kohacha_m
TRAININGれーくん不在のラジオ番組の話この後しっかり怒られた「やっほ〜。UNDEADの羽風薫です。今週は零くんが撮影でお休みなので俺が一人で担当します。本当は晃牙くんかアドニスくんが代わりに出演するよって言ってくれてたんだけど、あの子達明日も早いからさ。断っちゃった。だから今日は俺一人です。お仕事頑張ってる零くんに応援メッセージとか、あ、あと一人で頑張ってる俺に応援メッセージ待ってます」
マイクの音量を下げると同時にBGMの音量が上がり、あらかじめ録ってあるスポンサーの読み上げが同時に流れる。
CMを挟んで、ブースの外にいるスタッフから合図が送られた。
CMの間に送られてきたメッセージはスタッフが確認し、薫の手元にあるタブレットに送られるようになっている。
1515マイクの音量を下げると同時にBGMの音量が上がり、あらかじめ録ってあるスポンサーの読み上げが同時に流れる。
CMを挟んで、ブースの外にいるスタッフから合図が送られた。
CMの間に送られてきたメッセージはスタッフが確認し、薫の手元にあるタブレットに送られるようになっている。
kohacha_m
TRAINING愛に臆病になりもするけれど、それでも求めてしまうような話。よくわからなくなった欲張り者の話「零くんが好きだよ」
零は特に驚いた様子を見せなかった。だって、互いに気づいていたから。
零が薫を好きで、薫が零のことを好き。
互いに知っていながらこれまでその気持ちを何とか表さないようにしていたのだ。
けれどその境界線を今飛び越えた。
「我輩は……」
その表情が苦しそうなのはきっと薫の告白を拒否しようとしているから。それもわかる。わかってしまうくらい、もう一緒にいたのだ。
朔間零は人間を愛している。けれど受け取ることに臆病なのは、幼い頃からの周囲の彼への接し方が理由としてあるのかもしれない。
そしてきっと、誰か一人に向けて愛を告げることにも。
「俺はさ、勝ち目のない勝負はしたくないのね」
「ほう」
「零くんは俺のことが好きで、俺は零くんのことが好き。簡単なことじゃん」
944零は特に驚いた様子を見せなかった。だって、互いに気づいていたから。
零が薫を好きで、薫が零のことを好き。
互いに知っていながらこれまでその気持ちを何とか表さないようにしていたのだ。
けれどその境界線を今飛び越えた。
「我輩は……」
その表情が苦しそうなのはきっと薫の告白を拒否しようとしているから。それもわかる。わかってしまうくらい、もう一緒にいたのだ。
朔間零は人間を愛している。けれど受け取ることに臆病なのは、幼い頃からの周囲の彼への接し方が理由としてあるのかもしれない。
そしてきっと、誰か一人に向けて愛を告げることにも。
「俺はさ、勝ち目のない勝負はしたくないのね」
「ほう」
「零くんは俺のことが好きで、俺は零くんのことが好き。簡単なことじゃん」
Marilyn_MJ
DOODLErkgk ReiKao🦊 : Don’t try to hug me Sakuma san!!
🦇 :Hmm I think we’ve become closer since last night, Kaoru kun~❤️ 4
しい@れかお
DOODLEスパブリの無配でした。麻雀するアンデたちの小話。CP要素はうっすいです。※零くんの手順はMリーグ22-23レギュラーシーズン三月六日第一試合で起きた中林選手の国士頭ハネの流れを参考にしています。
0.028% 突然だが、零くんが妙な打ち方をしている。
「うん?」
いつもの朔間邸に、いつもの面子。そしていつもの飲み会兼麻雀。各々が適当にくつろぎながら牌をかき混ぜて山を作り、四つずつ牌を掴んで並べていく。
親は零くん、ドラ表は六萬だ。
「薫くん、どうかしたのかえ?」
零くんの河を眺めて思わず疑問符を発した俺に、零くんが小さく首を傾げながら問う。その表情に動揺や困惑なんてものはなにひとつ浮かんでいない。いっそ白々しいとさえ思う。
第一打に赤五筒、続けてドラ筋の七萬を早々に手放した零くんの河はどう見ても派手で異様だ。晃牙くんだって「おいおいマジかよ」と言わんばかりに唖然とした表情を浮かべている。
「いや、どうかしたもなにも」
1880「うん?」
いつもの朔間邸に、いつもの面子。そしていつもの飲み会兼麻雀。各々が適当にくつろぎながら牌をかき混ぜて山を作り、四つずつ牌を掴んで並べていく。
親は零くん、ドラ表は六萬だ。
「薫くん、どうかしたのかえ?」
零くんの河を眺めて思わず疑問符を発した俺に、零くんが小さく首を傾げながら問う。その表情に動揺や困惑なんてものはなにひとつ浮かんでいない。いっそ白々しいとさえ思う。
第一打に赤五筒、続けてドラ筋の七萬を早々に手放した零くんの河はどう見ても派手で異様だ。晃牙くんだって「おいおいマジかよ」と言わんばかりに唖然とした表情を浮かべている。
「いや、どうかしたもなにも」
suS2uz
PAST☆Web再録発行日:2017年2月12日
【Lipstick】
▼ズ!軸の数年後、口紅の広告タイアップを貰う二枚看板の話。
※全年齢本ですが両想い・付き合ってる、キスやもろもろ致してる関係ですのでご注意下さい。
当時お手に取っていただいたみなさま、ありがとうございました! 19
suS2uz
DONEブリデ38で配布していた零薫小話です。両想いになったあとの時系列でNY帰りの零くんをお迎えにくる話。
配布していたものに+1ページと、蛇足の蛇足の言い訳を追記しています。
イベントでお手に取ってくださった皆様ありがとうございました!
次の参加は春コミの予定です。次は新刊出したいです…! 6
しい@れかお
PAST以前お配りしていた小話です。その節は本当にありがとうございました。励みになりました。スパークラー 真夏のピークが去りかけていた、とある日のこと。
帰路に着くべく学院の廊下をひとり歩いていたら、突然背後から「花火をやらないか」と声をかけられた。振り返ったら朔間さんがいた。その手に手持ち花火のセットを抱えて。
「てか、アンタそれどこで買ったの」
「近くのコンビニじゃけど」
「……朔間零もコンビニ行くんだ」
そんなわけで俺はいま、学院の屋上でむさくるしい男と二人、なぜか花火をする羽目になっている。火のついた蝋燭を屋上の真ん中に置いた朔間さんが、花火の袋を喜々として開けた。
「さて、どれからやろうかのう」
「好きなのからやれば」
「それがイマイチ種類が分からんのじゃよ」
まるで正解を探すように、もぞもぞと花火を吟味する姿がまどろっこしい。手持ち花火なんて適当に選んで火をつけるだけでいいのに。
983帰路に着くべく学院の廊下をひとり歩いていたら、突然背後から「花火をやらないか」と声をかけられた。振り返ったら朔間さんがいた。その手に手持ち花火のセットを抱えて。
「てか、アンタそれどこで買ったの」
「近くのコンビニじゃけど」
「……朔間零もコンビニ行くんだ」
そんなわけで俺はいま、学院の屋上でむさくるしい男と二人、なぜか花火をする羽目になっている。火のついた蝋燭を屋上の真ん中に置いた朔間さんが、花火の袋を喜々として開けた。
「さて、どれからやろうかのう」
「好きなのからやれば」
「それがイマイチ種類が分からんのじゃよ」
まるで正解を探すように、もぞもぞと花火を吟味する姿がまどろっこしい。手持ち花火なんて適当に選んで火をつけるだけでいいのに。