。もっと嬉しい顔しいや!」
「嬉しくない……」
「直球で言うな! 失礼やぞ!」
一層嫌そうな顔をする桐生に右手を伸ばし、真島はニヤニヤしながら肩を組む。
「ほんとは嬉しいクセに〜♡」
語尾にハートがつくような口調に感じるのは桐生の思い違いではないだろう。
「いつもいつもよく俺を見つけるな……」
「俺は鼻が利くからな、桐生ちゃんの匂いがプンプンするんや!」
「俺の匂い……か」
香水か? 香水が強すぎるのか? そんなことはないはずだが--己の匂いはほんの微かにしか嗅ぎ取れない。なぜなら、真島がいると彼の匂いの方が強いからだ。
2204予感がした時にはすぐそこから声がした。げっ、とあからさまに顔を作った桐生に、愛用のバットを左肩でトントンしながら真島が言う。
「なんやその顔はー兄さんが逢いに来てやったんに。もっと嬉しい顔しいや!」
「嬉しくない……」
「直球で言うな! 失礼やぞ!」
一層嫌そうな顔をする桐生に右手を伸ばし、真島はニヤニヤしながら肩を組む。
「ほんとは嬉しいクセに〜♡」
語尾にハートがつくような口調に感じるのは桐生の思い違いではないだろう。
「いつもいつもよく俺を見つけるな……」
「俺は鼻が利くからな、桐生ちゃんの匂いがプンプンするんや!」
「俺の匂い……か」
香水か? 香水が強すぎるのか? そんなことはないはずだが--己の匂いはほんの微かにしか嗅ぎ取れない。なぜなら、真島がいると彼の匂いの方が強いからだ。
mipGM20230114
TRAINING龍沼に最近落ちました。0、極はプレイ済み、極2をプレイ中の知識で書いてます。桐真です。何処時空やねん!て感じの事後の朝の甘々?な二人です。
久しぶりに小説書いたのでリハビリも含めて。 1491
563snake
DONE壁尻です。ファンタジーです。設定も何もありません。全編ギャグのアホエロです。※レイプではないですが、非合意の性行為があります。ご注意ください。
※支部に上げたものと同作品です。
壁にハマりし者 むき身で壁にハマった尻がある。何を言っているのかわからないだろうが、実際にそこにはソレはあった。遠目にも引き締まった尻がフルフルと揺れている。男の性であろう。思わず吸い寄せられた。
いけないと思いつつも、尻を覗き込む。
「うおっ! 汚ねぇ!」
僅かに動いた足の間にナニカが揺れた。自身にも同じモノがぶら下がっている。つまりコレは男性の尻であるという事実。
突如として訪れた絶望と失望。腹の中で毒吐きながら、その場を離れようとした瞬間だった。
「えっ? 桐生ちゃんなん?」
微かに聞こえたのは覚えのあり過ぎる声。一瞬振り向くも、厄介事に巻き込まれるのは目に見えている。これもきっとヤツなりの策略なのだろう。
よし、行こう。
7549いけないと思いつつも、尻を覗き込む。
「うおっ! 汚ねぇ!」
僅かに動いた足の間にナニカが揺れた。自身にも同じモノがぶら下がっている。つまりコレは男性の尻であるという事実。
突如として訪れた絶望と失望。腹の中で毒吐きながら、その場を離れようとした瞬間だった。
「えっ? 桐生ちゃんなん?」
微かに聞こえたのは覚えのあり過ぎる声。一瞬振り向くも、厄介事に巻き込まれるのは目に見えている。これもきっとヤツなりの策略なのだろう。
よし、行こう。
sanu
DOODLEきりゅちの鼻血吸う兄さんの桐真と、兄さんのお背中描きたくて描いたらきりゅちも書いてみたくなった4代目ifぽい🐉🐍ですTwitterにも同じの載せていたんですが時々こっちにもアップしていきたいと思います。よろしくお願いします! 2
えすやま
DONEオメガバース桐真。本番まで書けなかったので導入部分だけですが続きはガッツリエロになります。捕食 今日の喧嘩は明らかに変だ。
真島吾朗のみぞおちに拳をめり込ませ、吹っ飛んだ身体を見ながら、桐生一馬は思った。
迷惑極まりないストーカーの兄貴分は、いつもの通り強い。だが、何かが違うと、桐生の野生の勘のようなものが囁いてくる。
「兄さ……」
「まだや……終わってへんで! 桐生ちゃん!」
身体のバネを使い、軽やかにバク転して立ち上がった真島は地面を蹴って桐生に向かってきた。
「うぉっ!?」
「ヒャハッ!」
ドスを突きつける真島とその右手首を掴む桐生の力が拮抗する。その時桐生の鼻を掠めたのは、またあの『匂い』だった。
桐生は一瞬だけ力を抜いてドスを顔の横に突き刺して真島の力を逃がす。真島がしまった、と思った時には壁に背中を打ち付けられていた。
1568真島吾朗のみぞおちに拳をめり込ませ、吹っ飛んだ身体を見ながら、桐生一馬は思った。
迷惑極まりないストーカーの兄貴分は、いつもの通り強い。だが、何かが違うと、桐生の野生の勘のようなものが囁いてくる。
「兄さ……」
「まだや……終わってへんで! 桐生ちゃん!」
身体のバネを使い、軽やかにバク転して立ち上がった真島は地面を蹴って桐生に向かってきた。
「うぉっ!?」
「ヒャハッ!」
ドスを突きつける真島とその右手首を掴む桐生の力が拮抗する。その時桐生の鼻を掠めたのは、またあの『匂い』だった。
桐生は一瞬だけ力を抜いてドスを顔の横に突き刺して真島の力を逃がす。真島がしまった、と思った時には壁に背中を打ち付けられていた。
えすやま
DONE優しい桐生さんにちょっと悶々としちゃうゴロ美ちゃんの話。ゴロ美ちゃんは宇宙一可愛い。
二人のアフター「桐生ちゃん、お待たせ♡」
その声に桐生一馬は振り向いて、吸っていた煙草を携帯灰皿に片付けながら改めて声の主の全身を見つめた。
「嫌やわ、そんな舐めるように見んといて♡ そんなにゴロ美がキ・レ・イ?」
真島吾朗――ではなくゴロ美はいつものワンピースの上に白色のファーコートを着て、白いバッグを手に持って立っている。
「ああ……綺麗だ」
桐生が思ったままの言葉を口にすると、ゴロ美は目を見開いて、すぐに桐生から顔を逸らした。その頬は赤らんでいる。
「もぉー♡ 桐生ちゃんは正直やなあ♡」
「本当のことを言ったまでだ。そこ、足元気をつけろよ」
「うん……ありがと」
差し出した桐生の腕にゴロ美は両腕を巻き付けて密着して、言われた通りに段差に気を付けてながら歩き始める。
2442その声に桐生一馬は振り向いて、吸っていた煙草を携帯灰皿に片付けながら改めて声の主の全身を見つめた。
「嫌やわ、そんな舐めるように見んといて♡ そんなにゴロ美がキ・レ・イ?」
真島吾朗――ではなくゴロ美はいつものワンピースの上に白色のファーコートを着て、白いバッグを手に持って立っている。
「ああ……綺麗だ」
桐生が思ったままの言葉を口にすると、ゴロ美は目を見開いて、すぐに桐生から顔を逸らした。その頬は赤らんでいる。
「もぉー♡ 桐生ちゃんは正直やなあ♡」
「本当のことを言ったまでだ。そこ、足元気をつけろよ」
「うん……ありがと」
差し出した桐生の腕にゴロ美は両腕を巻き付けて密着して、言われた通りに段差に気を付けてながら歩き始める。
kota
DONE先日書いた「かずまくんの目標」のつづき。時空を超えたおねショタ桐ゴロです。
小6かずまくんとゴロ美さん。
真島さんは夜の蝶と極道を行き来。
素敵設定お借りしています。
(ょゎ様:@p_vev_q)
つよさの証気がついたら体が勝手に動いた。
俺は子犬を庇うように不良2人組の前に飛び出していった。
学校からの帰り道、「くーん」という弱々しい鳴き声が耳に入った。
声が聞こえた方を振り返ると小さな子犬が一匹、ぷるぷる震えながら地面に座り込んでいる。
そして、その子犬に石をぶつける高校生の男が2人。
極端に着崩した制服に派手な髪、意地の悪い顔。
いかにも不良という出立ちだった。
「へへっ……ビビってやがるぜ、このワン公!」
「ほんっとよえーよな。マジうける」
下品な笑い声とともに地面の石を拾っては子犬に投げつけていた。
(あいつら……っ!)
最悪だ。抵抗できない弱い奴を選んでいじめるなんて。
俺は奥歯をぎりっと噛み締め、不良の背中を睨み付ける。
3671俺は子犬を庇うように不良2人組の前に飛び出していった。
学校からの帰り道、「くーん」という弱々しい鳴き声が耳に入った。
声が聞こえた方を振り返ると小さな子犬が一匹、ぷるぷる震えながら地面に座り込んでいる。
そして、その子犬に石をぶつける高校生の男が2人。
極端に着崩した制服に派手な髪、意地の悪い顔。
いかにも不良という出立ちだった。
「へへっ……ビビってやがるぜ、このワン公!」
「ほんっとよえーよな。マジうける」
下品な笑い声とともに地面の石を拾っては子犬に投げつけていた。
(あいつら……っ!)
最悪だ。抵抗できない弱い奴を選んでいじめるなんて。
俺は奥歯をぎりっと噛み締め、不良の背中を睨み付ける。
kota
DONE小6かずまくんとゴロ美さんの時空を超えたおねショタ桐ゴロ(桐真)。極道と夜の蝶を行き来する真島さんとかずまくんという素敵設定(ょゎ様:@p_vev_q)をお借りしています。許可頂きありがとうございます!今回は極道と夜の蝶を別人だと思ってるかずまくんとその時のこと妄想して書きました。
かずまくんの目標「よう、かずまチャン。元気にやっとるか?」
学校からの帰り道を歩いていると、タバコを咥えた真島が話しかけてきた。
「は、はい……」
最悪だ。俺は真島が苦手だった。
「ゴロ美、今日は出かけとるで!行ってもおらんで!」
「は、はいっ!……じゃあ!」
俺は逃げるように走り出した。
-----
真島と初めて会ったのは、俺がゴロ美さんの家に遊びに行った時だった。
その日は俺の担任の先生が出張に行く日だったので、俺のクラスだけ早く終わった。
俺はさっそくゴロ美さんの家に遊びに行った。ゴロ美さんは夜から仕事をしていると言っていたので昼は家にいるのだ。
いつもは夕方から遊びに行くから、すぐ帰るが、今日は学校が早く終わったから長くゴロ美さんに会える。
2617学校からの帰り道を歩いていると、タバコを咥えた真島が話しかけてきた。
「は、はい……」
最悪だ。俺は真島が苦手だった。
「ゴロ美、今日は出かけとるで!行ってもおらんで!」
「は、はいっ!……じゃあ!」
俺は逃げるように走り出した。
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真島と初めて会ったのは、俺がゴロ美さんの家に遊びに行った時だった。
その日は俺の担任の先生が出張に行く日だったので、俺のクラスだけ早く終わった。
俺はさっそくゴロ美さんの家に遊びに行った。ゴロ美さんは夜から仕事をしていると言っていたので昼は家にいるのだ。
いつもは夕方から遊びに行くから、すぐ帰るが、今日は学校が早く終わったから長くゴロ美さんに会える。
kota
DONE小6かずまくんとゴロ美さんが一緒にいる、時空を超えた桐ゴロです。素敵なおねショタ桐ゴロイラストを見かけてから妄想が止まらなくて書きました。恋愛要素は淡いですが桐真前提の桐ゴロ、おねショタなので大丈夫な方のみお読みください。かずまくんとゴロ美さんのバレンタイン「誰もチョコくれやんかったらゴロ美さんが作ったるわ!」
ゴロ美さんが何気なく言った一言がここ何日かずっと頭の中をぐるぐるしていた。
ゴロ美さんの家に遊びに行って一緒にテレビを見ていた時だった。
バレンタインが近いこともあって、有名ブランドのチョコを集めた催しの紹介やそれに並ぶ客たちにインタビューする内容だった。
「かずまくんはチョコもらうんか?」
急須でお茶を淹れながら、ゴロ美さんは俺に聞いてきた。
「いや……別に……もらわねぇよ。錦は毎年たくさんもらってるけどな」
錦は話し上手で女子たちとも気軽に接しているため、低学年の頃から毎年何人かからチョコをもらっていた。
得意げに話をしつつも、美味いのがあると分けてくれるので、俺も少し食べている。
3005ゴロ美さんが何気なく言った一言がここ何日かずっと頭の中をぐるぐるしていた。
ゴロ美さんの家に遊びに行って一緒にテレビを見ていた時だった。
バレンタインが近いこともあって、有名ブランドのチョコを集めた催しの紹介やそれに並ぶ客たちにインタビューする内容だった。
「かずまくんはチョコもらうんか?」
急須でお茶を淹れながら、ゴロ美さんは俺に聞いてきた。
「いや……別に……もらわねぇよ。錦は毎年たくさんもらってるけどな」
錦は話し上手で女子たちとも気軽に接しているため、低学年の頃から毎年何人かからチョコをもらっていた。
得意げに話をしつつも、美味いのがあると分けてくれるので、俺も少し食べている。